中国軍機6機が宮古海峡を通過
中国軍機の宮古海峡通過も珍しいことではなくなりつつありますが、昨日25日には太平洋側を迂回して来たH-6爆撃機2機、Tu-154情報収集機1機、Y-8情報収集機1機の編隊と東シナ海方面から飛来したSu-30戦闘機2機が海峡上ですれ違う宮古島東方の太平洋上で合流し、宮古海峡を通過すると言う、これまでにない飛行パターンで通過をしました。自衛隊は那覇基地のF-15J戦闘機をスクランブル発進させて対応しましたが、防衛省が発表したSu-30の写真が大変に不鮮明でした。
防衛省は他国の艦船や航空機が接近した際に、事実と位置関係、そして相手方の写真を公表しています。発表される写真はこちらの探知能力を秘匿するためか、鮮明でない場合もありますが、それにしても今回はちょっと度を越していました。
クリックすると画像が拡大しますので、Su-30の不鮮明さが際立つと思います。何故、こんな写真を公表したのでしょうか?理由はいくつか考えられます。
①上手く写真が撮れず、仕方なくなんとか写せたものを公表した。
②Su-30に想定外の兵器が搭載されていたので、鮮明な写真を控えた。
③Su-30が自衛隊機に近距離接近など危険な行為をしたので、証拠として撮影したが切り札として温存するため、あえて不鮮明な写真を出した。
ちょっと気になるのが、写真の背景で、Su-30の写真だけが背景が白い雲となっています。防衛省は発生日は公表しますが、通常詳細な時間までは明らかにしていません。このため、Su-30の写真だけが海峡上ではない可能性があります。そのことも含めて、特に秘匿する理由はないのにと思いますが、とにかく不自然です。
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コメント
中国が今回の飛行について公表しましたが、その中でH-6の写真が今回のものとは別であることが明らかになりました。今回の写真は、今年9月25日に飛来した時に撮影されたものであったようです。
何故わざわざそのような労を費やすのか?何かあると勘ぐられて仕方ありません。
投稿: 雨辰 | 2016年11月26日 (土) 19時22分