高梨沙羅がW杯今季開幕戦で圧勝
いやあ、もう別格としか言いようがありません。女子スキージャンプ・ワールドカップ開幕戦で、高梨沙羅が優勝し45勝目を上げて優勝記録を更新しました。一昨年は距離が伸びずに低迷し、個人総合優勝を逃しましたが、昨年は復活して17戦中14勝し、優勝回数を44勝に伸ばしていました。
高梨は身長152cmと小柄なため、ルール上スキー板が短く規制されて飛距離で不利な立場ですが、それを技術でカバーして大柄な外国人選手を上回る飛距離を出しているのですからあっぱれと言う他はありません。スポーツ選手の場合、成長に伴って骨格と筋肉のバランスが崩れ、フォームが崩れることがありますので二十歳になって今季の成績が心配でしたが、2本とも距離を揃えて初戦で見事優勝しました。
ワールドカップ優勝回数の2位は米国のサラ・ヘンドリクセンの13回、男子ではフィンランドのあのマッチ・ニッカネンが46回ですから、いかに高梨が突出して強いのかが判ります。男子の優勝回数1位はオーストリアのグレゴア・シュリーレンツァウアーの53回なので、あと8勝で追いつく計算ですが、高梨の年齢を考えれば十分達成可能と思われます。果たしてどこまで記録を伸ばすのか、頼もしくも末恐ろしい選手です。
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コメント
高梨すごいと思っていたら、早くも今季2勝目を上げ、通算46勝目となってあっさりニッカネンと並んでしまいました。どうやら今季も独走しそうな気配です。
投稿: 雨辰 | 2016年12月 4日 (日) 06時09分