農水省が豆腐の安売り是正の方針
豆腐は私たちの食生活に欠かせない食品の一つですが、スーパーの目玉商品として取り扱われたりしてビックリする値段で売られていたりします。農水省はこうした販売の裏側に、不公正な商取引が行なわれているとして、是正に乗り出すと言うことです。
豆腐の原料は大豆ですが、大豆は結構高価な農産物です。にもかかわらず、かなりの低価格で売られているのは、豆乳を凝固させる凝固剤の発達で、かなり薄い豆乳でも豆腐として製造できるようになったからです。こうした豆腐には豆乳成分は少ないので、濃い豆乳の豆腐と比べると味が違うのが明確に解ります。
つまり安い豆腐には理由があるのですが、消費者がそうした豆腐を求める以上、商品として成り立つ訳で、それはそれで仕方ありません。我が家の味噌汁の具に使われる豆腐も、この類の豆腐ですが、私は豆腐とは別の食品だと割り切っています。
今回の農水省の動きは、販売者が立場を悪用して生産者を圧迫することを是正するものですが、この際なのでアイスクリームなどのように大豆の含有量を規制することも検討して欲しいものです。
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