トランプは御免
米国大統領選挙が最終版を迎え、情勢が混とんとしています。トランプ氏の女性蔑視発言によって一時はクリントン氏が支持率でリードしていましたが、先月末になって突然FBIがクリントン氏のメール問題の再捜査を公表したことで、俄然トランプ氏が勢いづいている模様です。世論調査の結果は混乱し、トランプ氏が逆転したとするものや相変わらずクリントン氏がリードを保っているものなど様々です。
最終的には米国国民が選ぶことですが、米国大統領は世界最強の米軍の最高司令官となりますので、極端に偏った外交方針を取ろうとするトランプ氏が当選した場合は、世界中に混乱が起きることが懸念されます。
トランプ氏はロシアのクリミア併合を容認するなど、西側陣営の価値観を無視し、海外に駐留する米軍を削減させるなど第一次大戦後のように自国優先の内向的な外交方針を目指しています。こうした考え方は力による外交を推し進めている中・露を勇気付けることになり、それによる新たな外交問題が噴出することが心配されます。
わが国ついても対中国問題などで大きな影響が出ることになるだけに、8日の選挙結果が注目されます。
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