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2016年12月 1日 (木)

覚醒剤の恐怖

歌手のASKAこと宮崎容疑者が覚醒剤取締法違反で再び逮捕されましたが、直前の異常行動について連日マスコミガ伝えています。逮捕の直接の原因となったのが、宮崎容疑者自身からの盗聴・盗撮を訴える110番通報でした。覚醒剤を常習的に摂取していると、被害妄想に陥ったり、幻覚に襲われるようになると言うことですが、宮崎容疑者の行動はまさにそれを裏付けるような異常さでした。

そもそも犯罪に手を染めていれば、本能的に警察を避ける筈ですが、あろうことか自ら警察に通報するのですから、覚醒剤に精神が完全に支配されていたことが窺えます。しかも、自らマスコミに接触して自身の潔癖を大真面目で訴えるのですから、その深刻さが判ります。

覚醒剤で罪に問われた人の内、50歳以上では再犯率88%に上るそうですが、宮崎容疑者もその中の一人となってしまいました。前回の逮捕で多くのものを失い、新たなスタートを誓ったはずなのに、わずかの間に再びクスリに手を出してしまったようですが、これこそが薬物乱用のこわさです。

前回の逮捕では初犯と言うこともあって、執行猶予の付いた有罪判決でしたが、かえってそれが仇となった模様です。覚醒剤のこわさは、もう大丈夫だろうと思っても、ひょんなことから再び手を出してしまうことです。今回の事件は、改めて覚醒剤の恐ろしさを教えることとなった訳です。

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