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2016年10月27日 (木)

三菱自動車の再出発に暗雲

日産の傘下に入り、度重なる不祥事からの再出発をすることになった三菱自動車が再起を期したテレビCMで思わぬチョンボをしでかしてしまい、苦境に陥っています。

三菱は「2016 秋 再出発篇」として同社のスタッフの業務に取り組むシーンを織り交ぜた構成のCMを製作しましたが、その中のキャンプのシーンで星空を覗く設定の反射望遠鏡が、なんと天地を間違えて設置されたまま撮影し、放映してしまったのです。安全が至上命題で、ミスが許されないカーメーカーとしてこれは致命的な失態です。

撮影は専門スタッフが行ないますから三菱に直接の責任はないのですが、それでも出来上がった映像についてチェックする責任があります。反射望遠鏡は望遠鏡入口から入った光線を望遠鏡の底に取り付けた凹面鏡で反射させ、入り口付近設置された斜鏡で接眼レンズに反射させて倒立した映像を見る構造です。つまり、実際に接眼レンズを覗いていれば、望遠鏡の向きを間違える失態に気づく筈ですが、形だけの撮影をしていたため、撮影スタッフはミスに気づきませんでした。反射望遠鏡は通常立って操作するので、少しかがんだ姿勢で覗くことになりますが、入り口を下に向けた状態では接眼レンズの位置がかなり低くなってしまいますので、覗くのも大変だったろうと思います。

しかも三菱は「星空見上げるプロジェクト」と題したネットの特設ページで、三菱自動車は、星空を見上げることから、私たちがこの地球(ほし)と対話するきっかけを作っていきます」とアピールをしていたのに、天体望遠鏡の初歩的な知識さえなかったことを露呈させてしまいました。

本件は本業とは関係のないことですが、再出発のスタートが思わぬことで更なるダメージを受けることになってしまった訳で、三菱の本気度が本当に問われる事態です。

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コメント

この問題、今朝の中日新聞5面に取り上げられていました。多くの人の知るところになれば、それはそれで広告としては効果があったことになるのですが・・・。

投稿: 雨辰 | 2016年10月27日 (木) 08時41分

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