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2016年12月14日 (水)

名護市沖でオスプレイが不時着水

昨夜午後9時30分頃、沖縄県名護市安部沖に米軍キャンプシュワブ所属のオスプレイ1機が不時着し、大破しました。この事故で乗員5名の内2名が負傷しましたが、全員米軍の救難ヘリに収容されました。現時点まで事故の詳細は明らかにされていませんが、通常は搭載していないゴムボートが搭載されていたとの情報があることから、夜間のヒーローキャスト訓練を行なっていたものと見られます。

ヒーローキャストとは敵地潜入などのため、海面近くを飛行するヘリコプターから兵士が海面めがけて飛び降りることで、陸上自衛隊の西部方面隊でも実施されています。ヒーローキャスト訓練そのものは夜間に限って行なうものではありませんが、有事の際に行うには、相手に発見されないように夜間に行なう方が成功の確率が高まります。

海兵隊は常に実戦に備えた訓練を行なっていますので、今回もそれに準じた訓練だったと思います。この訓練では兵士の安全のため低速、低高度で行なう必要がありますが、夜間目標物の無い海上を飛行するのはそれなりの練度が必要です。にもかかわらず事故を起こしてしまったのは機体の異常か、パイロットの操縦ミスと思われますが、現時点での原因は不明です。

今回の事故に関して、「市街地での事故が心配」との声が上がっていますが、この種の訓練は海上で行なわないと意味がなく、市街地では当然行いません。また、稲田防衛大臣が米軍に飛行停止を要請しましたが、米軍自身が事故の詳細を把握するまで飛行を再開することはなく、却ってこのような申し入れをすることで国民の不安を煽ってしまうことになってしまうので、かなり拙い対応と言わざるを得ません。申し入れは早期の原因究明と再発防止で十分でした。

Mv22

事故を起こしたのと同型のMV-22オスプレイ  防衛省の資料より

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