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2017年4月 8日 (土)

空自基地の防空強化を

トランプ政権が、反体制派の住民に化学兵器を使ったシリア政府に対する制裁措置として、爆撃を行ったシリア中部のシャイラト空軍基地に対し、地中海沖のイージス艦から巡航ミサイル60発を発射して59発を着弾させる攻撃を行いました。米軍によれば一発はトラブルで海上に落下したとのことです。

この攻撃に対し、アサド政権及びロシア政府は化学兵器は反体制派が貯蔵していたものが爆撃によって流出したもので、政府軍が投下したものではないと主張していますが、ロシア国営のノーヴォスチ通信が配信した攻撃を受けたシャイラト基地の写真にロシア製の化学兵器の容器が大量に映っており、化学兵器を保有していないとの主張に信憑性は全くありません。

ノーヴォスチ通信の記事はこちら ↓ 写真は記事中の5枚目で、ロシア製の化学弾「BKF-P]です。

https://ria.ru/syria/20170407/1491741018.html

ところで、この攻撃によってシェルターに格納されていたMiG-23戦闘機が破壊されています。戦闘機は空中では高い戦闘力を発揮しますが、地上では単なる的にしかなりません。このため、敵の攻撃を避けるために掩体(えんたい)と呼ばれるシェルターに格納してあったのですが、巡航ミサイルがシェルターを貫通して中の機体が破壊されてしまいました。

P5280051r

F-2戦闘機の後方がシェルターです。ちょうど扉が開いていますので、天井の厚みが分かりますがそんなに厚くありません。今回攻撃を受けたシリアのシェルターは扉がない簡単な構造のものでしたが、巡航ミサイルは最終段階で画像によって目標の位置を修正して着弾しますので、予め、そうした事態に備えておくことが重要です。今回の攻撃は巡航ミサイル60発と限定的なものでしたが、それでもこれだけの被害が出ています。

有事の際は真っ先に航空自衛隊の基地が攻撃を受けることになりますので、敵を迎え撃つ戦闘機を温存しなければなりません。シリアの被害状況を教訓に敵の先制攻撃に屈しない体制を構築することが望まれます。

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