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2016年10月28日 (金)

静岡空港が7年連続の赤字

先日、静岡空港の経常収支が公表されましたが、16億9300万円の赤字で、開港以来7年連続の赤字となりました。静岡空港は空港空白県の静岡県が、悲願として着工に漕ぎ着けたもので、最後の地方空港と呼ばれました。地方空港とは地方公共団体が設置し管理する空港のことで、建設には多額の県費が投入されました。

設置の理由として、災害時の拠点となる空港が必要であることと共に、年間138万人の利用が見込めるとしていましたが、実際に開港してみると初年度がわずか36.4万人、2年目でも59.3万人でやっと予想の43%の惨憺たる結果です。このため、着陸料や駐機料の減免をして利用する航空会社を支援していますが、2015年でも69.9万人と100万人の大台には程遠い状況です。

不振の理由としては当初から指摘されていた、利便性の悪さです。近隣に羽田、セントレアの大きな空港があり、定期便はこちらを利用する方がはるかに便利です。アクセスも西部の浜松市から車で50分かかりますが、セントレア利用の場合でも1時間20分と30分しか違いません。

定期便数でも千歳便で見ると、静岡空港が16:15発のANAの1便しかないのに対し、セントレアでは7:10の始発便から19:05の最終便まで17便が利用可能です。始発便を利用すれば、わざわざ前日に一泊する必要はありません。羽田へのアクセスに有利な東部地区でも同様の事情です。

このように前途多難な静岡空港ですが、県の試算によれば312億円の経済波及効果があり、2150人の雇用を創出して県内の経済に貢献しているとしています。また課題だった国内便の搭乗者数も2014年の20.4万人が2015年には39万人と増える傾向にありますので、更なる関係者の努力が望まれます。

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