岩国のF-35Bが沖縄で訓練
先月米軍岩国基地にF-35B戦闘機10機が米本国から移転してきましたが、早くも訓練飛行を開始しました。今週に入り、沖縄の米軍の訓練空域まで飛行して訓練を実施しましたが、安全上の理由から具体的な日時や場所については明らかにされませんでした。また、緊急時を除いて、沖縄の基地に着陸しないことも公表されました。
岩国基地と沖縄本島の南端まではおよそ1000Kmありますが、F-35Bは無給油でこの間を往復し訓練を行う能力を持っていることがわかります。これまで公表されている数字では戦闘行動半径が876kmとされていました。戦闘行動半径とは戦闘機がミサイルなどを搭載して目標地点まで飛行し、戦闘を行って基地まで戻れる距離を表しますが、実際はこの距離は最低限の数字なので、1000kmまで進出して訓練を行うことは不思議でも何でもありません。
垂直着陸態勢のF-35B。(出典:在日海兵隊のHPより)
那覇基地には米空軍のF-15Cが駐留していますが、ステルス機であるF-35Bが配備されたことで、この地域の防空能力が飛躍的に高まったことは喜ばしい限りです。
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