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2017年1月26日 (木)

日本はもっと試作機開発を

開発の遅れで納入時期が再三遅れているMRJは、先日5回目となる納入延期を発表して2018年半ばとしていた納入開始が2020年になることを明らかにしました。最新のジェット旅客機の製造経験のない三菱重工にとって、MRJは技術的な課題が多くあり、海外から構成部品を導入するなど必要な手段を講じて来ましたが、想定を上回る事態となり更なる設計変更が必要となった模様です。

ここで思い起こされるのが先進技術実証機のX-2です。X-2は防衛省が将来戦闘機の技術要素を開発し、その飛行を実証するための試験機としてたった1機だけ製造され、現在飛行試験が行われています。X-2は技術実証のための機体であるため、これが戦闘機として量産されることはありません。

X_2

試験飛行中のX-2。 (出典:防衛省)

こうした試作機を作って飛ばすことにより、設計図だけでは見えなかった多くのことが判るようになります。現在開発が続けられている米国のF-35戦闘機も、開発を決定するにあたりX-32とX-35の2種類の機体を試作し、各種試験を行なった結果X-35の量産化を決定しました。

我が国では新型航空機を新規開発する機会は極めて限られていますので、どうしてもMRJのようにぶっつけ本番となってしまいます。これはある意味仕方ないことではあるのですが、量産化の前に試作機を作っておけば、防ぐことができた項目も多い筈です。X-2の開発費は394億円と言うことですが、我が国の航空産業、そして防衛力の維持発展のためと考えれば、決して大きな数字ではないと考えます。もっと積極的に試作機を開発すべきではないでしょうか。

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