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井伊氏ゆかりの三岳城へ 後編

三岳城の案内板を過ぎて少し行くと山道になり、本丸までは20分程の登りとなります。道は下草が刈られ、ある程度は整備されていますが登山道と言っても差し支えない登路です。

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急登を登って行くと一の城桝形門跡とされる地点に出て、道は左右に二分されます。左に行けば三岳山の頂上、一の城の本丸へ、右に行けば二の城に向かいます。二の城の案内板に三岳城の見取り図が載っていますが、見取り図はここの案内板にしかありません。

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標高466mの三岳山山頂の三岳城本丸です。南側に展望があり、パノラマの案内板が設置されています。

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本丸の説明版。この説明板の左側を下ると、説明にある帯状壘段に向かうことができますが、ステップのない急坂となっており道なき道を行く覚悟が必要です。

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斜面を削って作った平坦部が帯状に続いています。これが説明板の言うところの「帯状壘段」と思われますが、山城に築かれる腰曲輪と同じものです。

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更に下ると傾斜は一段と急になり、一段下った所で、右手に回ってみるとその先に石積みを発見しました。これが「壘石阻」と思われますが、石垣と言うよりも土塁の内側に石を積み上げて崩壊を防ぐ構造に見えました。築造から年月が経っていますので、当時のままの姿ではないのかも知れませんが、500年の時を経た遺構を見ることができて感激です。

今回は天候が不安定な上に、あまり時間的な余裕がなかったので西の曲輪とされる地点には行けませんでした。足ごしらえをしっかりして、後日改めて訪問したいと思います。

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井伊氏ゆかりの三岳城へ 前編

浜松市北区引佐(いなさ)町に井伊谷(いいのや)と言う地区があります。かっては静岡県引佐郡引佐町の町役場が置かれたこの地方の中心地で、彦根城を築き、江戸時代を通じて彦根藩を治めた井伊氏発祥の地です。

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引佐町時代に作られたマンホールのふたが今も残されています。

井伊氏は井伊谷の城山に井伊谷城を築き、居城としていましたが、南北朝時代には後醍醐天皇の第四皇子、吉良親王を擁して三岳山に三岳城を築いて北朝方に対抗しました。しかし奮戦むなしく1340年1月に三岳城は落城してしまいました。

時代は下って戦国時代、三岳城は再び戦の場となりました。1514年、遠江国の守護職を今川氏と競っていた斯波義達は井伊氏を従えて三岳城で今川勢を迎え撃ったのです。ところが、掛川城主朝比奈備中守の猛攻に三岳城は落城してしまい、以後城として使われることはなかったとされています。

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国道257号線、井伊谷交差点を東進すると三岳神社に通じる林道に出ます。高度を上げて上っていくと三岳神社手前に道標がありました。設置者は文部省・浜松市となっており、三岳城が国指定の史跡であることが判ります。

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その少し先の道路右脇に三岳城の由来を記した看板が設置されています。なぜ駐車場のある三岳神社ではなく、道路脇に設置されているのか不思議です。

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その手前にある三岳神社への参道。三岳城への案内標識がありますが、かなりの急登です。

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三岳神社への石の参道。三岳城時代に作られたものか、後世に築かれたのか判りませんが、いずれにしても鎧姿でこれを登るのは大変そうです。

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石段を登りきると、かつて3の城となっていた三岳神社に出ます。手前の車道の先に三岳城の案内板があり、登城口となっています。


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あのCMが好きじゃない

CMは、限られた短い時間に茶の間に伝えたいメッセージをいかに表現するかに工夫が凝らされていて、思わずうならされてしまうものも少なくありません。かつてはCMの時間はトイレタイムなどと言われたこともありましたが、シリーズになっているものは続編が待ち遠しいものもあります。

ところが、私が大嫌いなCMがあります。それは缶飲料を飲むシーンのCMなのですが、実に嘘っぽく感じて、その商品の記憶が残りません。撮影では実際に飲むことは無いようで、缶の持ち方からして空であることが丸わかりです。人間は正直なもので、実際に物を持つとそれなりに筋肉が動きます。つまり、空き缶と中身の入った缶では力の入り方が違うのですが、それが全く表現できていません。また缶に口を着ける表現も、実際の液体を飲むそれとはかけ離れています。いかにも軽く持って、飲むふりをしているのが手に取るように判ってしまいます。

かつて三船敏郎がビールのCMに出演した際は、リハーサルの時から実際に飲んでいたそうですが、実にリアルティに富んだCMでした。現在では飲酒を奨励することになると言うことで、ビールを飲むシーンはNGとなっているようですが、ユーザーに美味しさを伝えたいのなら、実際に飲んで美味しさを表現するのが当然ではないでしょうか。

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静岡空港が7年連続の赤字

先日、静岡空港の経常収支が公表されましたが、16億9300万円の赤字で、開港以来7年連続の赤字となりました。静岡空港は空港空白県の静岡県が、悲願として着工に漕ぎ着けたもので、最後の地方空港と呼ばれました。地方空港とは地方公共団体が設置し管理する空港のことで、建設には多額の県費が投入されました。

設置の理由として、災害時の拠点となる空港が必要であることと共に、年間138万人の利用が見込めるとしていましたが、実際に開港してみると初年度がわずか36.4万人、2年目でも59.3万人でやっと予想の43%の惨憺たる結果です。このため、着陸料や駐機料の減免をして利用する航空会社を支援していますが、2015年でも69.9万人と100万人の大台には程遠い状況です。

不振の理由としては当初から指摘されていた、利便性の悪さです。近隣に羽田、セントレアの大きな空港があり、定期便はこちらを利用する方がはるかに便利です。アクセスも西部の浜松市から車で50分かかりますが、セントレア利用の場合でも1時間20分と30分しか違いません。

定期便数でも千歳便で見ると、静岡空港が16:15発のANAの1便しかないのに対し、セントレアでは7:10の始発便から19:05の最終便まで17便が利用可能です。始発便を利用すれば、わざわざ前日に一泊する必要はありません。羽田へのアクセスに有利な東部地区でも同様の事情です。

このように前途多難な静岡空港ですが、県の試算によれば312億円の経済波及効果があり、2150人の雇用を創出して県内の経済に貢献しているとしています。また課題だった国内便の搭乗者数も2014年の20.4万人が2015年には39万人と増える傾向にありますので、更なる関係者の努力が望まれます。

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三菱自動車の再出発に暗雲

日産の傘下に入り、度重なる不祥事からの再出発をすることになった三菱自動車が再起を期したテレビCMで思わぬチョンボをしでかしてしまい、苦境に陥っています。

三菱は「2016 秋 再出発篇」として同社のスタッフの業務に取り組むシーンを織り交ぜた構成のCMを製作しましたが、その中のキャンプのシーンで星空を覗く設定の反射望遠鏡が、なんと天地を間違えて設置されたまま撮影し、放映してしまったのです。安全が至上命題で、ミスが許されないカーメーカーとしてこれは致命的な失態です。

撮影は専門スタッフが行ないますから三菱に直接の責任はないのですが、それでも出来上がった映像についてチェックする責任があります。反射望遠鏡は望遠鏡入口から入った光線を望遠鏡の底に取り付けた凹面鏡で反射させ、入り口付近設置された斜鏡で接眼レンズに反射させて倒立した映像を見る構造です。つまり、実際に接眼レンズを覗いていれば、望遠鏡の向きを間違える失態に気づく筈ですが、形だけの撮影をしていたため、撮影スタッフはミスに気づきませんでした。反射望遠鏡は通常立って操作するので、少しかがんだ姿勢で覗くことになりますが、入り口を下に向けた状態では接眼レンズの位置がかなり低くなってしまいますので、覗くのも大変だったろうと思います。

しかも三菱は「星空見上げるプロジェクト」と題したネットの特設ページで、三菱自動車は、星空を見上げることから、私たちがこの地球(ほし)と対話するきっかけを作っていきます」とアピールをしていたのに、天体望遠鏡の初歩的な知識さえなかったことを露呈させてしまいました。

本件は本業とは関係のないことですが、再出発のスタートが思わぬことで更なるダメージを受けることになってしまった訳で、三菱の本気度が本当に問われる事態です。

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本拠地で大谷がサヨナラ打

今年の日本シリーズは、カープがペナントレースの勢いそのままに2連勝。一矢報いたいファイターズが本拠地で黒田投手から勝ち越したのもつかの間、たちまち同点に追いつかれ流れはまたしてもカープにと思われた10回裏、ランナー2塁で3番大谷の通打でファイターズが劇的なサヨナラ勝ちを収めました。

現役引退を表明した黒田の最後の登板かと思われましたが、両足の張りで6回でまさかの降板、大谷とのまさに死闘を思わせる好ゲームでした。黒田投手は大谷に対し、全ての持ち球を披露してみせ、若き後継者にエールを送ったようです。

それにしても日本最速の165Kmを投げたかと思えば、大舞台で黒田から2塁打を飛ばし、最高の場面でサヨナラ打を放つなど怪物としか思えない活躍に脱帽です。

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タイフーンが三沢をベースに日英共同訓練

英空軍のタイフーン戦闘機4機が、日英共同訓練「ガーディアン・ノース16」に参加するため来月6日までの予定で三沢基地に駐留しています。タイフーンは航空自衛隊のF-Xの候補になった戦闘機で一定のステルス性を備え、アフターバーナーを使用せずに超音速飛行が可能なスーパークルーズ能力がある最新鋭の機体です。

日本側はF-15、F-2戦闘機を使い、タイフーンと戦闘訓練を行なうことになっています。F-2はステルス性を考慮した機体ですが、タイフーンはそれを上回るステルス性を備えていますので、これをどのように探知できるのかは、空自にとってまたとない機会です。

訓練は日本海側と太平洋側の空域で行なわれますが、双方ともガメラレーダーの異名を持つ高性能の J/FPS-5レーダーが設置された大湊分屯基地の覆域にありますので、タイフ-ンのステルス性能を確認するには絶好の場所と言えます。

また、日英は装備の共同開発について協力関係にあり、訓練を通じて信頼関係を深めることは双方にとって利益となります。F-Xでは米ロッキードマーチンのF-35を選定しましたが、対艦攻撃能力のある戦闘機は現状ではF-2しか保有していませんので、将来的にF-3が配備されるまでの繋ぎとして、タイフ-ンを導入することも十分考えられます。訓練に合わせ、今後ファロン国防相らが来日することも、こうした推測を裏付けるものとも考えられます。

国防に関する経費が高騰する中、一国で全てを賄うのが年々困難な状況となっています。我が国と似たような地理的環境にある英国との協調は、効率的な装備の調達にとって大変有益なことであり、今後の推移が注目されます。

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離陸上昇中のF-2戦闘機です。

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肌寒い朝

今朝は珍しく寒さで目が覚めました。温度計を見ると室温は19℃と20℃を割り込んでいました。今朝の最低気温は15℃ほどでしたので、この秋一番ではなかったのですが、体感としては結構肌寒く感じます。午後からは雨の予報、一雨ごとに空きが深まっていくようです。

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野鳥が良く見られる季節です。

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浜松エアパークで.T-4の展示飛行

本日、.浜松エアパークでT-4練習機の展示飛行がありましたので、行って来ました。T-4は空自串本分屯基地創立記念行事に参加し、浜松基地に帰着するところをエアパーク北側のエプロンを見学者に開放したものです。

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今日は時間帯によっては陽射しもあったのですが、T-4飛来時には生憎の曇天となってしまいました。

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背景があった場合は、どうしてもピントが引っ張られて.しまいます。

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着地の瞬間。エンジン上のエア-ブレ-キが開いているのが判ります。

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見学者席前を低速タキシングで通過するT-4。見学者が手を振ってパイロットの労をねぎらっていました。

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ガーデンパークの秋

孫と一緒にガーデンパークに行って来ました。昨日は特にイベントはありませんでしたが、それなりの人出で、遠方のナンバーもちらほら見られました。

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一面のコスモス。平坦な畑ではなく、丘陵地なのが美しさを引き立てているようです。

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緑の中にも色付きが見られ、秋らしさを感じます。

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名前も知らない見たこともない花ですが、形に惹かれました。

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白いバラが一輪。つぼみの内は赤いのでしょうか?

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二人連れの移動を待ちましたが、動いてくれません。後で見たら、何かの撮影のようでした。

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季節外れのキキョウが何輪か咲いていました。

季節ごとの草花が売り物のガーデンパークですが、何時行っても期待を裏切りません。スタッフの努力がしのばれます。

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田部井淳子さんが死去

20日、女性初のエベレスト登頂で知られる登山家の田部井淳子さんが腹膜がんで死去しました。田部井さんは1975年5月、女性として初めてエベレスト登頂を果たし、世界中を驚かせました。田部井さんはその後も登山活動を続け、世界七大陸最高峰を制覇した世界初の女性登山家にもなりました。

田部井さんは小柄で、体力的に恵まれているとは言えませんでしたが登攀能力に優れ、1969年には女性だけの登山隊でアンナプルナIII峰(7555m)に遠征して登頂に成功するなど女性初のヨーロッパ三大北壁を成し遂げた今井通子氏と共に、女性登山家の草分けとして知られていました。

田部井さんは女子登攀クラブを設立するなど、女性の登山活動をリードする一方、登山家の男性と結婚、一女の母となりましたが、その後も登山を続け、エベレスト登頂後は、著書「エベレストママさん 山登り半生記」を執筆したり、テレビに出演するなど精力的に活動していました。

謹んでご冥福をお祈りします。

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倉吉市で震度6弱の強い地震

本日午後2時7分頃、鳥取県中部を震源とするマグニチュード6.6の強い地震があり、倉吉市、湯梨浜町、北栄町で震度6弱を観測しました。揺れは九州中部から関東までの広い範囲で観測されており、熊本地震に匹敵する規模だったことが判ります。家屋の全壊も発生しているようですが、幸い今のところ死者は出ていないようなのが何よりです。

当地浜松でも震度1~2の揺れを観測しましたが、ビルの高層階ではゆらゆらとかなり大きな揺れとなったようです。私はその時間は仕事の最中で、恥ずかしながら全く地震には気づきませんでした。東日本大震災以来、日本列島は地震が活発化して各地で大きな地震が発生しています。

災害は忘れた頃にやって来るとは良く言ったものですが、まさか自分の所ではと、油断することが一番危険です。今回の地震を機に、もう一度防災への気構えを新たにすることが大切なのではないでしょうか。

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東日本大震災で崩れた石垣を修復中の白河小峰城。400年の風雪に耐えた強固な石垣も強い揺れには敵いませんでした。

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もっとバイクの活用を

先日のエアフェスタ浜松見学の際に、駐車場対策として50ccのスクーターを利用しました。エアフェスタ浜松は大変人気のある航空祭で、各地から愛好家がやって来ることもあり、周辺の道路は大変混雑します。バイクは基本渋滞しらずなので、毎回バイクを利用していますが、前回使ったのは昨年のエアフェスタ以来なので、ほぼ一年ぶりです。

原付バイクの法定速度は時速30kmですが、これはまだ自家用車が普及する前に決められた速度で、実際にこの速度で走行すると常に車に追い抜かれる形になり、万一横から飛び出しなどがあった場合でも、中央寄りにハンドルを切ることができないので、大変神経を使います。私は以前400ccのバイクに乗っていたので、道路の端を走るのは余計ストレスが溜まりました。

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400cc単気筒のホンダFT-400です。東京在住の友人に代理購入してもらったので、品川ナンバーでした。

今回走っていてふと気が付いたのですが、125ccのバイクが目立ちました。125ccのバイクは小型限定普通二輪免許以上の二輪免許が必要ですが、道路中央を走行でき、速度も時速60Km走行ができること二人乗車ができることなど実用性と安全性が評価されているようです。

ところで、少し前に普通免許でこの125ccのバイクに乗れるように法令改正の動きがあると伝えられました。国内では小型限定普通二輪免許以上が必要ですが、海外では普通免許で運転できるのが一般的で、海外に足並みを揃える狙いがあるようです。

これに対して、二輪の運転経験がない人に125ccまでを開放するのは安全の観点から、いかがなものかと言った反対意見が出されていますが、30Kmしか出せない現行の50ccで走行する方が、はるかに危険だと思われますので、この動きには大賛成です。

勿論、最低限の運転技術や安全知識は必要でしょうから、必要な講習の修了者に限れば安全も確保できると思います。以前から言われていますが、バイクは路面の専有面積が車よりもはるかに小さく、駐車のスペースも少なくて済むため、市街地に適した乗り物です。交通混雑緩和のため、もっとバイクを活用すべきと考えます。

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議会をズル休みで市議が海外登山

多くの登山愛好家にとって海外登山は夢です。しかし海外の山に登るにあたっては、時間・資金・技術・体力など越えなければならない多くのハードルがあります。私も縁あって、かつて海外の山に登る機会を得ましたが、当時の勤務先を三ヶ月休職しています。多くのサラーリマンにとって、海外登山は夢のまた夢で終わることが少なくありません。

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3842mのエギュード ミディ直下にて。実はここまではロープウエイで登ることができます。これから隠れたクレバスがあるメールドグラス氷河を下降するので、安全のためにロープを結んでいます。

そんな登山愛好家の神経を逆なでするようなニュースがありました。なんと、市議会副議長が議会に嘘の欠席届を出し、3週間も海外の登山に出掛けていたことが発覚したのです。欠席中の9月29日には、予算案を始め17本の議案の採決があり、このことは当然ですが事前に判っていたことです。議会審議よりも趣味のプライベートを優先するとは言語同断。市民からは議員辞職を求める声が上がっているそうですが、当然です。

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本日の最高気温は29.1℃の予想

10月も半ばを過ぎて最低気温が20℃を切る日々が続き、最高気温も20℃台前半に落ち着いて、気温の上からもやっと秋を実感できるようになりました。昨日は雨だったこともあり、この秋になって初めて上着を着て外出しました。ところが、夕方の予報を聞いてびっくり仰天。なんと本日の最高気温が29℃と、真夏日に迫る温度になると言うことです。

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最近の浜松の最低・最高気温をグラフにしてみました。点線は平年の平均気温です。こうして見ると、最近はやっと平年値に落ち着いていたことや、今日の最高気温がとんでもなく高いことが見て取れます。

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そろそろ10月も下旬に差し掛かるのに30℃に迫る気温では、やっと涼しさに慣れた体が悲鳴を上げそうな気がします。

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エアフェスタ浜松番外編

中日新聞朝刊によれば、晴天に恵まれたエアフェスタの来場者数は13万5千人だったと言うことで、来場者数では入間基地に次ぐ人気の航空祭です。航空自衛隊、そしてブルーインパルス発祥の地として、毎年ブルーインパルスが参加することも人気の一つになっているのかも知れません。ちなみに昨年14万7千人の来場者数があった小松基地の航空祭は、9月の悪天候に祟られて、今年は7万2千人と激減してしまいました。

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地上展示のF-2戦闘機。浜松基地にはパイロットの訓練生が搭乗するT-4練習機が配備されていますが、戦闘機の部隊は配属されていません。なので、日頃戦闘機を見る機会はありません。航空祭は、日頃見ることができない機体を見ることができる絶好の機会なので、多くの見学者を集めていました。

ところで、実は浜松基地にもF-2とF-15の戦闘機が配備されています。毎年地上展示されるF-2とF-15は浜松基地で整備の教育に使用されている本物の機体です。

訓練生が整備の習得に使用している機体なんて、実際に飛べるのか疑問に思うかも知れません。係りの方に聞いたところ、公表はされていないが、F-2とF-15は時々は実際に浜松の空を飛んでいるそうです。

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F-15戦闘機に搭載されたAAM-3(白い方)とAAM-4(青い方)対空ミサイルです。AAM-3は相手が発する赤外線を追いかけて命中する、サイドワインダーと同じ種類の短距離ミサイルです。

AAM-4はレーダーを搭載したミサイルで、相手の近くに来たら自らレーダーを作動させて相手を捉えて命中します。ミサイルの直径は20Cm程しかありません。通常戦闘機が搭載しているレーダーは直径60~90cm位ですから、それの約1/4の大きさです。アンテナの性能は面積に比例しますので、戦闘機のレーダーと比べると1/16の性能になってしまうことになりますが、こんな小さなミサイルの中に精密なレーダーやそれを駆動する電源が詰まっていることに感心するばかりです。

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基地防空用ミサイル。航空基地は有事の際に航空機や巡航ミサイルの攻撃対象になります。特に浜松基地は日本で唯一のAWACSの配備基地なので、重要目標とされる可能性があります。これを迎え撃つのが地対空ミサイルで、高空の目標はパトリオットが担いますが、低空からの侵入や巡航ミサイルはこの短距離地対空ミサイルが対処します。同種のミサイルは陸上自衛隊が11式短距離地対空誘導弾として配備していますが、空自では基地防空用地対空誘導弾としています。射程は非公表ですが、10~15Km程度と見られます。

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こちらがミサイル発射統制装置。レーダーで捉えた目標をミサイルに伝えて発射します。発射機とは通常ケーブルで接続されますが、無線で情報伝達することも可能だそうです。これ1台で2台の発射機の管制を行ないますが、それ以上の管制もできるそうです。

陸自の03式中距離地対空弾道弾(中SAM)の場合はレーダーと射撃管制装置が別車両となっていますが、こちらは一つに纏められているので、2両のコンビで発射が可能なコンパクトなシステムです。

日頃目にする機会のない数々の装備が見られるのもエアフェスタの魅力です。

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エアフェスタ浜松2016

今日は昨日よりも雲が多い予報でしたが、予報に反して素晴らしい晴天に恵まれました。例年多くの人出で賑わいますので、バイクで会場に向かいましたが、既に多くのバイクが到着しており、人気の高さがうかがえます。

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地上展示されているアクロバットチーム、ブルーインパルスの1番機(隊長機)です。大変高度な演技を披露してくれますが、元はT-4練習機なので意外と小ぶりな機体です。

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基地上空で行なわれる展示飛行で、旋回して加速する岐阜基地から飛来のF-4EJファントム。相当年季の入った機体ですが、機動飛行を披露してくれました。

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機体下部の様子が良く判ります。

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同じく岐阜基地から飛来したF-2戦闘機。技本カラーの機体です。

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F-2はエンジンが単発の機体なので、双発の機体に比べると心なしか爆音は控えめな気がしました。

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小松基地から飛来したF-15J戦闘機。アフターバーナー全開で加速します。

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こちらもアフターバーナーで加速して急上昇するF-15Jです。

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こちらは地上展示のF-15J。いつもは見学者側に機首を向けて展示されていましたが、今年は会場の中央に展示されていたので、普段は見ることができない機体後部も見ることができました。

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同じくF-2戦闘機。排気口の上に制動用パラシュートのドラッグシュート格納部が確認できます。

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別のアングルから。

昨年は閉幕後に退場するのに、バイクにもかかわらず1時間もかかったので、ブルーインパルスの演技は割愛して会場を後にしましたが、昨日よりも雲の少ない空模様でしたので後ろ髪を引かれる思いでした。

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エアフェスタ浜松2016前日予行

航空自衛隊浜松基地の航空祭であるエアフェスタ浜松2016は16日日曜日の開催ですが、前日の今日、予行練習がありましたので、浜松基地に隣接するエアパークに行って来ました。今朝は雲一つない晴天だったので、気を良くして家を出たのですが、午後になってよりによって南の空に雲が出てしまったのが残念でした。

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迷彩塗装のC-130H輸送機。迷彩つながりで、C-1輸送機を連想していまいました。

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着陸態勢のE-2C早期警戒機。三沢基地からの移動です。

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ブルーインパルスの離陸。本日は4機と2機に分かれての離陸でした。

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順光での航空機撮影は久しぶりです。

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快晴の青空と白い機体のコンビネーションに、カメラのAFもしっかり反応して

くれました。

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編隊を組んでのロール飛行。シャッターのタイミングが難しい演技です。

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順光を浴びての演技は、それだけで見ごたえがあります。

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今日は今年購入した新しいレンズを試してみましたが、これまでのレンズよりスムーズにピントが合ってくれた感じです。

初めて航空祭で飛んでいる航空機を撮った時は、機材の性能が追い付かず、

悔しい思いの連続でしたが、今日はそんなにストレスを感じることはありませんでした。

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トヨタとスズキが大接近

ホンダとヤマハの提携話に時代を感じていたら、今度はトヨタとスズキの提携話が突如発表になり、大きな話題となっています。スズキは過去の排ガス規制に際し、トヨタからエンジン供給を受けた実績がありましたので、いずれこうなるのではと思っていましたが、このタイミングかと少々驚きました。

70年排ガス規制に関しては、多くのメーカーが達成を困難視し、既存エンジンに触媒を加えて乗り切ろうとしましたが、ホンダは独自にCVCCエンジンを開発し、世界に先駆けて米国のマスキー法をクリアしました。一方、スズキは全く対応ができず、トヨタに泣きついて急場をしのぎました。その後はインドに進出して成功を収めるなど、海外展開を進めて今日に至っています。

月日は巡って、再び環境が重視される時代となりました。新時代に対応する動力や自動運転技術などカーメーカーに莫大な資金が要求され、下位メーカーはその負担に耐え切れなくなっています。(下記表を参照)スズキはフォルクスワーゲンと提携することで、主要技術の供与を受けようとしましたが、ワーゲンの支配下に置かれることが判って提携を解消してしまいましたので、残された選択肢はトヨタしかありませんでした。

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ところで、豊田社長との共同記者会見で、鈴木会長の活舌が何時になく悪かったのが気になりました。このあたりに提携話に至ったタイミングの真相が隠されているのかも知れません。

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将棋連盟三浦九段にスマホ不正疑惑

日本将棋連盟が、第29期竜王戦の挑戦者三浦九段を12月31日までの出場停止処分としたと発表しました。三浦九段は今年の夏頃から、対局の終盤になると不自然に席を立つことが多く、複数の棋士から不正を疑う声が上がり、11日には常務会で聴き取り調査が行われました。

調査に対し、三浦九段は「別室で体を休めていた」などと説明した模様ですが、同時に休場の意向を示し、休場届を求められたにも関わらず、休場届を提出しなかったことから処分に至ったものです。

連盟では、スマートフォンなどで将棋ソフトを利用し、有利な指し手を探す不正行為を防止するため、今月5日付けで対局時に電子機器を持ち込むことを禁止する内規を12月から導入することを発表していました。

対局中に局面を離れて休養するなどと言うことはこれまで聞いたことがなく、残念ながら三浦九段の主張には納得できません。近年、コンピューターソフトと囲碁や将棋が対戦していますが、最近では過去の対戦データーを無限に活用できるコンピューターが優位に立つようになっています。棋士は相手の一手を受け、次の指し手をいくつもシミュレーションして自分の指し手を決定します。当然時間の制限の中で行なわれますが、将棋ソフトを使えば楽して指し手を探すことができる訳で、著しく不公正となります。

三浦九段の不正が確定した訳ではありませんが、敵前逃亡とも取れる休場をしたことから疑惑を認めたと受け止められても仕方ありません。ただ、三浦九段も地力があってこそ九段の地位にある訳ですから、今後は李下に冠を正さずで正々堂々と対局して欲しいものです。

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浜松上空をF-15戦闘機が飛行

本日11時頃、窓の外に聞き慣れない航空機の大きなエンジン音が響きました。浜松基地のT-4練習機は、連日上空を訓練飛行で飛んでいますが、それとは比較にならない轟音です。今週末の16日には航空自衛隊浜松基地で、エアフェスタ16が開かれるため、その練習のための飛行ではないかと思いましたが、我が家から遠く離れた基地上空での飛行のため、何が飛んでいるのか、中々判りませんでした。

二階に上がって雲の切れ間から飛行機を見ると、遠目ではっきりしませんが、どうやらF-15戦闘機のようです。例年エアフェスタには石川県の小松基地からF-15戦闘機が飛来して展示飛行を披露するのですが、予行練習をしたのは聞いたことがないように思います。もしかしたら、今年は特別なプログラムがあるのかも知れません。

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対空ミサイルを搭載したF-15J戦闘機です。

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イエメン沖で米駆逐艦にミサイル攻撃

北朝鮮による弾道ミサイル発射実験や核実験が懸念される中、10日に中東イエメン沖を航行中の米国の駆逐艦メイソンに対艦ミサイル2発が発射される攻撃がありましたが、ミサイルは手前の海上に落下し、船体や乗員に被害はありませんでした。イエメン沖では先月30日にもUAEがチャーターしている高速輸送船スウィフトに対して対艦ミサイルが攻撃がありました。ミサイルに被弾したスウィフトは船体がアルミ製だったこともあって大破炎上し、乗員22名が死亡しましたが、沈没だけは免れました。

攻撃したのは、イエメンで反政府活動を行なっているフーシ派と連携するサーレハ前大統領の勢力と見られ、中国製のC-802対艦ミサイルを使用したものと見られています。スウィフトは基準排水量940トンと小型の輸送船のため、自艦を防御する装備を搭載していないため、ミサイルの直撃を受けましたが、駆逐艦メイソンは自艦防御のためのECM(電子欺瞞装置)を作動させて、ミサイルを手前の海面に誘導させて無効化させたものと思われます。

C-802はフランスのエグゾセ対艦ミサイルを模倣した輸出専用のミサイルで、サウジアラビアと敵対しているイラン経由で入手されたものと見られます。C-802は目標に近づくと自身のレーダーで相手を補足して突入しますが、ECMはニセの電波を発信して自分の位置を欺瞞し、相手のミサイルを撹乱します。今回は2回ともECMが有効に機能したものですが、C-802の対ECM能力(ECCM)が低いことが明らかになった形です。

C-802は本家の中国ではYJ-83の名称で主力対艦ミサイルとして配備されています。本家版のYJ-83の能力については今のところ実戦での使用実績がありませんので、今回の結果を見て、直ちに低性能だと判断することはできません。

もしかしたら米国は密かに海底からの回収を試みているかも知れません。

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陸上から沖合の艦船を攻撃するための陸自の12式地対艦誘導弾です。 防衛省の資料より

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コングラチュレーション!

昨日は3連休の中日、日曜日の大安でした。都内に暮らすカミさんの甥が急に結婚することになり、夫婦で結婚式に出席するためディズニーランド近くのホテルまで車で出かけて来ました。連絡を受けたのが先週の土曜日の午後でしたが、一週間後の挙式と聞いて思わず絶句しました。

あまりに超特急の結婚式でしたので、ご両家はもっと、てんやわんやだったと思いますが、おめでたいことに変わりはありません。

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秋の大安の日の挙式には、相当前に式場を押さえるのが相場ですが、わずか1週間前に確保できたのは正に奇跡としか思えません。これも神の思し召しかも知れません。

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無事に式を挙げて、祝福を受ける二人。帰りの車中からはディズニーランドの打ち上げ花火が見えましたが、まるで二人の門出を祝っているかのようでした。

〇君、〇〇さん、おめでとうございます。どうぞ末永くお幸せに!

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XASM-3はどうなった?

防衛省は増勢著しい中国の艦艇対策として、従来の亜音速の空対艦ミサイルの後継として新型の超音速空対艦ミサイルを開発しており、今年度が最終年度となっています。総仕上げとして、退役した護衛艦しらねを使って実射試験を行なうことになっていますが、一向に動向が見えません。実射試験は日本海で行なわれると見られ、標的となる元護衛艦のしらねも試験用に改造されているはずですが、何の情報も漏れて来ません。

今年は北朝鮮が立て続けに日本海でミサイルの発射実験を行なっていますので、その影響かとも思いますし、春には参議院選挙もあったので、時期を見送ったとも思っていましたが、10月に入っても何の動きも見られません。特に開発が難航しているとも伝わっていませんので、タイミングを計っているだけと思いますが、それにしても気がかりです。

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公表されている白の塗装がされたXASM-3対艦ミサイル。 防衛省の資料より

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新兵器投入

先日の仙丈ヶ岳の登山の折り、事前情報でベースとなる北沢峠はラジオの電波が入りにくいということだったので、現在持っているラジオがやや大振りということもあってラジオを持って行きませんでした。結果、天候の情報入手や深夜の暇な時間の持て余しで、持参しなかったことを大いに後悔する羽目となりました。

そこで本日、思い切って新しいラジオを購入することにしました。以前電車通勤していた頃に、車中の暇対策に小型のラジオを使っていましたので、そのようなタイプのラジオを探しましたが、思うような機種が見当たりません。散々迷った挙句、当初思っていたものとは若干違いますが、これならなんとかと言うものを購入しました。帰宅してスイッチを入れてみましたが、感度もまあまあのようです。次回の登山の際には是非持って行くつもりです。

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紅茶にノロウィルス消毒作用

静岡県環境科学衛生研究所の発表によれば、紅茶に含まれるポリフェノール中のテアフラビンにノロウィルスの消毒作用があることが確認されたということです。既に消毒剤として商品化されているタンニンの10倍の消毒効果があることも判ったそうで、既に県内企業が商品化に取り掛かっているそうです。

お茶に含まれるカテキンには殺菌効果があることは広く知られていますが、テアフラビンについては初耳です。静岡県民が長寿であることと、緑茶の摂取量が多いことが関連付けて考えられていますが、このような成分があるとなると緑茶長寿説の信ぴょう性が高まったような気がします。

なお、当局によれば直接紅茶を飲んでも、ノロウィルスに効果はないそうです。

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9月新車販売でNボックスがプリウスを抜いて首位に

プリウスと言えば、トヨタが誇る燃費NO.1のハイブリッドカーで先月まで9か月連続で損車販売の首位の座を堅持していました。一方のNボックスですが、こちらもホンダの売れ筋No.1の軽自動車ですが、燃費ではライバルに遅れを取っています。そんなNボックスが、9月の新車販売台数でプリウスを抜いて、首位になったのですから快挙と言うほかはありません。

本日、日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した9月の新車販売台数によれば、ホンダのNボックスが2万406台、トヨタのプリウスが2万43台とわずか350台ほどの差で、Nボックスが首位の座に就きました。軽自動車のNボックスが販売台数1位になったのは、車両価格が手ごろなこと、日常の足としての使い勝手が良いことに加え、メーカーとして統一した外観イメージに好感を持った結果ではないかと思います。

逆にプリウスについては、ダントツの燃費性能については万人が認めるところですが、いかにもHV車然とした外観は好き嫌いが分かれる傾向がありました。景気の先行きに不透明感が漂いだしたことも、車両価格が安いNボックスが支持された所以かも知れません。何にしても、トヨタのベストセラーカーであるプリウスの進撃をライバルのホンダの軽が止めた訳で、次月でのトヨタの巻き返しが注目されます。

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ヤマハがホンダからスクーターのOEMを検討

今朝の日経新聞の記事を見て驚きました。業界2位のヤマハ発動機が、ライバルで業界トップのホンダから国内で販売する50ccのスクーターのOEM供給を受ける検討に入ったというものです。OEMと言うのは相手先ブランドのことで、この場合はホンダがヤマハのエンブレムを付けたスクーターを作ってヤマハに供給することになります。OEMはカーメーカーでも広く行われ、マツダがスズキから、日産が三菱から軽自動車のOEM供給を受けています。

但し、かつてヤマハはホンダに対して強いライバル意識を持ち、シェアNO.1の座を巡ってHY戦争と呼ばれる激しい販売合戦を繰り広げ、ヤマハの攻勢を迎え撃ったホンダは新車ラッシュ作戦を取り、毎週1車種、1年間に50車種の新車を投入すると言う、とんでもない物量戦を行いました。私の在籍していた会社もこの騒ぎに巻き込まれ、設計変更や生産台数の見直しが頻発し、とんでもない状況になったことを思い出します。

最終的にホンダが勝利を収めた形になりましたが、年間50車種の開発は開発能力をはるかに超えており、粗製乱造の感は免れないものが目立ちました。無理な増産をしたヤマハも同様に多くの在庫を抱え、大量の人員整理を余儀なくされて企業体力を落としました。

今日、バイクの販売台数は下落の一途をたどり、小型排気量の車種の生産は、ほとんどが海外に移ってしまいました。ホンダも一時は海外生産にシフトしていましたが、昨年から熊本製作所での生産に再シフトしていました。当地浜松はホンダ発祥の地であり、ヤマハ、スズキ(現在は浜松市内、当時は可美村)もその周辺で起業したバイクにとっては聖地のような場所ですから、生産の大半が海外に移転してしまった現状は寂しい限りです。このような中、生き残りをかけてかつてのライバル同士が手を握ることは、かつてを知る者にとっては隔世の感がありますが、両者にとってメリットがあるのであれば、変なプライドは横に置いて推進して欲しいものだと思います。

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祝!ノーベル医学生理学賞に大隅東工大栄誉教授

本年度のノーベル医学生理学賞が大隅東京工業大学栄誉教授に授与されることが発表されました。詳細を知りたいと思い、帰宅してNHKの7時のニュースを見ましたが、トップニュースは台風18号の沖縄地方接近のニュースで拍子抜けでした。確かに沖縄地方には特別警報が発令されましたので、緊急度の観点からは妥当な判断だったと思いますが、受賞に水を差す結果となってしまった感は否めません。

今年の受賞者候補にも挙げられており、各方面から順当な受賞と評価されています。受賞理由となったオートファジーについては、今後がんやパーキンソン病への治療薬の開発などが期待されており、今後益々業績についての評価が高まることが予想されます。

正直なところ、私は大隅氏については全くの無知でしたが、彼の研究者としての足跡を見ると、短期的な成果を追い求めるのではなく、あくまでも基礎的な疑問を愚直に解明し続ける姿勢には感心するばかりです。後進の研究者に対しても、必ずしも成功が約束されるものではないが、自身が感じた疑問に対しどのように解明するかが重要だと述べ、研究一筋に歩んで来た強い信念と真摯な姿勢が感じられました。

昨今、短期的に産業化でき、企業の収益に直結するような成果を期待し、地道な基礎的な分野の研究予算を縮小する傾向が進んでいます。昨年の同賞受賞者の大村北里大学特別栄誉教授の研究もそうでしたが、長年の地道な研究があってこその成果であって、投資効果を追求するのであれば、そもそも研究自体が認められなかったかも知れません。大隅氏の研究成果の医療野への応用も、その後多くの研究者が着目する中で注目されるようになった訳で、最初から医療分野への応用を狙っていたのではありません。

知的好奇心の探求、簡単なようですが一生をかけて実践できるのは本当にすごいことです。

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停車中の高速バスに大型トラックが追突

昨日未明、新東名の岡崎SAの東方3kmの上り本線上で、ブレーキ故障のため停止表示板を設置して路肩に停車中の高速バスに大型トラックが追突し、社外で車体を点検中の運転手2名が死亡する事故が発生しました。

バスは停止表示板を手前に設置していましたので、当然ハザードランプも点灯させていたものと思われ、トラックの運転手の脇見、または居眠り運転の可能性が高いと考えます。トラックによる追突死亡事故としては5月の山陽道下り線で渋滞の車列にトラックが追突し、乗用車の母子3名が死亡し、6名が重軽傷を負う事故や3月には同じ山陽道「八本松トンネル」での多重追突事故で2名が死亡、発生した車両火災などで67名が負傷する事故が起きています。

国交省はこうした追突事故に対して自動ブレーキの搭載を義務付けていますが、いずれも新規に製造される車両にしか適用されませんので、全てのトラックに搭載されるまでには相当な期間が必要と思われます。自動ブレーキでは評価の高いスバル車の場合、搭載車は75%も衝突事故を減らすことができたとされており、長距離運転が多く、居眠り運転が起きやすい大型トラックでの普及こそが望まれます。

復旧までの過渡的な措置として、せめて居眠り警告装置や追突警告装置があれば、少しでもこのような事故が防げるのではと思いますので、設置車には保険料を割引、未設置車には割り増しするなどの措置が必要なのではないでしょうか。

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開田高原そば祭り

新蕎麦の季節となりました。各地で新蕎麦の収穫を祝うイベントが催されていますが、友人たちと誘い合わせて開田高原に行って来ました。

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収穫前の開田高原のソバ畑。今朝は雲が低く立ち込め、雨も降りましたが、夜明けと共にガスは薄らいでいきました。

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開田高原の、のどかな田園風景。水が豊富なので、水車も軽やかに回っています。

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刈り取った蕎麦の実を天日干しで乾燥させます。乾燥の方法は地域によって異なります。

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打ちたての新蕎麦をふるまうメイン会場。かけ、もり各々500円で食べることができます。

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セルフ方式で販売される盛り蕎麦。紙コップの中身は蕎麦湯です。

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開田高原特産の「すんき漬け」をトッピングしたすんき蕎麦。200食の限定です。

すんきは野沢菜のような菜っ葉を乳酸発酵させた漬物で、かつては野沢菜同様、冬場の保存食でした。

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地元有志による太鼓演奏。そば祭りを盛り上げます。

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地震と電波

京都大学情報研究科の梅野健教授のグループが大地震の際に電離圏の電子の数が異常に増加する現象を発見したと発表しました。梅野教授によれば、2011年の東日本大地震(M9.0)の直前に上空60Kmで電子が異常に増加する現象を確認、その後本震の前後に発生したマグニチュード7クラスの地震でも同様の現象が起きていたことが確認されたと言うことです。

このニュースを聞いた時、あれ以前にも似たような話があったのではと思い出しました。改めて調べてみると、八ヶ岳南麓天文台の串田台長がFM電波を使った「串田法」と呼ばれる方法で地震の前兆現象を長期にわたって観測していると言うものです。

串田台長は流星雨の観測にFM電波を利用し、流星の出現時に遠くの地域のFM放送が聞こえることで流星を観測していました。するとペンレコーダーの記録に見たこともない波形が現れ、その後大きな地震が発生したことからFM電波による地震の観測を1995年から続けていると言うものです。

電波は電離層によって反射することにより、地表と電離層の間を何回かバウンドして遠方まで届きます。流星による電離層の変化は極めて短時間ですが、地震の影響による電離層の変化は何日も前から発生するのだそうです。観測の精度を高めれば、地震の予知に極めて有効ではないかと思いますが、梅野氏が在野の研究者のためか、公的機関からの援助はないようです。

電離層がなぜ地震の前に変化するのかについては、これまで地震学者は真剣に取り組んできませんでしたが、電気通信大学の早川正士教授が、GPS電波の観測から東日本大地震の前に電離層の境界面(高度80Km)が一時的に低くなっていたことを発見しています。観測によれば本震の発生5~6日前に夜間の観測データーの平均振幅が極端に短くなることが確認されえいます。

この発見は、梅野氏の遠くのFM電波がなぜ受信できるのかを科学的に証明するものです。地震の影響によって電離層の高度が下がり、電波の反射条件が変わることで、普段は電離層を突き抜けてしまう電波を反射し、受信が可能となる訳です。

現在は3者がそれぞれ独自の立場で研究を行っていますが、それぞれの手法を一元的に扱えば、もっと効率良く観測精度を高められるのではないかと思いますので早く国が主導して本格的な観測体制を整備することが望まれます。地震学者は、現在の技術では地震の予知は不可能としていますが、これだけ歴然とした前兆現象がある以上、不作為で放置することは許されないと考えます。

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