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2017年2月 9日 (木)

きれいごとに過ぎる自衛隊PKO

自衛隊は南スーダンにおいてPKO活動を行なっていますが、現地部隊の日々の業務活動を記した日報の開示請求に対し、防衛省は廃棄して存在しないとしてこれに応じていませんでした。ところが先日になって、実は別の部署で保存していましたと、稲田防衛相が一転してその存在を認めました。

その上で日報には「戦闘」と言う言葉が書かれているが、それは「辞書的な意味合いでの記述」で「法的な意味合いの戦闘」ではない。実際にあったのは「武力衝突」であると発言しました。「戦闘」は憲法が禁止する「国際紛争を解決するための武力行使」につながるが、「武力衝突」は「武器を使って人を殺傷したり物を破壊する行為」であると、まるで禅問答のような国会答弁を行ないました。

正直、言葉遊びも大概にと思わずにはいられません。野党の反対や追及をかわすために、これまでも「戦闘地域」「非戦闘地域」など、現実を無視した概念だけの言葉が飛び交いました。しかし、「戦闘」が危険で「武力衝突」なら安全と言う訳ではありません。そもそも、平穏理に平和が保たれているならPKO活動の必要はありません。現にこのようなことが起きたからこそ、PKO部隊が派遣されているのであり、PKO任務には残念ながら危険が伴います。

早速民進党は自衛隊部隊の撤退を主張し始めましたが、このような動きは現地での大量虐殺を引き起こしかねず、現に国連のアダマ・ディエン事務総長特別顧問は南スーダン情勢について「民族間の大虐殺が発生するリスクが常に存在している」と警告する声明を出しています。自国が平和であればそれで良く、他国でどれほど多くの血が流れようと関係ないとの考え方には同意できません。

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」これは日本国憲法の前文の一節ですが、PKO任務の放棄は世界的な平和の実現を目指す憲法の精神に背くことになるのではないでしょうか。

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自衛隊の海外派遣にも使用される軽装甲機動車。隊員の安全を守る防弾仕様となっています。

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