« エアフェスタ浜松2016 | トップページ | 本日の最高気温は29.1℃の予想 »

2016年10月17日 (月)

エアフェスタ浜松番外編

中日新聞朝刊によれば、晴天に恵まれたエアフェスタの来場者数は13万5千人だったと言うことで、来場者数では入間基地に次ぐ人気の航空祭です。航空自衛隊、そしてブルーインパルス発祥の地として、毎年ブルーインパルスが参加することも人気の一つになっているのかも知れません。ちなみに昨年14万7千人の来場者数があった小松基地の航空祭は、9月の悪天候に祟られて、今年は7万2千人と激減してしまいました。

Pa160018r16

地上展示のF-2戦闘機。浜松基地にはパイロットの訓練生が搭乗するT-4練習機が配備されていますが、戦闘機の部隊は配属されていません。なので、日頃戦闘機を見る機会はありません。航空祭は、日頃見ることができない機体を見ることができる絶好の機会なので、多くの見学者を集めていました。

ところで、実は浜松基地にもF-2とF-15の戦闘機が配備されています。毎年地上展示されるF-2とF-15は浜松基地で整備の教育に使用されている本物の機体です。

訓練生が整備の習得に使用している機体なんて、実際に飛べるのか疑問に思うかも知れません。係りの方に聞いたところ、公表はされていないが、F-2とF-15は時々は実際に浜松の空を飛んでいるそうです。

Pa160024r16

F-15戦闘機に搭載されたAAM-3(白い方)とAAM-4(青い方)対空ミサイルです。AAM-3は相手が発する赤外線を追いかけて命中する、サイドワインダーと同じ種類の短距離ミサイルです。

AAM-4はレーダーを搭載したミサイルで、相手の近くに来たら自らレーダーを作動させて相手を捉えて命中します。ミサイルの直径は20Cm程しかありません。通常戦闘機が搭載しているレーダーは直径60~90cm位ですから、それの約1/4の大きさです。アンテナの性能は面積に比例しますので、戦闘機のレーダーと比べると1/16の性能になってしまうことになりますが、こんな小さなミサイルの中に精密なレーダーやそれを駆動する電源が詰まっていることに感心するばかりです。

Pa160028r16

基地防空用ミサイル。航空基地は有事の際に航空機や巡航ミサイルの攻撃対象になります。特に浜松基地は日本で唯一のAWACSの配備基地なので、重要目標とされる可能性があります。これを迎え撃つのが地対空ミサイルで、高空の目標はパトリオットが担いますが、低空からの侵入や巡航ミサイルはこの短距離地対空ミサイルが対処します。同種のミサイルは陸上自衛隊が11式短距離地対空誘導弾として配備していますが、空自では基地防空用地対空誘導弾としています。射程は非公表ですが、10~15Km程度と見られます。

Pa160027r16_2

こちらがミサイル発射統制装置。レーダーで捉えた目標をミサイルに伝えて発射します。発射機とは通常ケーブルで接続されますが、無線で情報伝達することも可能だそうです。これ1台で2台の発射機の管制を行ないますが、それ以上の管制もできるそうです。

陸自の03式中距離地対空弾道弾(中SAM)の場合はレーダーと射撃管制装置が別車両となっていますが、こちらは一つに纏められているので、2両のコンビで発射が可能なコンパクトなシステムです。

日頃目にする機会のない数々の装備が見られるのもエアフェスタの魅力です。

|

« エアフェスタ浜松2016 | トップページ | 本日の最高気温は29.1℃の予想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/171584/64360424

この記事へのトラックバック一覧です: エアフェスタ浜松番外編:

« エアフェスタ浜松2016 | トップページ | 本日の最高気温は29.1℃の予想 »