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2017年1月28日 (土)

F-35とF/A-18を比較しようとするトランプ

最初に言っておきますが、私はトランプ大統領を全く評価しない立場です。彼のやること為すこと全てに合理性がなく、これほど無能と感じる指導者を見るのは、やり切れない思いでいっぱいです。

トランプ氏は就任前にF-35の価格が高いことを批判し、メーカーであるロッキード・マーティンのCEOを呼び付けて値下げを強要していましたが、今度はマティス国防長官が同様のことを言い出しました。

マティス国防長官はF35が米国の国防上の要求を満たしつつ、1機当たり約1億ドル(約115億円)の費用を「大幅に削減する」方法を模索するとし、価格が大幅に安いボーイングのF/A-18EスーパーホーネットとF-35を比較し、F/A-18Eが国防上の要求を満たすことができるかも検討すると言っています。

彼が何を根拠にF-35を高いと判断したのかは判りませんが、価格だけを比較すればF/A-18Eがおよそ82億(諸説あり)であるのに対し、F-35が115億ですからF-35の方が高くなっています。しかし、F/A-18Eの価格は大量生産された結果での価格であるのに対し、F-35は初期生産の段階で、今後量産化によるコストダウンが見込まれます。

F35

F-35A (出典:防衛省)

そして何より両者が比較にならないのはF-35は第5世代戦闘機であるステルス機と言うことです。F/A-18Eもある程度のステルス性を備えているとのことですが、本格的ステルス機の敵ではありません。

そしてF-35が先進的なのは電子戦能力を備えていると言うことです。先日F-35Bが岩国基地に配備されましたが、その時の広報でF/A-18E戦闘機、AV-8攻撃機、EA-6電子戦機を更新する機体であるとしています。EA-6は相手機の通信やレーダーを妨害する装置を装備しており、相手レーダーがこちらを捕捉できない役割を果たします。つまりF/A-18EとEA-6が組まないと発揮できない能力をF-35は最初から備えているのです。

物の価値は見かけ上の価格とその機能によって評価されるのが一般的です。高級乗用車クラウンは高価ですが、軽乗用車と比較して高すぎると批判する人は見かけませんが、トランプ氏はそんな人に見えて仕方ありません。

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