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2017年3月 6日 (月)

長野県防災ヘリが訓練中に墜落

昨日午後、山岳救助訓練中の長野県の防災ヘリ「アルプス」(ベル412EP)が墜落しているとの通報があり、松本市近郊の鉢伏山東斜面で同機が墜落しているのが確認されました。同機は山岳救助訓練のため、消防隊員7名を含む9名が搭乗して午後3時頃に松本空港に戻ることになっていました。機体は横転しており、これまでに5名が発見され、内3名の死亡が確認されています。

山岳救助中の事故としては2009年9月に岐阜県の防災ヘリ「若鮎Ⅱ」(ベル412EP)が北アルプス奥穂高岳のジャンダルム付近でホバリング中にメインローターが岸壁に接触して墜落、乗員3名が死亡する事故や、

2010年7月に埼玉県の防災ヘリ「あらかわ」(ユーロコプターAS365N3)が奥秩父の沢の中での救助中にテイルローターをカバーしたフェネストロンが樹木に接触して墜落、乗員5名が死亡する事故があります。

今回鉢伏山の東斜面で墜落していることから、東側から山頂方向に接近し、斜面に降下する訓練をしていたのではないかと思われますので、何らかの理由で高度が下がりすぎ、メインローターが樹木に接触して墜落した可能性があります。

Photo

ヘリコプターは滑走路を必要としませんので、山間部の工事現場や山小屋への資材の搬入などにも使われていますが、過去にも樹木や地上の構造物に接触したことによる墜落事故が多数発生しており、今回もその可能性はかなり高いのではないかと思われます。

地上に救助隊員を降下させるには、機体を空中に停止させホイストを使って数十メートル吊り下げる方法が一般的なので、あえて地上付近まで接近する必要はありません。

Photo_2

浜松市消防ヘリの降下訓練です。安全確保のため、樹木のはるか上からホイストを使って吊り下げをしています。ホイストは通常60メートルほど繰り出すことができますので、安全な高度を確保しながら救助を行うことができます。

今回なぜ墜落してしまったのか、事故原因の究明が待たれますが、行方不明者の安全な生還を祈るのみです。

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