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2016年12月22日 (木)

沖縄北部訓練場の半分超が返還

沖縄県北部の山間部に位置する米軍の北部訓練場7500ヘクタールの内、4000ヘクタールが本日、我が国に返還されました。北部訓練場は陸海空の各部隊が、対ゲリラ戦の訓練場として使用しており、返還に伴い残存する区域に新たなヘリパッドを造営していますが、反対するグループとの間で度々トラブルが発生していました。

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北部訓練場の大まかな位置です。

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オレンジ色の部分が今回返還された区域です。 (出典:防衛省)

今回返還された4000へクタールは沖縄の米軍基地の17.7%にあたり本土復帰後、最大の返還面積となります。北部訓練場はやんばると呼ばれる豊かな森林地帯にあり、今後は観光資源として活用されることが期待されています。

新たなヘリパッドが高江集落に近いと批判されていますが、訓練場中央区域は山岳地帯であり、維持管理に必要な県道70号線にアクセスできる平坦な場所となると、どうしても海岸近くになってしまい、純粋に技術的に選定した結果と思われます。

なお、翁長知事は当初返還を歓迎するとしていましたが、ここに来てヘリパッドをオスプレイが使用することを理由に批判する姿勢に転じました。しかし海兵隊が旧型ヘリをオスプレイに更新することは何年も前から決まっていたことであり、ここに来て主張を変えることはおかしな話で不見識と言われても仕方ありません。

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