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寒い日が続きますが

今が一年で一番寒い時期ですが、今年は梅や寒桜の開花が早いようで、寒さで縮こまりがちな気持ちを和らげてくれています。そんな中、野鳥たちも元気に飛び交っていますが、エサの乏しい季節なので、例年通りミカンの給餌を始めたところ、毎日ヒヨドリが顔を見せてくれます。

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昨年はペアで来ることもありましたが、今年は今のところ1羽だけです。

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かなり警戒心が強く、常に辺りを気にしています。

一旦給餌を始めると止めるタイミングが難しいのですが、春を実感できるまで、かわいい姿を眺めたいと思います。

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米国内のテロ死者数の実態

トランプ大統領は米国内でのイスラム系テロリストによるテロを防止するとして、イスラム圏7カ国からの入国を停止する大統領令に署名し、世界中で混乱を引き起こして各地で抗議行動が多発する事態となっています。

では、さぞ米国内でテロが多発しているのだろうと統計を見てみると、以下はCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の2005年から2014年までの10年間の平均の死者数です。

・イスラム聖戦主義の移民による殺人     2人

・極右テロリストによる殺人            5人

・全てのイスラム聖戦主義者による殺人    9人

・武器を持った幼児による死者         21人

・落雷による死亡                  31人 

・芝刈り機による事故               69人

・バスによる交通事故死             264人

・ベッドからの転落死               737人

・アメリカ人による銃を使った殺人    11、737人

・肥満が原因の死亡            154、884人 (2000年から2005年の平均)

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この統計によれば全てのテロによる死者数は年平均で16人ですが、銃による殺人の犠牲者はその733倍の11737人です。銃を社会に野放しにしている方がはるかに問題だと思いますが、自動車の問題もそうですが、彼のやることはどこかピントがズレています。               

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高梨沙羅がW杯通算50勝!

W杯ジャンプ女子個人第12戦は29日、ルーマニア・ルシュノブで行われ、1回目2位の高梨沙羅が97・5メートルを飛んで逆転優勝しました。今季6勝目で通算50勝を達成しました。男女を通じて史上2人目の大台で、W杯最多の53勝を挙げている男子のシュリーレンツァウアー(オーストリア)にあと3としました。

ここ最近の5試合で優勝を逃していましたが、ここに来て調子を取り戻していましたので優勝は時間の問題と見られていましたが、6戦ぶりに表彰台の中央に返り咲きました。ここ5試合は優勝から遠ざかっていましたので、相当プレッシャーがあったと思われますが、それを跳ね除けての優勝は本当にすごいと思います。早く53勝を達成して、以後は伸び伸びと記録を更新して欲しいと思います。

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F-35とF/A-18を比較しようとするトランプ

最初に言っておきますが、私はトランプ大統領を全く評価しない立場です。彼のやること為すこと全てに合理性がなく、これほど無能と感じる指導者を見るのは、やり切れない思いでいっぱいです。

トランプ氏は就任前にF-35の価格が高いことを批判し、メーカーであるロッキード・マーティンのCEOを呼び付けて値下げを強要していましたが、今度はマティス国防長官が同様のことを言い出しました。

マティス国防長官はF35が米国の国防上の要求を満たしつつ、1機当たり約1億ドル(約115億円)の費用を「大幅に削減する」方法を模索するとし、価格が大幅に安いボーイングのF/A-18EスーパーホーネットとF-35を比較し、F/A-18Eが国防上の要求を満たすことができるかも検討すると言っています。

彼が何を根拠にF-35を高いと判断したのかは判りませんが、価格だけを比較すればF/A-18Eがおよそ82億(諸説あり)であるのに対し、F-35が115億ですからF-35の方が高くなっています。しかし、F/A-18Eの価格は大量生産された結果での価格であるのに対し、F-35は初期生産の段階で、今後量産化によるコストダウンが見込まれます。

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F-35A (出典:防衛省)

そして何より両者が比較にならないのはF-35は第5世代戦闘機であるステルス機と言うことです。F/A-18Eもある程度のステルス性を備えているとのことですが、本格的ステルス機の敵ではありません。

そしてF-35が先進的なのは電子戦能力を備えていると言うことです。先日F-35Bが岩国基地に配備されましたが、その時の広報でF/A-18E戦闘機、AV-8攻撃機、EA-6電子戦機を更新する機体であるとしています。EA-6は相手機の通信やレーダーを妨害する装置を装備しており、相手レーダーがこちらを捕捉できない役割を果たします。つまりF/A-18EとEA-6が組まないと発揮できない能力をF-35は最初から備えているのです。

物の価値は見かけ上の価格とその機能によって評価されるのが一般的です。高級乗用車クラウンは高価ですが、軽乗用車と比較して高すぎると批判する人は見かけませんが、トランプ氏はそんな人に見えて仕方ありません。

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対馬仏像盗難事件で韓国司法がとんでも判決

2012年、対馬市の観音寺から長崎県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」が盗まれ、2013年になって韓国で窃盗団が逮捕されました。仏像はその際、韓国政府に押収されて保管されていましたが、所有権を主張する浮石寺が提訴し韓国政府との間で裁判となっていました。

今日の判決で、韓国の大田(テジョン)地裁は26日、仏像を保管している韓国政府に対し、韓国の浮石(プソク)寺に引き渡しを命じる判決を出しました。判決は仏像について「浮石寺の所有と十分に推定できる」と認め、「正常でない過程」で対馬市の観音寺に移され、韓国政府は浮石寺に仏像を引き渡す義務があると言い渡しました。

これは実に呆れた判決で、まともな論理に立脚したものとは到底思われません。まず浮石寺の所有と十分に推定できるとしていますが、その根拠が少しも明確ではありません。そもそも14世紀に浮石寺が所有していた証拠が全く見当たりません。仮に所有していたとして略奪された明白な証拠もありません。

韓国では中世に国家による仏教の弾圧があり、1407年の弾圧では88の寺が、1424年の弾圧では36の寺が存続を許されましたが、浮石寺はその双方に含まれておらず、廃寺となっていました。もし本当に所有していたとしてもその時点で売却した可能性さえもない訳ではありません。

その一方で観音寺が正当な手段で入手したことは認めずに、「正常でない過程」で入手したと断定しました。これまた根拠は不明です。しかも、正当に入手したことを立証する義務は観音寺にあるとしました。浮石寺が所有していた証拠を提示できなくても所有を認定したのとは真逆の判断です。

日韓両国は盗難文化財の返還を求めた文化財輸出入等禁止条約(1972年発効)に加盟しており、同条約に基づき韓国政府が返還しようとしたことに対し、法を守るべき裁判所が国際条約を無視して仏像を浮石寺に引き渡すよう求めたことは、韓国の司法界がまともに機能していないことを全世界に公言したのと同じです。

我が国は、引き続き韓国政府に対して仏像の返還を求めるだけですが、韓国と言う国家の質が問われる事態です。

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日本はもっと試作機開発を

開発の遅れで納入時期が再三遅れているMRJは、先日5回目となる納入延期を発表して2018年半ばとしていた納入開始が2020年になることを明らかにしました。最新のジェット旅客機の製造経験のない三菱重工にとって、MRJは技術的な課題が多くあり、海外から構成部品を導入するなど必要な手段を講じて来ましたが、想定を上回る事態となり更なる設計変更が必要となった模様です。

ここで思い起こされるのが先進技術実証機のX-2です。X-2は防衛省が将来戦闘機の技術要素を開発し、その飛行を実証するための試験機としてたった1機だけ製造され、現在飛行試験が行われています。X-2は技術実証のための機体であるため、これが戦闘機として量産されることはありません。

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試験飛行中のX-2。 (出典:防衛省)

こうした試作機を作って飛ばすことにより、設計図だけでは見えなかった多くのことが判るようになります。現在開発が続けられている米国のF-35戦闘機も、開発を決定するにあたりX-32とX-35の2種類の機体を試作し、各種試験を行なった結果X-35の量産化を決定しました。

我が国では新型航空機を新規開発する機会は極めて限られていますので、どうしてもMRJのようにぶっつけ本番となってしまいます。これはある意味仕方ないことではあるのですが、量産化の前に試作機を作っておけば、防ぐことができた項目も多い筈です。X-2の開発費は394億円と言うことですが、我が国の航空産業、そして防衛力の維持発展のためと考えれば、決して大きな数字ではないと考えます。もっと積極的に試作機を開発すべきではないでしょうか。

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数字の読めないトランプ大統領

史上最低の大統領と判断せざるをトランプ大統領が、早速TPP協定離脱の大統領令に署名して現在のTPP協定を無効にしてしまいました。TPP協定は加盟国が多大な時間と労力をかけて交渉し、なんとか調印にこぎつけた多国間協定ですが、国内で何の審議もしないまま、いきなり協定の破棄に等しい離脱をすることは、これらの国を侮辱する大変非礼な行為です。

理由として貿易収支の赤字や失業率の増大を挙げていますが、これらの全てが事実でなく、トランプという一人の老人の思い込みによるもので、この老人の暴走を止めることのできない米国の政治機構も困ったものです。

トランプ氏はNAFTAに代表される自由貿易によって米国の失業者が増大したと言っていますが、これは大変な嘘です。

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表は米国の失業率を年別に表したものです。NAFTAの発効が1994年ですから、もしそうであるなら、失業率は上がり続けているはずですが、実際は全く逆で、2000年まで下がり続けました。その後増減しますが、6%を超えることはありませんでした。失業率が大きく跳ね上がるのは2008年のリーマンショック以降ですが、それも2010年をピークに下がり続けています。

トランプ氏の主張とは異なり、貿易額と失業率はリンクしていないのは明らかです。失業率の増減は米国国内の産業構造の変化によるものであり、産業構造を製造業からサービス産業に軸足を移した米国の国内事情によるものです。製造業が軽んじられ、マネーゲームが過熱する過程で2008年にリーマンショックが発生しましたが、その結果として失業率が増大したのが上のグラフからも読み取れます。

トランプ氏を実業家と評価する論調がありますが、単純に輸出を善、輸入を悪としか見ることのできない思い込み老人でしかないことが明らかです。彼は日本に対しても名指しで米国製品の輸入に不公平な扱いをしているとしていますが、日米間で特別な障壁があるのなら具体的な事実を指摘をして欲しいものです。トランプ氏の不当な要求に対しては臆することなく正論で対抗するのが良作で、TPPに関しても米国抜きで再構築するべきではないでしょうか。

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稀勢の里の横綱昇進が確定

本日開かれた横綱審議委員会で、、初場所で初優勝した大関の稀勢の里について満場一致で横綱推薦が決まり、19年ぶりに日本人横綱の誕生が確定しました。稀勢の里は今回が初優勝だったため、横綱推挙の条件である連続優勝の条件を満たさず、連続優勝に準ずる成績としての推薦を受けるには出席した横綱審議委員の2/3の賛成が求められていました。

稀勢の里は準優勝止まりながら昨年の年間最多勝となっており、安定した勝ち星を上げていることが高く評価されました。正式には25日の春場所番付編成会議と理事会を経て昇進の運びとなりますが、形式的なもので推薦が覆ることはありません。

長らくモンゴル出身力士の横綱の時代が続きましたが、やっと日本人の横綱が誕生しますので、相撲人気が高まることが期待されます。大きな期待を担うことになる横綱稀勢の里の活躍が待たれます。

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鬼の霍乱

今朝未明、トイレに起きたところ周囲がぐるぐる回る眩暈と吐き気に襲われました。何とかトイレを済ましまして布団に戻りましたが、不快感は収まりませんでした。今日は身内の法事があったので、何とか朝までに快復して欲しいと願っていましたが、朝になっても起き上がれず、午後までずっと床に就いたままでした。

吐き気が収まらないので食事も摂れず、朝昼を絶食しましたが、食事を2食抜いたのは久方ぶりです。夕方になって何とか起きがれるようになりましたが、まだ本調子とは言えません。実は十数年前にも同様の症状に見舞われたことがありました。最初の時は訳が分からなかったので、動けるようになった時点で内科医を受診しましたが、医師の見立てによれば一過性の場合が多く、大抵の場合は原因不明なことが多いとのことでした。事実、その後は昨夜まで再発することはなかったのですが、この時の体験があったので今回は不安に襲われることはありませんでした。

明日いつものように目覚めることができれば、一過性の回転性眩暈とみて間違いないと思いますが、また昨夜と同じ症状が出ないか少しだけ心配です。

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横浜市教育委員会がいじめを認定せず

福島第一原発の事故で横浜市に避難してきた中学1年の男子生徒が、同級生からいじめを受け、現金およそ150万円を要求された事件で、横浜市教育員会の岡田優子教育長は8日、市の第三者委が昨年11月にまとめた報告書で、「金銭授受はいじめから逃れるためだった」と指摘した上で、「おごりおごられる関係で、いじめとは認定できない」との答申を是認し、「金銭要求をいじめと認定するのは困難」との判断を示しました。

実に驚くべき見解で、とてもまともな神経の持ち主とは思えませんが、考えてみれば、このような教育長がいればこそ現場の教師も見て見ぬふりをして、事態がここまで放置されてしまったのだと思います。

が、しかし「金銭授受はいじめから逃れるためだった」といじめが存在したことを認めながら、「金銭要求をいじめと認定するのは困難」と一転して否定するのは訳が判りません。もし、いじめが全くなかったのなら、男子生徒が150万円を差し出すことなどあり得ません。こんな無責任な教育長の存在を許している横浜市の責任は重大です。

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川崎重工が民間輸送機の販売を断念

川崎重工は、航空自衛隊向けに開発した双発ジェット輸送機C-2の民間機版であるYCX「超大型貨物用高速民間輸送機」の販売を目指していましたが、需要予測が厳しいことや型式証明取得の費用がかさむ見込みであることを理由に、販売を断念したと19日付の日経ビジネスオンラインが伝えました。

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C-2輸送機はトラックや装甲車両など大型の機材を搭載して長距離を高速で飛行できる世界トップクラスの機体です。貨物室は幅4m、高さ4m、奥行き16mとほぼ直方体の形をしており、陸上自衛隊が保有する戦車以外のほとんどの車両を積載することができ、国際緊急援助活動やPKO任務など海外への部隊派遣などの際に能力が期待されています。

この高い積載能力を生かして、従来大型機が使用されている航空機用エンジンの輸送用などに活用しようと民間機版の販売が期待されていました。しかし、大型貨物用輸送機の需要が向こう30年で90機ほどしか見込めず、またMRJが型式証明を得るために多額の費用を投入していることなどから採算を困難視し、販売を断念したものと思われます。

現在のところ当の川崎重工からのコメントはないようですが、国産の機体を輸出する計画が潰えたことは大変残念です。現在軍用機としてC-2をニュージーランドに提案していますが、こちらの方は何とか成功して欲しいものです。

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ミニイプシロンロケットへの提言

今月24日にはH-IIAロケット32号機で、Xバンド防衛通信衛星「きらめき2号」が打ち上げ予定です。かつてはロケットの打ち上げと言うと、漁業関係者との調整で春季と秋季の2回、年に2~3回の打ち上げしかできませんでした。ところが、今年は月平均で1機以上が打ち上げられることになっており、以前と比べると正に隔世の感があります。

ところで、先日のSS-520打ち上げ失敗の際に、ミニイプシロンロケットの開発をすべきとの提言をしましたので、今回はもう少し具体的な話をしたいと思います。

現在我が国はH-IIAロケットとイプシロンロケットの二つのロケットを運用しています。大まかに言えば、大型の衛星はH-IIAロケット、それ以下の衛星はイプシロンロケットと言った使い分けです。ところが技術の進歩の結果、100Kg以下でも実用的な観測衛星が運用できる時代となりました。となれば、小型の衛星を高額な大きなロケットで打ち上げるのは無駄なこととなります。今回の打ち上げ実験のように、数Kgの衛星でも実用的な運用が可能であるならば、それに合わせたロケットを運用すべきです。

私が考えているのはわが国最初の人工衛星を打ち上げたラムダロケットと本格的な実用衛星を打ち上げたミューロケットです。

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SS-520ではわずか3Kgの超小型衛星しか打ち上げできませんが、L-4Sを原型としたロケットであれば、10kg程度の衛星の打ち上げが可能です。またM-3Sでは重さ300kgの衛星の打ち上げが可能ですが、この分野はイプシロンに任せれば良いので、打ち上げ能力を100kg程度としてコストの低減を図ります。

100Kg以下の衛星と聞くと、何やら頼りなさそうな気がするかも知れませんが、2011年には重量65Kgの深宇宙探査機「PROCYON」(プロキオン)が打ち上げられています。この衛星はH-IIAロケットで他の衛星と相乗りでしたが、専用のロケットがあればもっと柔軟に打ち上げることが可能です。

目標コストは私が勝手に決めたものですが、諸外国とのコスト競争に勝つためにはこれ位の金額が必要になると考えています。従来は打ち上げが決まってからロケットの製造に取り掛かっていましたが、あらかじめ5機なり10機を作っておくことで、大幅なコストダウンが可能となります。また、打ち上げに際してはイプシロンロケットの管理手法を採用して、打ち上げコストの削減を図れば良いと考えています。

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ケネディ大使が帰国、今後に期待

18日、オバマ大統領の任期満了に伴う離任のため、キャロライン・ケネディ駐日大使が離日して帰国の途に就きました。ケネディ大使は故ケネディ大統領の長女として生まれ、その出自から将来の上院議員を望む声が多く、本人もヒラリー・クリントンの後継を目指しているとも伝えられています。

これまで政治活動としては、オバマ陣営での副大統領候補者選考委員会にタッチしたくらいの経験しかありませんが、駐在大使として沖縄の基地を視察したり、オバマ大統領の広島訪問に同行した際に父親の片鱗が覗え、政治家としての将来に期待したい感情が起きました。昨夏の大統領選の際は、ヒラリー氏が初の女性大統領に就任するものと思っていましたが、昨今のトランプ氏の行状を見ていますと、早晩ケネディ氏待望論が沸き上がって来るのではないかと思われます。

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いつまで持つのか哲学のないトランプ氏

大統領就任式まであと2日となりましたが、この人の能力の無さが益々鮮明になりつつあります。製造メーカーに国内生産を無理強いしていますが、輸入品に高関税をかければ対抗策として輸出品にも高関税がかかります。

メーカーの国内回帰として喜んでいますが、雇用増加の果実にありつけるのは、ある地方のほんの一握りの人間だけです。大多数の米国民は、対抗策として高関税を課せられた商品を購入することで、なんのメリットもないまま高負担だけを強いられることになります。トランプ氏は自身の方策について自画自賛しているようですが、生活が向上するはずが却って悪化したことに気づいた国民の怒りが爆発することにそう時間はかからないでしょう。

無能な候補者を選択してしまった米国民は、4年をかけてそのツケを払うことになると思います。

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本年度の防衛予算が過去最大に

今日の中日新聞が今年度の第三次補正予算に防衛費1800億円が計上された結果、当初予算合計で約5兆2000億円と過去最大の金額になったと報じました。これを平成27年度の当初予算4兆9801億円と比較すると4.4%の伸びとなります。これだけを見ると伸び率が大きいようにも見えますが、最近10年間の防衛費の伸びの推移を見てみますとどうでしょうか。

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実は近年財政健全化のあおりを受けて平成24年度までは前年比マイナスを続けて来ました。では周辺国の国防費はどうなっているかと見たのが下表です。

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2003年と2014年との比較で伸び率を見たものですが、我が国の防衛費の伸びが各国中最も低いことが判ります。

それに対し、我が国に対して軍拡を進めていると非難している中国は、この間で実に3.89倍と軍拡路線を邁進していることが判ります。中国は国防費を毎年10%以上増額しており2014年は前年比12%増となっています。実はロシアの方が伸びは大きいのですが、これは経済の停滞で軍備の更新がままならなかった分をエネルギーの輸出によって得た予算で挽回したことによるものです。

最近は防衛装備の高度化による価格の増大や、弾道ミサイル防衛などの予算が増えており、4.4%ではとても各国の軍備拡張に追いつかない実態が見えて来ます。我が国は防衛費をGNPの1%程度としていますが、各国はどこも数%と何倍もの比率になっています。過去最大金額の予算と報じることは間違いではありませんが、周辺各国との比較もしてみないと物事の本質を見誤るのではないでしょうか。

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中国におもねる中日新聞の南西諸島防衛の論調

17日付の中日新聞が、22日投票の宮古島市長選の争点である陸上自衛隊の対艦ミサイル部隊の配備について取り上げています。紙面を見ると、配備について賛否両論の立場を取り上げていますが、賛成の意見は記事全体の1/4以下で、全体として反対の立場に立った論調です。そのせいか中見出しも「代償大きすぎる/経済効果を期待」となっており、反対意見を優先しています。

記事では反対派の意見として、第二次大戦では島に日本軍の基地があったせいで米軍の攻撃を受けたが、今回も対艦ミサイルを配備すれば攻撃目標になるとしています。しかし、これはおかしな主張です。確かに先の大戦で、我が国は米軍から熾烈な攻撃を受けました。しかし、それは我が国から米国に対し宣戦布告を通告した戦争の真っただ中であれば、仕方のないことです。それに対し、自衛のために対艦ミサイルを配備したことを理由に攻撃するのは侵略以外の何物でもありません。

中日新聞は「中国艦隊が宮古海峡を通過した。ミサイル配備計画は既に中国を刺激した。」と書いていますが、これではまるで自国領土を防衛するのが悪いことをするかのような言い草です。

中国が宮古海峡を通過するのは、太平洋に進出するのに我が国の領海が邪魔になって、そこしか自由に航行できないからで、自由航行のために宮古島以西を自国領土にしたいと領土的野心を隠そうともしません。

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我が国の領海と防空識別圏です。  (出典:平成27年防衛省 防衛白書より)

中日新聞は、中国を刺激しないのが我が国の安全のためだと言いたいようですが、果たしてそうでしょうか。尖閣諸島や南シナ海における中国の主張を見れば、中国は自分たちが欲しいと思えば、国際的にはとても認められない理屈を臆面もなく主張して、軍事力を背景に既成事実化するのが常套手段です。中国は台湾を武力によってでも併合することを公言していますが、その時邪魔になるのが宮古島以西の南西諸島です。

中国が台湾に侵攻する際に、我が国や米国が南西諸島を足掛かりにして台湾に加勢することを阻止するのが中国の狙いです。そのためには南西諸島を元々の自国領土と主張して併合したいと思っている筈です。

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上図で赤く塗った部分が、宮古島以西の領土・領海と防空識別圏です。これを中国の立場に立って見れば、台湾有事の際にいかにこのエリアが邪魔であるかが良く判ると思います。

敢えて言うまでもありませんが、この地域は我が国の領土であり、独立国として自国領土を防衛するのは当然の権利であり、義務でもであります。我が国が毅然としてこの地域の安全を守り、領土を保全することは当然で、いかなる国であってもこのことを妨げる権利はありません。

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トランプ氏不支持率が51%

トランプ次期米国大統領の言動が相変わらず世間を騒がせていますが、最新のギャラップ社の調査で、不支持率が51%になったことが明らかになりました。通常新大統領の場合は「ハネムーン」と称して、マスコミも最初の3か月程は好意的な取り扱いをしますが、当のトランプ氏自身が先日の記者会見でもマスコミにケンカを売り、自分に好意的でない相手を罵倒する姿を見て、米国民が愛想をつかしてしまったのでしょう。

元々がヒラリー氏との差はほとんどなく、全体の得票数で言えばトランプ氏が200万票以上負けていたのに、未だにクリントン氏を罵倒するようでは、選挙戦直後に口にした融和が全くのウソであったことは明白です。しかも記者会見でも政策を羅列するだけで、どのように具体化するかと言った方法論については全く語られませんでした。

マスコミはこの人を実業家と呼んでいますが、経済については何の知見も持ち合わせていない、ただのギャンブラーでしかないと見ています。保護貿易主義者であるだけでなく、彼がこれまで犯した事業の失敗を見れば、事業の先見性や計画性に問題があり、それは彼の独善性や独断性の結果によるものであることは間違いありません。彼自身の商売だけであれば、その結果破産しようが、夜逃げしようが構いませんが、核戦力を持った超大国の国家指導者としては全くの不適格者です。

本来門出を祝うべき就任式への欠席を公言する人が続出していますが、トランプ氏が今後どのような船出をするのか、冷めた目で注目したいと思います。

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雪景色?の浜松城

昨夜外を見ると車の屋根に雪が積もっていました。日中は結構大きな粒の雪が降っていましたが、夜半になるとほとんど雪は止んでしまいました。

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当地浜松では積雪を見ることは、年に1回あればいい方なので明日は浜松城に行こうと決めました。予報では明け方までに雪雲が通過するとのことでしたので、朝起きたら銀世界かもと、期待して床に就きました。

今朝外を見ると雪は昨夜とあまり変わっていませんでしたが、お城は我が家よりも北に位置しているので、もしかしたらと期待して家を出ました。

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浜松城にやって来ました。残念、芝生の上がうっすらと白くなっている程度で、思ったほど積雪はありませんでした。

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日の出前の西の空、天守の右側に入り残った月が見られました。

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富士見櫓跡から天守門に続く帯曲輪が白く雪化粧していましたが、屋根瓦には思ったほど雪は積もっていませんでした。

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そうこうしている内に日の出の時刻となり、天守門が朝日に染まっています。

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同じく朝日を浴びた天守と天守門、不思議と暖かさを感じました。

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天守門をくぐった位置からの浜松城天守。日の出直後に撮影したのは初めてです。

雪化粧をした各地のお城の写真のように、綿帽子を被った浜松城を期待してやって来ましたが、やはり暖地なので雪景色とはなりませんでした。またいつか雪が積もることがあったら雪辱です。

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冬景色

いよいよ寒波の襲来です。今朝ワンコの散歩に出ると、うっすらと氷が張っていました。私が見る限り、今シーズンの初氷です。気のせいか、いつもより冷え込みが厳しいような気もしますが、駐車中の車のフロントガラスは凍っていません。やはり当地は暖かいのかなあと思っていたら、空には真っ黒な雲がすごい勢いで流れて行き、時折ちらちらと風花も舞い始めました。それでも全体としては晴天だったのですが、9時を過ぎる頃から横殴り気味に湿った雪が舞うようになりました。こちらも初めてなので初雪です。

名古屋でも相当雪が降っているようですが、それでも当地では気温が5℃ほどなので、地面に触れると直ぐに溶けて白くなることはありません。夕方以降は気温が下がるので、暗くなる頃には雪化粧が見られるかも知れません。

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その後、午後2時半頃には激しく降って、うっすらと白くなり始めました。

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車の上にも積りかけましたが、やはり気温が高いので直ぐに溶けてしまいました。

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三八豪雪の再来か

近年にない大型寒波が来襲し、北海道を中心に大荒れの天候となっており、東北では大雪が降り続いています。今週の土日には太平洋側でも降雪があると予想され、月末まで寒い天候となりそうです。

大雪と聞けば、私の年代ではどうしても三八豪雪が思い浮かびます。三八豪雪は昭和38年(1963年)に起きた豪雪被害に対して気象庁が命名したものですが、これ以後同様の命名がないことからも、いかにすごい降雪被害だったかが判ります。

当時10歳そこそこでしたが、新聞やテレビは連日このニュースを取り上げて報道しました。今でも鮮明に覚えているのは、大雪で列車が立ち往生したにもかかわらず、「今日も雪が降り続いて復旧の目途は立っていません」と言うことで雪の中に何日も閉じ込められた被害です。乗客も車内に缶詰状態となり、見かねた沿線の住民がおにぎりの炊き出しをして援助にあたりましたが、炊き出しと言う言葉を知ったのはこの時だったのではないかと思います。同世代のカミさんにこの話をしたところ、三八豪雪のことは全く知らなかったとのことでビックリ、やはり遠い所の出来事としか捉えていなかったのでしょう。

現在は当時とは比べ物にならない位に情報や交通のネットワークが発達しましたが、やはり一定の水準を超えた災害に対しては、事前の備えも通用しないことがありますので、十分な注意が必要だと思います。油断せずにこの寒波を乗り切って欲しいものです。

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米軍岩国基地にF-35Bを配備

岩国に駐留する米国海兵隊の第12海兵航空群に新型ステルス戦闘機のF-35B16機を配備する方針であることが昨年公表されていましたが、現地時間の9日、その内の10機がアリゾナ州の基地を岩国に向けて出発したことが明らかになりました。途中アラスカに立ち寄り、岩国には本日10時に到着する予定となっています。

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着陸態勢のF-35B  (出典:在日米国海兵隊HPより)

F-35Bは垂直離着陸機で、海兵隊の強襲揚陸艦から離発着が可能となっており、現在配備中のF/A-18Dホーネット12機とAV-8BハリアーⅡ8機を更新することになります。米国が海外の基地にF-35を配備するのは初めてとなり、現在緊張が高まっている北朝鮮情勢を重視したためと考えられます。

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F-35Bの戦闘行動半径は865Kmなので、岩国から出撃した場合、北朝鮮の大半で作戦を行なうことが可能です。但し、その場合は安保条約上事前協議が必要となります。岩国には空中給油部隊も駐留していますので、空中給油を行なえば更に遠方への展開も可能となります。

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ミニイプシロンロケットの開発を

今日は観測ロケットSS-520を転用した世界最小の衛星打ち上げロケットSS-520 4号機の打ち上げが予定されていましたが、強風のため打ち上げ3分前に中止となりました。当初の計画では、内之浦宇宙空間観測所から午前8時43分に打ち上げられることになっていましたので、打ち上げ成功の報を待っていましたが、いつまで待っても報道がなく、やっと確認が取れたら打ち上げ中止と言うことでがっかりでした。

打ち上げ時に強風が吹いていると、切り離したロケットが予定した海域を外れて落下してしまうため、あらかじめこれ以上の風速では打ち上げを中止する風速が決められており、H-IIAでは16.4m/秒、イプシロンでは20m/秒でした。今回のSS-520では15mに設定されていましたが、打ち上げ8分前の観測データーを分析した結果、打ち上げ3分前に中止となりました。

ところで、今回打ち上げる予定だった超小型衛星「TRICOM-1」ですが、重量はわずか3Kgでした。これは元々観測用だったSS-520の打ち上げ能力が低く、3kgのペイロードを180kmの高度に打ち上げるのがやっとだったからです。しかし、高度180kmではわずかながら大気の影響があり、衛星は少しずつ高度を下げてやがて地上に落下してしまいます。また、搭載できる機器に制約ができてしまいますので、より大きな衛星を打ち上げることができる能力のロケットが必要ではないかと思われます。

実は先日2号機を打ち上げたイプシロンロケットは、小型の衛星を必要な時に低コストで打ち上げることを目的としていますが、新しい技術を積極的に取り入れた技術実証の役割を果たすことが求められています。つまり、イプシロンで開発した技術を危険を冒すことなくH-IIA、IIBの打ち上げにも利用しようと言うものです。

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イプシロンロケット (出典:JAXA)

で、あるのならSS-520を上回る実用衛星を打ち上げる能力を持ったミニイプシロンとも言うべき小型ロケットが求められるのではないでしょうか。イプシロンを更に下回るコストで、超小型衛星を打ち上げる専用の機体です。そして、新たな技術をまずこのロケットで試し、上手くいったところでイプシロンやH-IIA、IIBに採用すれば、リスクを減らすことができる上に、最小限のコストで新技術が開発できます。できれば我が国最初の人工衛星を打ち上げたL-4S位の外観・能力の小型ロケットが望ましいのではと考えます。

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中国軍機が日本海を飛行

9日午後、爆撃機や情報収集機など中国軍機8機が対馬海峡を通過して日本海まで進出し、航空自衛隊機がスクランブル発進しました。防衛省は通常土日祝祭日は報道発表をしないのですが、昨日は統合幕僚監部がこの事実を公表しました。

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中国軍機の飛行経路 (出典:防衛省統合幕僚監部広報資料)

中国軍機が対馬海峡を通過するのは今回が初めてではありませんが、8機もの編隊で飛行するのは初めてで、これに対し空自の新田原、築城、小松、百里の各基地から戦闘機がスクランブル発進し、領空侵犯に備えましたが、領空への侵入はなく反転して元来た経路を引き返した模様です。今回の飛行の意図については良く判りませんが、我が国の防空能力の確認、または北朝鮮のICBM発射に備える艦艇の配備状況の偵察だったと思われます。

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赤い丸が今回スクランブルをかけた空自基地ですが、小松基地だけが他の基地から離れていることが気になります。中国機が日本海に侵入するには今回のルートしかなく、軍事行動を取る前に日韓のレーダー網によって事前に把握されてしまいます。しかし、もし築城や小松の滑走路が巡航ミサイルなどの攻撃を受けていれば、この地域の防空体制にとって深刻な事態となりかねません。小松基地を補完する航空基地の整備が急務であるような気がします。

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初歩き

年末はテント泊で富士山を望む山に登るつもりでしたが、よんどころない事情で断念。だらだらと正月を過ごしていましたが、少し体もなまったので今年の初歩きとして湖西連峰に登って来ました。

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7日は移動性高気圧に覆われて、素晴らしい晴天に恵まれましたが、天気が良すぎて遠くが霞むほどでした。

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目的地は知波田の知波田廃寺跡。親水公園に車を停めて20分ほど登ると途中で林道を横切ります。ここからは傾斜も緩くなるので、足取りも軽くなります。

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炭焼き跡。ガスが普及する前は木炭が燃料として使われていました。木炭の原料として雑木を伐採したので、山の木々の生育も良かったようです。

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知波田廃寺跡。大規模な山岳寺院でしたが、現在は礎石が残るのみです。

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新しく建てられた警告看板。国の指定だったとは知りませんでした。

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知波田廃寺から見た浜名湖。1月とは思えない、のどかな風景が広がっていました。

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富士山遭難救助に浜松市消防ヘリ

6日午前、富士山の6合目付近(標高2600m)に登山者が倒れているとの通報があり、警察と消防隊員が現場に急行して保護、その後消防ヘリに救助されましたが死亡が確認されました。亡くなったのは舞鶴市の31歳の海上自衛隊員で、状況から上部から滑落したものと見られます。

この救助作業にあたったのは浜松市の消防ヘリ「はまかぜ」で、仕様上は富士山頂での救助も可能です。では何故県西部の浜松市のヘリが富士山で救助活動を行なったのかですが、消防ヘリ同志の相互応援協定に基づく出動だったと思われます。

静岡県には県防災ヘリの「オレンジアロー」(川崎BK117C-1 550馬力×2)、静岡市の消防ヘリ「カワセミ」(ベル412EP 900馬力×2)、浜松市消防ヘリ「はまかぜ」(ユーロコプターAS365N3 977馬力×2)の3機のヘリコプターがあります。しかし、「オレンジアロー」は他の2機に比べてエンジンパワーが低く、ホバリングできる高度が限られます。このため、今回出動可能だったのは静岡・浜松両市のヘリだけだったのですが、生憎静岡のヘリが点検・整備で運行できない状態だったので、県西部の浜松のヘリが出動することになったものと思われます。

緊急性のある人命救助ですから出動は当然ですが、海岸線や山間部を市域に持つ浜松市ではいつ出動要請がかかっても不思議ではない状況があります。やはり、ここは県の防災ヘリが役割を果たすべきで、導入から20年が経っており、現状に即した、より能力の高い機体へ更新すべきではないかと考えます。

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浜松市の消防ヘリ「はまかぜ」、2015年の北関東豪雨災害にも派遣されています。

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オスプレイ事故状況一部明らかに

オスプレイの空中給油再開を受けて、防衛省が事故再発防止に関しての見解を発表しました。それによれば、事故の発生現場は当初伝えられた沖縄本島の北東40kmの海上ではなく、沖縄本島の北東75Kmの海上で、給油が終わりドローグとプローブを分離した後に接触し、損傷したのは右側のローターだったと言うことです。当時の風向は西よりだったと思われますので、南に向かって飛行中の事故だったと推測されます。

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事故のイメージ図です。オスプレイと給油機の位置関係が明らかではありませんので、本当のところは正式な報告書が上がってからでないと判りませんが、事故の概略はつかめます。事故は気象状況を含む複数の要因によって起きたものと推測されますが、米軍の対策の中に次の一文があることから、オスプレイのパイロットの技術不足の可能性があることが判ります。

搭乗員全てが空中給油に必要な教育・訓練を通じ習熟したことを確認した上で飛行日程を組むこととする

なお沖縄県は地元の納得がないまま給油訓練を再開したことに不満を表明していますが、今回の不時着が接触事故後75Kmを飛行した後に起きていることから、不時着するまで十分飛行が可能だったことは明白です。にもかかわらず未だに墜落だと強弁する硬直した姿勢を取っていることから、はなから合理的な説明に対しても納得する意思はないものと考えざるを得ませんが、これが普天間基地の固定化を狙ったものであるのであれば、極めて残念なことです。

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自立するバイクをホンダが開発

オートバイはライダーが乗って走っている時は、どこまでも安定した走りを見せてくれますが、信号で止まった時は足をつかなければ転倒してしまいます。ところが、停止どころかライダーが乗っていなくても自立しているバイクをホンダが開発し、米国ラスベガスで開催中の「CES2017」で実験車「Honda Riding Assist」が公開されました。

発表によれば、ASIMOなどのロボット研究で蓄積したバランス制御技術を2輪車に応用したもので、低速走行時のふらつきや取り回し時の転倒防止に効果が見込めると言うことです。

考えて見れば、セグウェイやそれに類する2輪走行車では、既にバランスを取って静止する機能が実現していますので、バイクに応用するのはさほど難しい話ではないような気がします。また、2輪単体の技術ではありませんが、(株)村田製作所が制作したロボット「ムラタセイサク君」は転倒せずに自転車を運転できますが、完全に静止しても自立し続けることができます。

こうして見ると世界初との形容詞がついて登場した自立バイク「Honda Riding Assist」ですが、出来て当たり前と思えてしまうから技術の進歩は恐ろしいものです。

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かつて所有していた単気筒400ccのホンダFT400、品川ナンバーを付けていたので行く先々で注目されてしまいました。

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トランプがトヨタを脅迫

現地時間の5日、トランプ米国次期大統領がツィッターでトヨタがメキシコに新たな工場を計画していることを批判、計画を中止しなければ日本から輸出する乗用車の関税を現行の2.5%から35%にすると脅迫しました。一国の指導者になろうとする人物が、字数制限のあるツィッターのような発言内容が限られる媒体で重要施策について論ずるのは極めて不適切だと思いますが、一外国企業に向けて恫喝するのは更に問題で、大統領の資質に欠ける人物であることを自らさらけ出しています。

トランプ氏の発言骨子は「トヨタはメキシコのバハ・カリフォルニア州に米国向けのカローラ工場を作ろうとしているが駄目だ。もし止めないのなら日本からの車に35%の関税をかける」です。ところがトヨタが計画しているのはバハ・カリフォルニア州ではなくグアナファト州で発言は基本的な事実を取り違える大ミスをしています。

この人は大統領選挙中から思い込みによるストレートな発言を繰り返して注目を浴びて来ましたが、その発言内容の8割が事実に反すると言われています。いかに選挙中とは言え、虚偽の内容を公言する人物が信頼に値するとは思えませんが、結果的には次期大統領に選任された訳です。現在は就任前なので、建前的には私人ですが実質的には国家指導者に準ずる立場ですから、少なくとも就任前にこのような言動は控えるべきです。

米国企業のフォードは脅迫に屈してメキシコへの新工場建設を取り止めましたが、トヨタへの干渉は許されません。もし「報復関税」を発動するなら相応の対抗策を取るだけで、米国製の旅客機に同様の関税をかけるだけです。現在はボーイングが製造する機体と同等のものはエアバスから購入できますので、困ることはありません。時代錯誤な保護貿易が結果的に自国の不利になることを思い知ることになるでしょう。

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ボーイング737-800です。競合する機体はエアバスA320で同等の座席数、航続距離を有しています。

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準天頂衛星を年末までに3基打ち上げ

米国が軍事利用のために構築したGPSは、カーナビを始めとして今ではすっかり私たちの生活に溶け込み、なくてはならない存在になっています。しかし、元々が米国の軍事利用が目的のため、一般に開放されている電波は精度が低く、カーナビでも10m程の誤差があります。カーナビでは、ソフトによって現在地を一番近くにある道路に無理やり修正していますが、複雑な交差点などでは一体どこにいるのかが判らなくなってしまうことがあります。また農業機械などの無人運転では、誤差が大きいと事故の原因ともなりかねません。

また、軍事目的のシステムですから、有事の際は一般向けの電波が利用できなくなるかも知れません。自衛隊も現在地や攻撃目標の座標の把握やミサイルの誘導などにGPSを利用していますので、大変困ります。また、高速道路の下などでは衛星の電波が受信できなくなりますので不便です。

このようなことから、我が国独自の衛星位置情報システムとして「準天頂衛星」を使った日本版GPS構想が建てられ、2010年には実証機として「みちびき」が打ち上げられ、実証試験が行われて所定の能力があることが確認されました。ところが、その後予算化が難航し、1基だけの運用が続いていました。

ところがここに来て、政府が今年中に「準天頂衛星」を3基打ち上げ、来年から4基体制として運用することを決定しました。これにはドローンの活用や運搬機器の無人運転に不可欠であることもありますが、安全保障上の観点から自前の衛星位置情報システムが必要と判断したためと考えられます。既にロシアや中国、インドや欧州連合も自前の衛星位置情報システムを構築しており、我が国もやっと遅れを取り戻すことになります。

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ブルーインパルス725号機が退役

日本各地の空を華麗なアクロバット飛行で魅了するブルーインパルスは、T-4練習機を使っています。ブルーインパルスが老朽化したT-2練習機に代わってT-4練習機に機種転換したのは1996年でした。以来、20年にわたってブルーインパルスの飛行を支え続けて来ましたが、先月7日、その内の725号機が老朽化のため退役しました。

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ぴったりと息の合った高度な演技を披露するブルーインパルス。

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退役した725号機。

ブルーインパルスが使用する機体は、練習用の一般の機体にスモーク用のオイルタンクを追加したり、操縦性を高めるために方向舵の可動範囲を拡大するなどの改造をしていますが、搭載エンジンはそのまま同じ物を積んでいます。

一般の機体はまだまだ現役で使えますが、ブルーインパルスの機体は激しい機動飛行を連続して行なうため、通常より早く限界を迎えてしまいました。

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後継の機体は、これまでと同様に一般の機体を改造して補充することになっています。

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さようなら725号機、どうもお疲れさまでした。

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ジョウビタキが撮れました

かつては田畑に囲まれていた我が家の周辺も、宅地化が進む一方です。以前はウグイスが敷地の周囲に植えられた槙の生垣を伝い、薮鳴きをする風景が秋から冬の風物詩となっていましたが、最近は生垣も減ってしまい、その姿を見ることも少なくなってしまいました。

その反面、以前はあまり見かけなかったセキレイやヒヨドリは良く見かけるようになりましたので、環境に上手く溶け込む能力が、生存競争に打ち勝つ秘訣かも知れません。そのような中、秋頃から時々ジョウビタキを見かけるようになりました。一度カメラに収めようとチャンスを狙っていたのですが、神出鬼没でお決まりの場所を見つけることができませんでした。

ところが今日、近所の塀に止まっているところを発見しました。あわててカメラを取って戻ると、幸いなことに近くにそのまま留まっていたので、夢中で何枚かシャッターを切ることができました。

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最初の1枚です。

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あっ、いなくなったと思ったら門柱に移動していました。

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盛んに周囲を気にして姿勢を変えるので、落ち着いてピントを合わせる暇がありません。

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更に隣家に移動、どうやら危険人物だとは思われなかったようです。

写真としては必ずしも満足のいく出来ではありませんが、念願のジョウビタキが撮れ、今年は春から縁起がいいようです。

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自動ブレーキの死角

最近高齢者を中心として、アクセルとブレーキを踏み間違えた暴走事故が目立ちます。先月3日に発生した福岡市でのタクシー暴走事故では、タクシーの運転手がブレーキが利かなかったと主張していたことからブレーキシステムの異常が疑われましたが、記録システムの解析からアクセルの踏み込みが認められた一方、ブレーキを操作した形跡がなく踏み間違いの疑いが強まっています。

このような事故に対して防止策の一つとして自動ブレーキが上げられます。例えば、ブレーキとアクセルを踏み間違えた場合、前方に車や壁があった場合には発進しなかったり、一旦は発進してもブレーキが作動して停止するので衝突事故を防止します。

高齢者には自動ブレーキを義務付ければ、こうした事故は防げるのではと考えていたら、今度は横須賀市で立体駐車場にバックで駐車しようとしていた車が暴走し、建物の壁を突き破って転落、乗っていた5名の内3名が死亡する事故が起きてしまいました。

自動ブレーキは運転席周辺にカメラやセンサーを搭載して、前方の障害物を感知してブレーキを作動させる仕組みなので、バックの際には機能しません。しかし、暴走事故ではバックで駐車しようとして踏み間違えるケースも一定の割合で発生していますので、現在の方式ではバックの際の事故は防止できません。今後はバック時にも機能するよう、後方にもセンサーを搭載することが望まれます。

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秀吉没後の豊臣方武将の帰趨

大河ドラマ真田丸に続いての今年の大河ドラマは、彦根藩の始祖となった井伊家を守り抜いた女性を描いた「おんな城主 直虎」です。直虎が守り抜いた直政が仕えたのが浜松城の城主だった徳川家康です。家康はその後武田氏を滅ぼし、勢力を拡大して行きますが、その力を恐れた秀吉によって駿府から江戸へと移され、大阪から遠ざけられました。そして家康が拠点とした各地の城には秀吉配下の武将を配して、江戸にいる家康をけん制したのです。

ところが秀吉の死後、これらの武将はことごとく家康側に就き、関ケ原の戦いでは東軍として戦いました。そしてその結果、功績を認められて加増されますが、これまたことごとく西国に移封されて江戸から遠ざけられました。

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秀吉は東海道沿いの諸城に配下の武将を配置して、江戸の家康が大阪に攻め上がれないようにけん制したのです。ところが、1598年に秀吉が死去するとこれらの武将は全て家康の側に就いてしまいました。真田丸では、幸村の奮闘空しく大坂の陣で豊臣方が敗北する様を描いていましたが、この5武将が家康側に就いた時点で、実は勝負はついていたのです。

では、秀吉に恩顧の武将たちは何故秀吉の死後に家康に就いたのでしょうか?家康お得意の調略もあったのかも知れませんが、日に日に衰えていく秀吉に対し、戦国の激動の時代を生き抜いた武将たちは、江戸で着々と勢力を増して行く家康に時の勢いを感じ取ったのだろうと思います。

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2017年のロケット打ち上げ予定

お天気も世間も穏やかな正月の朝を迎えていて何よりです。昨年末はイプシロン2号機の完璧な打ち上げで幕を閉じましたが、早ければ年明け早々の8日11日には早くも今年の打ち上げ第一弾が控えています。

※打ち上げ日を2017年1月8日で把握していましたが、再度確認したところ打ち上げ日は1月11日~31日の間となっていましたので訂正致します。誤った日程を記載したことをお詫び致します。

気象観測用の2段式ロケットのSS-520に3段目を追加して重量約3Kgの超小型衛星「TRICOM-1」を内之浦から打ち上げます。SS-520 4号機は全長9.54m、重量2.6トンで、成功すれば世界最小のロケットでの衛星打ち上げとなります。

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SS-520ロケット、姿勢制御機構を持っていないため尾部の4枚の安定翼で飛行時の姿勢を安定させます。 (画像の出典:JAXA広報資料より)

1月24日にはH-IIAロケット32号機で、Xバンド防衛通信衛星「きらめき2号」が打ち上げ予定です。2017年はこの他に8機のH-IIAロケットの打ち上げが計画されていますが、現時点では32号機以降の打ち上げ日は確定していません。尚、8機の中にはアラブ首長国連邦から受注した「ハリーファサット」の打ち上げが含まれています。

H-IIロケット関連ではH-IIBロケットを使ったこうのとりの7号機と8号機の打ち上げが計画されていますが日程は未定となっています。

この他、いよいよ本格運用に入るイプシロンロケット3機の打ち上げも計画されており、ベトナム政府から受注した地球観測衛星「LOTUSAT-1」の打ち上げが予定されています。

このように今年もロケットの打ち上げが目白押しになっていて、平均すれば1ヶ月に1機以上が打ち上げられることになり、本格的な宇宙時代が到来したと言える年明けです。

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明けましておめでとうございます

皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は当ブログをご愛読頂きありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。

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