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2016年10月 5日 (水)

ヤマハがホンダからスクーターのOEMを検討

今朝の日経新聞の記事を見て驚きました。業界2位のヤマハ発動機が、ライバルで業界トップのホンダから国内で販売する50ccのスクーターのOEM供給を受ける検討に入ったというものです。OEMと言うのは相手先ブランドのことで、この場合はホンダがヤマハのエンブレムを付けたスクーターを作ってヤマハに供給することになります。OEMはカーメーカーでも広く行われ、マツダがスズキから、日産が三菱から軽自動車のOEM供給を受けています。

但し、かつてヤマハはホンダに対して強いライバル意識を持ち、シェアNO.1の座を巡ってHY戦争と呼ばれる激しい販売合戦を繰り広げ、ヤマハの攻勢を迎え撃ったホンダは新車ラッシュ作戦を取り、毎週1車種、1年間に50車種の新車を投入すると言う、とんでもない物量戦を行いました。私の在籍していた会社もこの騒ぎに巻き込まれ、設計変更や生産台数の見直しが頻発し、とんでもない状況になったことを思い出します。

最終的にホンダが勝利を収めた形になりましたが、年間50車種の開発は開発能力をはるかに超えており、粗製乱造の感は免れないものが目立ちました。無理な増産をしたヤマハも同様に多くの在庫を抱え、大量の人員整理を余儀なくされて企業体力を落としました。

今日、バイクの販売台数は下落の一途をたどり、小型排気量の車種の生産は、ほとんどが海外に移ってしまいました。ホンダも一時は海外生産にシフトしていましたが、昨年から熊本製作所での生産に再シフトしていました。当地浜松はホンダ発祥の地であり、ヤマハ、スズキ(現在は浜松市内、当時は可美村)もその周辺で起業したバイクにとっては聖地のような場所ですから、生産の大半が海外に移転してしまった現状は寂しい限りです。このような中、生き残りをかけてかつてのライバル同士が手を握ることは、かつてを知る者にとっては隔世の感がありますが、両者にとってメリットがあるのであれば、変なプライドは横に置いて推進して欲しいものだと思います。

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