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2016年11月11日 (金)

民間開発ロケットが宇宙へ

ロケット開発ベンチャー企業のインターステラテクノロジズは、これまで北海道の地で独自にロケット開発を進めて来ましたが、いよいよ2017年1月に宇宙空間に到達するロケット「モモ」の打ち上げを目指しているようです。

我が国のロケット開発は糸川博士を中心とする東京大学宇宙航空研究所と宇宙開発事業団(現JAXA(宇宙航空研究開発機構))の公的機関が中心となって推進されて来ましたが、今回初めて民間主導で開発されたロケットが宇宙を目指すことになる訳です。米国では既に民間企業のスペースX社がファルコン9ロケットを開発し、国際宇宙ステーションへ物資輸送するドラゴン輸送船を打ち上げています。

ファルコン9ロケットと比べればインターステラテクノロジズの「モモ」は全長9.9メートル、直径0.5メートルでエタノールを燃料に使う比較にならない位に小規模な機体ですが、NASAから300億円の開発費の支援を受けたスペースX社と違い、飽くまでも独自の資金のみで開発したロケットです。

宇宙高度への打ち上げに成功すれば、次のステップとして2019年頃に20Kg未満の超小型衛星の打ち上げを目指すことになります。1月と言えば北海道は厳冬期で、天候が心配ですが、何とか成功を収めて欲しいものです。

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