みちびき2号打ち上げ成功
GPSの精度を飛躍的に向上させることが期待されている、準天頂衛星システムのみちびき2号を載せたH-IIAロケット34号機が、本日9時17分種子島宇宙センターから打ち上げられ、予定軌道にみちびき2号を投入し、打ち上げは成功しました。H-IIAロケットの打ち上げ成功率は97.06%(33/34回)、H-IIBを加えた成功率は97.5%(39/40回)となりました。
準天頂衛星は日本とオーストラリアの上空を8の字を描いて飛行しますが、名前の通り頭の上の軌道を通ることから、都会でもビルなどの陰になり難い特徴があります。1基の衛星が日本上空に滞空するのは8時間ほどなので、今後残り2基を打ち上げて4基で24時間の運用を確立します。
みちびきのシステムによって、従来のGPSでは最大で10mあった位置の誤差が、最小で6cmまで向上させることが可能となりますので、農業機械や輸送機器の自動運転など幅広い応用が期待されています。
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