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2017年7月31日 (月)

民間ロケット打ち上げに失敗

堀江貴文氏が役員を務める民間ロケット打ち上げ会社のインターステラテクノロジズ㈱は30日午後4時32分、北海道大樹町から初めてとなる観測ロケット{MOMO」の打ち上げを行いましたが、発射後66秒にロケットとの通信が途絶えたため、燃焼を中止し、打ち上げは失敗に終わりました。当初の計画では120秒間エンジンを燃焼させ、高度100Kmに到達する予定でしたが、今回の到達高度は10Kmにとどまった模様です。インターステラテクノロジズ㈱は小型衛星の打ち上げを目指し、使用する液体燃料ロケットを自社で独自開発し、地上燃焼試験では120秒間の燃焼に成功していました。

通信途絶の原因は機体の破損により、ケーブル類が切断してしまったためと考えられます。速度が音速を超えたあたりで発生していることから、共振によって増大した振動に機体強度が耐えられなかったものと思われます。

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超小型ロケットで衛星の打ち上げを目指したSS-520 4号機 (出典:JAXA)       SS-520 4号機もテレメトリーの中断により打ち上げに失敗しています。

今回、初打ち上げとなった訳ですが、資金の問題もあり十分な地上での試験が行えていないようです。今回打ち上げ直前になって、燃料を開閉する電磁バルブが酸化剤の液体酸素による低温の影響で正常に機能しなくなり現場での対応を迫られる事態となりましたが、これも事前に注入試験を行っていれば、早い段階で気づくことができた筈でした。また、失敗の直接原因となった機体強度についても風洞実験などを行っていれば事前に把握できた可能性があります。ただ、自社の設備には限りがありますので、実際の飛行の中で解決するしかないのかも知れません。このあたりは、糸川博士が中心となってラムダ4Sロケットで国産初の人工衛星打ち上げに挑戦していた東大宇宙航空研究所とダブルところですから、是非とも頑張って欲しいところです。

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2017年7月30日 (日)

弾道ミサイル対策考

昨日の続きです。北朝鮮が弾道ミサイルを発射する度に、政府は関係閣僚を集めて対策会議を開いていますが、その結果として前向きの結論が出たことはありません。米国と協調するとか、情報収集に全力を挙げるとか聞きなれた語句を羅列するのみです。しかし、我が国にもできることがあるはずで、その一つが昨日の提言です。しかし、それ以外にもやれることはあります。

我が国は現在弾道ミサイル防衛としてSM-3とPAC-3を配備していますが、国内で実射試験をしていません。SM-3については米国の協力を得て、ハワイ沖などで行っていますが、機会が限られています。一つには我が国が弾道ミサイルを保有していないので、標的がないからです。もし標的があれば、米国に遠慮をせずに好きな時に訓練を行うことが可能です。

我が国は高いロケット技術を持っていますが、宇宙開発においては軍事利用をしないと言うことに力点を置きすぎて、宇宙空間に達する軍事用のロケットの開発は行われて来ませんでした。しかし、基礎的な技術は十分保有していますので、標的の類はそんなに苦労しなくても作ることは可能ではないかと思われます。

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以前にも取り上げましたが、中国のSLBMのJL1とミューロケットの2段目であるM-22ロケットはほぼ同じ大きさ・重量です。M-22に誘導装置と2段目を積めば射程1500Kmを超えるミサイル標的が出来上がります。

このミサイル標的があればイージス艦やPAC-3の訓練を存分に行えますので、有事にも慌てず対処が可能となります。先日、米国がSM-3ブロックⅡの迎撃試験を行いましたが、イージス艦の操作員が操作を誤り、発射したSM-3を途中で誤爆させてしまいました。これも訓練機会が少ないために起きたアクシデントだと思います。

我が国の場合、イージス艦のSM-3の実射は各4隻で1発ずつしか行われていません。SM-3は1発約20億円とも言われていますので、そうそう発射する訳にはいきませんが、標的を使って発射までの手順の訓練を積むことは有事に向けて有益なことだと考えます。

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2017年7月29日 (土)

北が再びICBMを発射

北朝鮮が昨夜遅く、北海道沖に向けてICBM1発を発射しました。当初朝鮮戦争の停戦記念日である27日に発射するのではと見られていました。ところが現地の天候が悪く、一旦は29日にずれ込むものと見られていたのですが、意表を突いての発射となりました。

今回もロフテッド軌道での発射となり、最大高度約3700Km、水平距離約1000Kmを飛んで、北海道の奥尻島西方の海上に着水しましたが、通常軌道であれば飛行距離は10000Kmに達するものと思われ、米国本土に到達する能力があると見られます。

ICBMについては我が国に直接的に脅威となるものではありませんが、今後実際の飛行を目指した場合には我が国の上空を横切る可能性があります。また、ICBMで米国を牽制し、既に我が国を射程に収めているノドンを我が国に向けて発射する可能性が考えられます。

これに阻止する為には北を攻撃する兵器が必要になりますが、我が国はこれまで専守防衛を国是として来たために敵地攻撃能力を持ち合わせていません。前回記事にした巡航ミサイルの保有を急ぐべきと思いますが、それだけでは不十分です。

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ヘリコプター搭載型護衛艦の「いずも」にステルス戦闘機のF-35Bを搭載したところです。「いずも」は哨戒ヘリコプターが5機同時に離着艦できるように全長が248mと海上自衛隊で最大の護衛艦ですが、S/VTOL機のF-35Bの搭載が可能であると言われています。S/VTOL機と言うのは、垂直離着力をしたり、大変短い距離で離着陸できる能力を持った航空機のことです。今現在はF-35Bを導入する計画はありませんが、北朝鮮の挑発を考えた場合、抑止力としてF-35B及び搭載艦の配備が不可欠であると考えます。

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着陸態勢のF-35B。(出典:在日米国海兵隊HP)

F-35Bは対レーダーミサイルのAGM-88ハームを搭載できるので、相手のレーダー網を壊滅させることが可能です。いかにステルス機とは言え相手領土に接近した場合にはレーダーで捕捉される恐れがありますが、あらかじめ相手のレーダーを使用不能にしておけば、ステルスを利用して相手の懐深くを攻撃することが可能となります。逆に言えば、相手の攻撃を探知できないことになりますので、下手に相手を刺激する(ノドンで攻撃すること)ことは得策ではありません。従って相手の眼をつぶすことによって我が国の安全を確保することが可能になるのではないかと考える次第です。

弾道ミサイル防衛では、政府はSM-3の陸上配備型であるイージスアショアの導入を急ぐ方針であると伝えられていましたが、稲田前防衛大臣を巡るゴタゴタでそれどころでは無くなってしまった感がありますが、取敢えずは迎撃態勢を固めるのが先決なので、遅滞なく導入の手続きを進めてもらいたいものです。

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本日30万アクセス達成!

本日未明、当ブログが30万アクセスを達成しました。2006年3月のブログ開設以来、11年目での達成となります。これも皆様のご愛読なればこそで、厚く御礼申し上げます。

最近はちょっとネタも夏枯れ気味でしたが、一つの大きなマイルストーンに辿り着くことができ、気持ちも新たに新たな一歩を踏み出そうと思っています。中年(もう初老かも知れませんが)オヤジの殴り書きなので、時流からかなり外れているような気もしますが、あまり人まねはしたくありませんので、これまでのスタイルでぼちぼちやって行きたいと思います。

お時間が取れる時で構いませんので、引き続き当ブログを宜しくお願い致します。

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2017年7月28日 (金)

我が国の潜水艦状況

昨日は朝鮮戦争の停戦から65周年と言うことで、北朝鮮がICBMの発射試験を行うのではないかと警戒されましたが、現地の天候が悪く、昨日の発射はありませんでした。それに先立って、北朝鮮の潜水艦が連続10日間と、これまでにない活動を繰り広げていることが問題視されていました。

これに対して我が国も当該海域に潜水艦を派遣しているのではないかと見られますが、我が国の潜水艦保有数は現在17隻なので、半数が母港に帰港中とすれば任務に就いている潜水艦は8~9隻ではないかと思われます。

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潜水艦の行動は対外的に公表されることはありません。従って上図は勝手に想像したものなので、実際と大きくかけ離れているかも知れないことをお断りしておきます。

まず、赤い丸の海域ですが、重要国際海峡です。①、②、④は、かつて有事の際にソ連の潜水艦を太平洋に出さないためのチョークポイントで、三海峡封鎖と呼ばれていました。現在は中国の潜水艦の活動が活発化していますので、③の宮古海峡にも潜水艦を配置しているのではないかと思われます。

青い長円は海域警備です。数字は重要度に応じて①から⑤としましたが、その時投入できる隻数に応じて①から順にパトロールをしているのではないかと考えます。北朝鮮東岸は②の担当艦が対応しているものと考えられます。また、17隻の他に練習艦として2隻を保有していますので、⑤の海域は練習艦が担当していることも考えられます。

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海上自衛隊の最新型潜水艦のそうりゅう型です。(出典:防衛省)

従来、潜水艦の保有数は長らく16隻として来ましたが、周辺の脅威の高まりに対応するため、6年をかけて22隻まで保有数を増やすことになっています。このまま行けば、5年後には22隻体制となりますので、上図の体制で無理なくローテーションが組めるのではないかと思われます。

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2017年7月27日 (木)

政界に激震2連発

今日は政界に大きな動きがありました。午後になって民進党の蓮舫代表が突然辞意を表明したのに続き、夜に入って稲田防衛大臣が辞任の意向とのニュースが飛び込んで来ました。

ともに女性政治家であり、将来の首相候補と呼ばれたこともありましたが、最近はそれぞれに辞任を求める声が高まっていることも共通していました。にも拘わらず、どちらも頑なに辞任を否定していただけに、このタイミングでの意思表明、しかも同じ日となったことで、大きなニュースとなりました。

蓮舫代表は自身の国籍問題、党の支持率低迷、東京知事選での惨敗と立て続けに代表としての資質や指導力について批判が高まっていました。

一方の稲田大臣も南スーダンPKOの日報問題、森友問題における国会答弁、「アジア安全保障会議」におけるグッドルッキング発言、都議選における自衛隊発言と失言を連発して、防衛大臣としての資質を問われ続けていました。

我が国は諸外国と比較して女性の政治家が少なく、従ってこれまで首相はおろか有力省庁の大臣就任も田中真紀子氏の外相就任くらいしか前例がありませんでした。そのような中で、野党とは言え党首だったり防衛相就任は女性の政界進出を拡大する好機であっただけに、このような結果となってしまったことは大変残念です。しかし、英国のサッチャー氏やドイツのメルケル首相を引き合いに出すまでもなく、女性と言えども国政のかじ取りをする能力を有していることに何ら疑いの余地はありません。

安倍首相も森友・加計問題で支持率を大きく落としています。時期首相の本命不在が指摘される中、近い将来女性首相が誕生しないとも限りませんので、女性政治家の奮起を期待したいところです。

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2017年7月26日 (水)

対艦ミサイルXASM-3実射試験の謎その2

標的艦「元しらね」の再入港について前回考察してみましたが、どうもしっくりしません。改めて再入港時の写真を見直しましたが、後部甲板で何事かが起きたのは間違いなさそうですが、右舷舷側のシート周辺を拡大してみても船体の歪みは確認できません。先月の米国イージス艦の衝突事故では船体が大きく損傷しましたので、衝突時のエネルギーについて調べてみました。

物体が持つ運動エネルギーは、物理の運動エネルギーの公式で表すことができるので、エネルギーを計算してみます。

運動エネルギーをK、 物体の質量(重量)をm、 速度をvとすれば

K=1/2mv2   となります。

XASM-3の突入時の重量を600Kg、速度をマッハ1.5

イージス艦と衝突したコンテナ船ACXクリスタルの重量を5万トン、速度を28Km/h(15ノット)とした場合

XASM-3の運動エネルギーは K=1/2 X 0.6 X (1830)2                                                 

                     =1004670 ※単位は省略

一方ACXクリスタルの運動エネルギーは K=1/2 X 50000 X(28)2

                            =19600000

となります。XASM-3の運動エネルギーとACXクリスタルを比較すると

1004670÷19600000X100%≒5.1% となります。

 

つまりXASM-3が爆発せずに「元しらね」に突入した場合のエネルギーは計算上、ACXクリスタルがイージス艦に衝突した事故の1/20ほどとなります。であれば、損傷はかなり限定的になることも有り得るかもと思えますが、やはり小さなシートで覆い切れるかと言えば、ちょっと微妙ですが、設定の数値自体、正式に入手した数字ではありませんので、ほどほどに考えた方が良いかも知れません。

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2017年7月25日 (火)

土用の丑の日

今日は土用の丑の日。最近は、うなぎを食べることがすっかり定着した感がありますが、稚魚の不漁が続いたので値段のほうはまさにウナギ上り。すっかり高値安定気味で、残念ながら手軽に手が出せなくなってしまいました。ピンチヒッターの養殖ナマズも流通に乗るには今一歩と言うことで、猛暑の中で、恨めしい状況となっています。

そんな中、かに蒲鉾のメーカーが、うなぎのかば焼き風の製品を発売していると聞いて、早速試しに購入してみました。いくつかのメーカーが同様の商品を発売しているようですが、私が購入したのはこちらです。

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果たしてどこの売り場で売っているのか興味津々でしたが、流石にかば焼きのコーナーには置いてなくて、蒲鉾のコーナーで見つけました。商品にも目立たないながらも「これはうなぎではありませんと」と表示がしてあります。値段は1人前300円ほどでした。

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食べ方は至って簡単で、包装トレイからお皿に移して、電子レンジで1分ほど加熱するだけです。かば焼きには、予めたれが塗ってありますが、御飯用に別添のたれと山椒が付いています。

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写真には写っていませんが、裏側には黒い皮が付いているので、見た目はうなぎそのものです。

肝心の味ですが、ぎりぎり合格点だと思います。惜しむらくは、食感が少し柔らか過ぎるのと、たれがしょっぱ過ぎると感じましたす。この辺は生産地との味の好みの違いかも知れませんが、塩がきつすぎるとそちらに気を取られてしまうので、残念です。最近は牛丼チェーンでもうな丼を提供するようになりましたが、300円と言う手頃な価格で買えることを思えば、もう少しメジャーになっていい気がします。

うなぎの高騰はしばらく継続すると思われますので、もう少しブラッシュアップすれば、これはこれとして定着するのではないかと感じました。

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2017年7月24日 (月)

対艦ミサイルXASM-3実射試験の謎

先日も記事に取り上げましたが、我が国が開発中の超音速対艦ミサイルのXASM-3の実射試験が、退役した護衛艦の「しらね」を使って行われることになっていました。ところが、一旦舞鶴基地を出港した元「しらね」が再び舞鶴基地に戻ったことから、当初は試験は延期になったものと思っていました。しかし、その後ネットに掲載された写真を見て、いくつか疑問が沸いてきました。

疑問その1

元「しらね」の右舷舷側には白いペンキで枡目上に線が引かれています。これはミサイルの命中位置を映像から判定するためのものですが、帰港時には中心付近に目隠しのシートが掛けられていました。XASM-3は突入時にはマッハ1.5程度の速度と思われますので、仮に命中していれば、爆薬抜きだったとしても相当大きな損傷を受けると思うのですが、シート外の枡目が変形した様子は見られません。

疑問その2

元「しらね」の舷側には目立った異常は認められませんが、後部構造物、ヘリコプター格納庫付近には目隠し用のシートが目立ちます。

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格納庫の上には対空ミサイルのシースパロー発射機と標的艦として改装された際に新しくポールが設置されていました。

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ところが帰港後には発射機とポール、上部甲板もシートで覆われ、さらに発射機後方の壁に多数の飛散物が付着していました。

疑問1と疑問2は矛盾する内容です。つまり疑問1はXASM-3が命中しなかった可能性を、疑問2は後部甲板付近で何らかの爆発があったことをうかがわせる内容です。そこで、無い頭を捻って考えてみました。

疑問1について

まず、なぜシートで覆ったかと言えば、やはり何らかの物体が衝突した痕跡を隠すためだと考えるのが自然です。XASM-3は重量が約900Kgと言われています。対艦ミサイルの場合、一般的に重量の45%が弾頭の重量と言われていますので、残りの約500Kgが燃料とエンジン、機体の重量です。今回は試験と言うことで弾頭の火薬を積まず、燃料もほぼ空の状態で命中したとすれば、船体への損傷はそんなに大きくなかったのかも知れません。

ちなみにフォークランド紛争の際、アルゼンチン軍のシュペルエタンダール機からエグゾセミサイルを発射された英国駆逐艦シェフィールドは不発弾だったため、6日間持ち応えています。

今回はまず実際の船体を使って正確に目標をロックオンできることを確認するのが目的で、直前で自爆させたものの、勢い余って残骸が命中してしまったことも考えられます。

疑問2について

これも1と同様ですが、今回は1次試験で船体は次の試験まで温存した可能性が考えられます。XASM-3はレーダーホーミングミサイルですが、アクティブモードとパッシブモードを持っていると言われています。アクティブモードはミサイルがレーダー波を送信し、目標が反射した電波の方向に誘導して命中させる方式です。一方のパッシブモードはミサイルに向かって発信したレーダー波を受信して、発信したレーダーに向かって誘導する方式で、地上のレーダー基地を攻撃することが可能となります。

新設されたポールがレーダー波を模した電波を送信し、XASM-3がこれに向かって誘導され近接信管を使い、ポール付近で小規模な爆発を起こせば、このような状況になってもおかしくはないと思われます。

対艦ミサイルが目標のどの部分に命中したのか、または命中しなかったと言うのはミサイルの性能の評価に直結しますので、おそらく公表されることはないのではないかと思われます。従って、私の推測も立証されることはないと思いますが、今回元「しらね」がまさかの帰港をしましたので、少なくとも2次試験が行われることだけは間違いありません。

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2017年7月23日 (日)

手術から9日目

順調に回復しています。感染予防の抗生剤を継続して服用していますが、当初処方された鎮痛薬が一昨日で切れたので、昨日は服用を止めました。すると夕方頃から時折痛みを感じたのと、喉の炎症が気になったので、追加で処方された2次の鎮痛薬を飲んだところ、しばらくして炎症が治まったので、もうしばらく鎮痛薬も服用したほうが良いようです。

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さて、現在患部には退院時に貼ってもらった絆創膏と保護テープを貼っています。腫れが気になるので、今朝このテープを初めて交換しました。絆創膏をはがすと、少し血の跡が付いていました。抜糸したとは言え、やはり傷口が完全に塞がるのには時間がかったようです。患部には浸潤液が少し溜まっているようで、これが腫れの原因と思われます。自然に吸収されるのを待つしかないので、もう少し時間がかかりそうです。

暑い最中、冷たいビールで喉を潤したいところですが、じっと我慢の禁酒生活を送っています。

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2017年7月22日 (土)

北朝鮮の潜水艦を日本海で探知

日本の複数のメディアが、米CNNテレビが20日に複数の米国防当局者の話として、北朝鮮が潜水艦を自国から約100キロ離れた日本海で48時間連続で航行させていると報道したと伝えました。

このニュースは大変奇妙なニュースです。記事では潜水艦はSLBMの発射実験を行なう可能性があるとしていますが、100Km沖合からSLBMを発射する意味が判りません。領海は海岸線から12海里(約22Km)までです。100Kmはそこからわずか78Kmの沖合でしかありません。100Kmがどれくらいの距離かと言えば新潟県の上越市から富山湾を隔てた能登半島の先端までの目と鼻の先と言って良い距離です。北朝鮮は移動式の発射台を何十両と保有しており、事前に探知されることなく発射可能な能力を既に持っていますので、このような近距離でSLBMを発射することに、軍事的な意味は認められません。

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100Kmがどれくらいかを見るために北朝鮮の東海岸を青く塗りつぶしてみました。我が国への影響はほとんど考えられないことが見て取れると思います。

また、自国から100Km離れた海域で行動していることや、48時間連続して航行していることを明らかになっていることは、完全に潜水艦の行動を把握していることを意味します。潜水艦の探知方法としては母港の沖合で待ち伏せし、後を付ける方法や、通信や排気のため潜望鏡やシュノーケルを海上に出したところをレーダーや赤外線探知機で捉える方法、哨戒へりから吊り下げ式のソナーを海中に沈めて潜水艦を探知する方法などがあります。但し、沿岸から100Kmの距離であれば北朝鮮のEEZ(排他的経済水域)内であり、相手に発見されるリスクが大きいので航空機による探知ではないかと考えられます。

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国産哨戒機のP-1です。海面上の潜望鏡を発見することが可能です。北朝鮮の潜水艦はディーゼル式のため、時々浮上してバッテリーを充電する必要があります。恐らく夜間に海面近くに浮上して発電したり、本国と通信したりしているところを捕捉されたのではないかと考えられます。対潜水艦戦については日・米の能力が遥かに上回っています。

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2017年7月21日 (金)

XASM-3標的艦の「元しらね」が舞鶴港に再入港

我が国は航空機発射の対艦ミサイルとして国産のASM-1CとASM-2Bを運用していますが、これらは亜音速のミサイルです。対艦ミサイルは海面近くを飛行して相手に近づくため、高度にもよりますが、およそ30Km手前で相手のレーダーに映し出されることになります。

どうして30Kmよりも手前で発見できないのかと言えば地球が丸いからで、低い高度を飛ぶ対艦ミサイルは水平線の下になってしまうからで、艦船のレーダーには映りません。従って攻撃された相手は、突然30Km先のミサイルを発見することになります。しかし、ミサイルの速度はおよそ時速900Kmなので、命中まで約120秒かかることになります。

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この120秒の間に迎撃用のミサイルを発射したり、舵を切ってミサイルのコースを外そうとしたり様々な対抗手段を取ろうとします。従って相手に逃げられないようにするためにはミサイルを高速化する必要があり、ロシア、中国、台湾などでは超音速の対艦ミサイルが開発されています。四方を海に囲まれている我が国は、侵攻してくる相手を海上で迎え討たなければなりませんので、このような動きに遅れる訳には行きません。

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左翼に吊るされた白いミサイルが超音速対艦ミサイルのXASM-3です。 (出典:防衛装備庁HP)

航空機に搭載するミサイルの試験は、岐阜基地にある防衛装備庁の飛行開発実験団の機体で行なわれますが、場合によっては空自小松基地の支援を受けることもあるようです。

XASM-3は2016年度に開発完了を目指して開発が進められ、標的艦「元しらね」を使って実射試験が行われることになっていました。ところが予定が遅れ、標的艦の改装を済ました「元しらね」は母港だった舞鶴港で最後の出港を待っている状態でした。

そして今月11日、「元しらね」は曳き船に曳航されて舞鶴を出港し、誰もが二度とここには戻らないと思っていましたが、どう言う訳か昨日になって、再び曳き船に曳航されて舞鶴港に戻ってしまいました。

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実射試験が行われる日本海のG空域です。G空域は大変広い訓練空域で長手方向で380Km以上の距離がありますので、およそ200Kmとも言われているXASM-3の射程のフルレンジのテストも可能です。おそらく、標的艦は佐渡の北西側の海上に置き、山陰沖からミサイルを発射する形で実射試験が行われるのではないかと思っていましたが、何故か突如中止が決まってしまったようです。

この試験については日程を含めて一切公表されていませんので、中止の理由については全く判りません。技術的な問題が発生したのか、外国の情報収集艦や航空機が邪魔なのか、それとも政治的な事情なのかと言ったところが思い浮かびますが、明らかにされることはないでしょう。稲田防衛相の問題が影響した可能性は、もしかしたらあるのかも知れません。

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2017年7月20日 (木)

順調です

お陰様で順調に回復しています。舌の痺れもかなり軽くなり、会話もスムーズにできるようになりました。ただ、苦手なイ行は発音が完全でないようで、「海」と喋ったのに「ウニ」と伝わってしまいました。まあ、この辺りは通常でも聞き間違いし易いところなので、あまり気にしても仕方ないのかも知れません。

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黄色い丸印のところにドレイン用のチューブが刺さっていましたが、こちらの傷も順調に回復してほとんど目立たなくなっています。現在痛みが残っているのは傷口部分だけで周辺を押さえても痛みを感じることはありません。ただし、どういう訳か顎の先端部分に少し痺れが残っています。

人体に唾液を出す唾液腺は耳下腺・顎下腺・舌下線に左右一つずつありますので、全部で六ヶ所です。この内、左の顎下腺を摘出しましたので、残りは5個となってしまいましたが、今のところ不自由は感じられません。このまま行けば気になるような後遺症は残らないのではないかと思われます。

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2017年7月19日 (水)

順調に回復中です

順調に回復しています。帰宅当初は舌にかなり痺れが残っており、特にイ行の言葉を発するのがしづらかったのですが、大分痺れが取れて来ました。

病院では、医療過誤防止のため、ことあるごとに本人確認をするのですが、その際には名前と生年月日を確認のキーワードにしています。今までなら難なく言えたのですが、情けないことに自分の名前をスムーズに言えなくなってなってしまいました。強く意識して言おうとしないと上手く言えませんでした。亡くなった母は脳卒中で半身不随となり、言葉が不自由になってしまいましたが、きっとこんな気持ちだったのだろうなと、今更ながら母の事が思い出されてしまいました。

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手術後、傷口の上に保護シールが緑の部分に貼られていました。左右の肉をかなり引っ張る形で貼られていましたので、首周辺の神経も引きつってしまい、痺れを誘発してしまっていたのかも知れません。

現在は傷跡を紫外線から保護するテープを貼ってあるだけなので、今まで窮屈になっていた組織や神経が元の状態に戻ろうとしているのかも知れません。変なもので、今まで気になっていたところが良くなると、今度は今まで気になっていなかったところが新に気になって、いたちごっこの状態です。

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テザリングで大失敗

自宅では光回線を無線モデムでノートPCやWindows10搭載の10インチタブレットにつなげています。タブレットは、以前はNEXUS7を使っていましたが、2年ほどで壊れてしまったので、まず5インチのスマホに変えたのですが、当時は白内障に気付かず小さい画面が見にくかったので、改めて10インチのタブレットを購入し、外出先ではスマホをテザリングして使っています。

今回の入院に際しても、スマホとタブレットを持ち込んでネットに接続していました。するとテザリング中にタブレットのOSの更新があり、深く考えないまま更新をスタートさせてしまいました。いつもは自宅でWi-Fi接続しているので、気にも留めていませんでしたが、これがやってみると随分容量が大きかったようです。スマホのSIMは一月3ギガバイトの契約ですが、これまで一年半以上使っていますが、一度も容量制限を超えたことはありません。

ところが、今回初めて自宅以外でテザリング中に、WindowsタブレットのOS更新と言う事態に遭遇し、いとも簡単に3ギガを突破してしまったのです。更新終了後一旦タブレットを終了させ、再度テザリングを再開しようとしたらスマホが全くつながらなくなってしまいました。実はもう一つ私の手違いがあったのですが、自宅に帰るまで全くそのことに気付かず、病室からネットに接続できなくなってしまったのです。

アンドロイドの場合は、こまめにOSの更新を行っているためなのか、これまでこのようなことはありませんでした。Windowsはちょっと更新プログラムが重すぎるのではないでしょうか。

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2017年7月18日 (火)

退院しました!

本日午前、予定外の抜糸まで済ませて無事退院、昼前に帰宅しましたので、ご報告させていただきます。 m(_ _)m 

連日猛暑や豪雨が報道されていますが、病院内は空調されているので、外界のような暑さを感じることはありません。病室は4階にあるので、限られた範囲ですがある程度見晴らしも利きました。遠く、南アルプスの大無間山や今朝は朝日に染まった夏富士までも見ることができました。  

病院の一日はだいたい以下の通りです。

6時起床、起床後の問診、朝食、病棟診察室での診察、点滴、昼食、夕食、問診・点滴、9時消灯

娑婆にいる時は9時に寝るようなことはありませんが、特殊環境にいるせいか、意外にスムーズに眠りに落ちてくれました。最近歳のせいで夜中のトイレの回数が多くなってしまいましたが、思ったほど通うことはありませんでした。

昨日の診察で今日の退院が告げられていたので、今朝は朝食を済ませると退院の身支度を整えて診察を待ちました。傷口には感染予防のシールが貼ってありましたが、4日目ともなると端が剥がれてきたので、気になっていました。

診察を受けると、当初予定では1週間後の外来診察時に抜糸することになっていたのが、今から抜糸となりシールも不要となって患部周辺の異物の大半が取れることになりました。

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傷口は鏡で見た時に7cm位だと思いましたが、実際に物を当てて測ってみたら、ちょうど7cmの長さでした。これがもっと下の部分ですと結構目立つかも知れませんが、ちょうど顎に隠れる部分なので顎を引いていればそんなに目立つことはなさそうです。但し、今時点は赤黒くなっているので結構目立ちます。

舌の左半分に痺れが残っています。これは顎下腺の切除によって舌の神経が刺激されたことによるもので、完全には消えないこともあるそうです。痺れがあることによって、発声が上手くできず、喋り難い感じがしますので、なんとか解消して欲しいところです。

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2017年7月16日 (日)

今日のコンディション

手術から丸一日半が過ぎました。手術後、傷口周辺を圧迫するために、ガーゼで固定していましたが、今朝の診察でガーゼが取れて傷口が透明テープ越しに確認できました。予想よりも大きくて、顎の左半分を横一文字に7cmほど赤黒くなっていました。長さはありますが、多分時間が経てば、皺に隠れて目立たなくなりそうな感じです。

昨日昼前までは点滴チューブをずっとつなげたままでしたが、昼からは抗生剤の点滴の時だけつなぐ方法になったので、左腕が自由になり行動しやすくなりました。食事も昨日の朝から摂っていましたが、全粥でした。それが今朝からは普通の白飯になって、やっとまともな食事をした気分になりましたが、どういう訳か全て減塩食なので味気ないことこの上なしです。

ドレインチューブからの排出量も順調に減っていると言うことらしく、順調に行けば明日にもチューブが抜ける見込みです。現在はこんな具合です。

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サンマ漁獲制限、国際合意できず

13日に始まった北太平洋漁業委員会(NPFC)の会合には日中のほか台湾、韓国、ロシア、米国など8カ国・地域が参加し、サンマの乱獲防止に向けて日本が提案した国別漁獲枠の創設で調整が行われましたが、各国の同意が得られず漁獲枠を設置することはできませんでした。

サンマ漁はこれまで日本とロシアのみで行われていましたが、近年になって台湾・中国・韓国が漁獲量を拡大し、資源枯渇が懸念される状態になり、水揚げされる魚体も小型化するなど資源管理の必要性が叫ばれていました。しかし、韓国や中国には資源を管理する概念が乏しく、獲れるものはものは獲れるだけ獲ってしまい、自国の資源を枯渇させてしまい、他国の水域に進出する傾向が見られます。

かつては大衆魚と言われたサンマも無尽蔵ではありませんから、適切な資源管理が必要ですが、漁獲制限には後発参入国の漁獲量が少なくなっており、中・韓はこれに反発したものと思われます。しかし、このまま放置すれば資源がますます減少することは避けられず、日本は強いリーダーシップを持って、各国の同意を取り付ける必要があります。

交渉事には飴とムチが必要です。我が国は自国EEZ内での外国漁船の操業を漁業協定の下で許可していますが、無制限に許可するのではなく、漁獲枠の設置に同意させるための取引に使って、何とか安定した資源保護の道を確立して欲しいものです。

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2017年7月15日 (土)

無事終了

ご心配をおかけしましたが、手術は無事終了し、浜松が枝を再び見ることができました。

昨日は2番目の順番でしたが、最初の手術が長引いて、1時間遅れのスタートとなりました。朝から落ち着かなかったのに、予定時間を過ぎてもお迎えが来なかったので、余計にストレスを感じてしまいましたが、どうなるものでもないので、じっとその時を待ちました。

手術台に上がって程なく麻酔がかかり、気が付いたら手術は終了していましたが、最初は全身が硬直した感じで、全く身動きができませんでした。そのうち少しずつ手足が動かせるようになりましたが、口は上手く動かせず、首の周辺は拘束された感じで、どうなっているのか全く判らない状態でした。

病室に戻って処置をしてもらいましたが、思ったよりも痛みが強く、何もする気になれずにただひたすら横になっていることしかできませんでした。それでも小刻みでしたが、うとうとと眠ることができ、時間の経過とともに痛みも和らいで、体を動かすことがそれほど苦痛ではなくなりました。

とりあえず、現時点はこんなところです。

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2017年7月14日 (金)

いよいよ本日です

昨日の午前中に入院し、手術は今日の午後からと決まって、前後の過ごし方について説明を受けました。術後は体液を抜くために、首にチューブを差し込むと言うことで、その間の過ごし方を考えると少し気が滅入ってしまいますが、必要な処置なので仕方ありませんが、思っていた以上に大変な手術なのかも知れません。

病室と言う世間から隔絶した環境にいると、どうしてもネガティブな気分になるのか、ふと万葉集のこの歌が頭に浮かびました。

磐代の 浜松が枝を 引き結び 真幸くあらば また還り見む     有間皇子

間皇子は孝徳天皇の皇子でしたが、中大兄皇子の謀略によって謀反をそそのかされ、謀反を謀議した当の相手の蘇我赤兄(そがのあかえ)の密告によって中大兄皇子の元に送られる途中で詠んだ歌です。歌の中の浜松は地名ではなく浜辺の松の意味ですが、浜松に生まれ育った私には、歌の意味を超えた親近感を感じます。

この歌は浜辺の松にわずかな希望を託したものなので、あまり縁起の良いものではありませんが、つい弱気になった心が思い出させたのかも知れません。

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九州南部の梅雨が明けましたので、退院する頃には、真夏の青空が広がっているかも知れません。

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2017年7月13日 (木)

いよいよです

左顎下にできた結石と、顎下腺の腫瘍を摘出するため、今日から1週間の予定で入院します。入院中もブログは更新するつもりですが、事情により更新できないかも知れません。1週間後には間違いなく更新しますのでよろしくお願い致します。

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2017年7月12日 (水)

北朝鮮船舶が漁業取締船に銃口の暴挙

排他的経済水域(EEZ)は主権国の権利を守るため、他国の漁船が無許可で操業することを禁止しています。ところが、日本海のEEZ内にある好漁場である大和碓(やまとたい)に中国や北朝鮮の漁船が侵入し、勝手に操業して逆に日本の漁船が締め出される状況が続いていました。

これに対し、海上保安庁はこれまで有効な対応を取って来ませんでしたが、やっと巡視船が確保できたとして対応に乗り出しましたが、今月7日に水産庁の取締船が北朝鮮船籍の船から銃口を向けられ、慌てて現場から離脱したことが明らかになりました。漁業取締船は非武装で銃器の類は積んでいないと言うことです。

負傷者が出なかったのは幸いでしたが、これは大変な失態です。そもそもEEZの管理ができていないことが大問題です。自国の権利が侵害されたのに、これを放置していれば相手は図に乗るばかりです。わが国のEEZ内で他国の船が我が物顔で好き勝手に操業して、自国の漁船が漁を自粛するなど馬鹿げた話です。これが外国ならば、直ちに違法漁船を拿捕するケースです。どうしてここまで相手に遠慮をしなければならないのか、全く判りません。

しかも取締船に対して武器を向けるなど言語同断で、直ちに海保に連絡し航空機を動員してでも、拿捕するべきでした。今後は取締船には巡視船が同行して厳しく事に当たり、毅然としてわが国の当然の権利を守るべきだと考えます。

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海上保安庁の巡視船です。

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米国がTHAADでIRBMの迎撃に成功

米国防総省ミサイル防衛局は11日、米軍の新型迎撃ミサイルTHAADの実射実験を行い、中距離弾道ミサイル(IRBM)の迎撃に成功したと発表しました。これで2005年からの実験での成功回数を連続14回に更新しました。

THAADは1995年から実射実験を行なっていますが、1999年まで連続して6回失敗して、開発計画が中止になりかけました。そのため迎撃条件を緩和して、なんとか2回迎撃を成功させて計画を存続させ、大幅な改良を加えました。その結果、2006年に再開した実験で成功を治め、現在に至っています。但し、これまでは短距離弾道ミサイル(SRBM)や準中距離弾道ミサイル(MRBM)を使った実験ばかりで、IRBMの迎撃は初めてです。

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今回の実験場所です。使用した地図は国土地理院の「地理院地図」を使用しています。

実験はハワイ北方上空のC-17輸送機から投下したIRBMに見立てた標的に、アラスカのコディアック打ち上げ基地からTHAADミサイルを発射して行いました。IRBMは射程3000~5500Kmの弾道ミサイルなので、およそ4000Kmの距離で行なわれたのではないかと推定されます。

一方THAADは射程200Kmと言われていますので、かなり近い位置で迎撃しなければなりませんが、安全を考慮して最大射程で迎撃したのではないでしょうか。勿論安全のため、標的には自爆装置が搭載されていますので、万一迎撃に失敗しても危険が生じない配慮はなされています。

今回の成功によって現在グアムに配備したTHAADが北朝鮮からのIRBMを迎撃可能であることを示した訳で、北の挑発を牽制する目的は果たしたと言えるでしょう。

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2017年7月11日 (火)

今日も暑い

暑い日が続いていますが、蝉も元気に鳴いており音を上げているのは人間様だけのようです。我が家のオリーブも順調に育っています。

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途中で落果してしまうかもと心配しましたが、意外と順調に育っています。

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こちらは小さい方の木ですが、こちらも順調に育っています。

さて、最近はヒアリが全国のあちこちで見つかって騒ぎになっています。私の地域では今のところ、そんな情報はまったくありませんが、アリを見かけるとつい気になって注視してしまいます。そんな折、ワンコの散歩中に大きなアリ塚を見つけましたので、もしやと思って見てみると、ただの黒アリの巣でした。

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随分と砂の土手を高く積み上げていました。

我が家の周囲には以前はたくさんの川ガニが住み着いていました。その後農薬や用水のコンクリート化によってすっかり姿を消してしまいましたが、最近になってちょこちょこ姿を見かけるようになりました。

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用水路が三面コンクリートで覆われてしまったので、巣穴を掘るのが大変ですが、穴の開いた所に上手く入り込んでいるようです。

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カニの種類が判りませんが、誰も取って食べようとはしませんので、モクズガニの類ではないようです。子供の頃見かけたのはハサミや甲羅が赤かった記憶がありますので、今のカニとは種類が違ったのかも知れません。調べたらアカテガニに似ていたような気がします。

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2017年7月10日 (月)

内閣支持率が更に下落

終末に行われた内閣支持率についての各社の世論調査の結果が出ました。政府に批判的とされる朝日新聞で支持が33%(前回より5%減)、不支持が47%(前回より5%増)、日本テレビが支持31.9%(前回より7.9%減)、不支持49.2%(前回より7.4%増)、政府寄りとされる読売新聞で支持36%(前回より13%減)、不支持52%(前回より11%増)と軒並み支持率が後退した結果となりました。

本日、衆参両院で加計問題について一日だけの閉会中審査が行われましたが、偽証に問われる証人喚問ではなく、出席を拒否できる参考人招致の形で行なわれたことから、予想されたことながら、疑惑解明には程遠い結果となりました。安倍首相は国会閉会後の記者会見で、「何か指摘を受ければその都度、政府として真摯に説明責任を果たしていく。国民に対し冷静に、一つひとつ丁寧に説明する努力を積み重ねていく」と述べましたが、今日の審査会のやり取りを見れば、その言葉が空しく響くだけです。

九州北部は未曽有の豪雨災害に見舞われましたが、信じられないことに安倍首相は今時点で、この災害について何のコメントも発していません。例えG20サミットに出席のため、海外に滞在中とは言え、情報は逐一伝わっている筈です。本来であれば、日程を切り上げてしかるべき事態なのに、被災者に沿った気持ちを言葉に表さないのは如何なものでしょうか。現時点で現地に足を運んだのは8日に政府調査団として派遣された松本内閣府副大臣だけです。現地では被災者が途方に暮れていますので、いつまでに何をこうすると言った、政府の厚い支援の表明が欲しいのですが、今のところ、そのような動きは全く見られません。

8月初めには内閣改造を行なうと胸算用を公表しましたが、このように他人には冷たいのに、身内には手厚いと思われるようでは、国の指導者たる資格はありません。まるで閉会中審査が終わるのを待っていたかのように明日帰国する予定のようですが、国民はあなたの一挙手一投足を注視していますので、なるほどと言われるような行動を期待したいと思いますし、そうでなければ今以上に国民から見放されることになることでしょう。

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2017年7月 9日 (日)

防災用車両の拡充を

北九州の豪雨災害は未だ全容がつかみ切れていませんが、9日午前8時現在で死者18人、行方不明者は26人となっています。有明海で豪雨災害の行方不明者と見られる身元不明の遺体が5体見つかっており、この5名を含めると死者は23人、行方不明者は21人となります。

行方不明者の捜索や孤立地区への救援作業は、昼夜を徹して行われていますが、その中で全地形対応救難車のレッドサラマンダーの存在が大きく取り上げられています。

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20170708/CK2017070802000237.html

レッドサラマンダーはシンガポールの車両メーカーの製品で、ゴム製のクローラー(キャタピラー)で悪路を走行でき、水深1.2mまでの水中も走行可能です。総務省が東日本大震災を教訓に、どんな現場にも対応できる車両ということで一台だけ導入し、岡崎消防署に配備していました。

今回の水害では広範囲が水没し、道路が土砂に覆われたり、陥没して救助の手を阻んだことから、レッドサラマンダーをもっと全国的に多数配置すべきのとの声が広範囲に上がっています。確かに大規模水害は毎年のように発生していますし、津波被害が発生した際にも対応できますので、有効な装備ではないかと思います。各政令都市に1台ずつ備えれば、全国に20台配備できますので、救助に大きな戦力となることが期待できます。

しかし、できれば災害が起こる前に危険個所を見回り、避難が必要な住民を事前に移動させることができれば人的被害を出さずに済むはずです。それには災害に強いパトロール用車両が必要ではないかと考えます。

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自衛隊の軽装甲機動車です。軽装甲機動車は防弾タイヤの4輪駆動車で悪路を走行でき、防弾ガラスを備え、車体も防弾で頑丈にできているので、少々の落石があってもそのまま走行可能です。

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本来の乗員は4名ですが、後部にシートを備えれば緊急時に2名くらいは乗車できそうです。軽装甲機動車は自衛隊専用車両で、車体構造は防衛上の機密事項になっていますので、このまま民間に販売することはできません。使用する鋼板や防弾用の部材を一般向けの素材とし、民間に公開すると具合の悪い機構は一般用のものに置き換えれば、防災用の車両として打って付けだと考えます。

かつて軍用だったジープを一般用として販売したことがありましたが、それの防災版です。元の車両は3000万円ほどと、車両としては高価な部類ですが、レッドサラマンダーの1億1000万円と比べれば安いものです。山間部の市町村にこのような車両を配置して、災害が予想される際に、事前に管内を見回って危険をより早く察知すれば、それだけ被害を抑えることが可能です。一点豪華主義も結構ですが、より多くのパトロール車両を活動させることも必要なことだと考えます。

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2017年7月 8日 (土)

巡航ミサイル保有論

北朝鮮の核開発にブレーキがかかりません。金政権の生き残りがかかっているので、体制が存続する限り止むことはないのでしょう。しかし仮に米本土に届くICBMが開発できたとして、それを実際に発射できるとは思えません。

現在北は核弾頭を10~20発保有しているのではないかと推定されているようですが、実際に弾道ミサイルに載せられるレベルに達しているかは誰にも判っていません。もし10発の核弾頭があるとして、実際にミサイルを発射しても、米国はICBM迎撃ミサイルGBIを30発持っており、更に14増やす計画なので、全て迎撃可能です。

そして米国はと言えば地上発射のICBMミニットマンを450発、オハイオ級原潜に336発のトライデントミサイルを配備していますので、何倍もの利子を付けて返礼が可能です。従って、直接米国に向かって発射することは考えにくいのですが、体制崩壊が現実のものとなった時、ヤケクソ的に我が国に向けて発射することはあるかも知れません。

我が国にとってこれは大変迷惑な話ですが、イージス艦による迎撃態勢が取られることになっているので、これに期待するしかありませんが、万一ということが考えられます。では何か他に取りうる術(すべ)があるのか考えた時、北に対する攻撃力が必要ではないかと思います。

現行の憲法は攻撃のための装備を保有することを禁じています。しかし、一方で相手国が我が国に対して大量破壊兵器による攻撃を行おうとしている時は、事前にこれを破壊することを容認しています。しかし、政府はこれまで、相手国を攻撃できる装備を保有することを避けて来ました。やはり憲法9条による戦力の保有禁止の縛りが大きいことが理由だったと思われます。

しかし、国民の多くの命が奪われようとしている時に、紙に書かれた文言にとらわれて国民を救う行動が起こせないのでは本末転倒です。北朝鮮が、もし我が国に対して直接的な攻撃を加えた場合、北に対して相応の代償を払わせることが可能な攻撃力の保有に踏み切るべきではないかと考えます。

具体的には巡航ミサイルの大量保有です。巡航ミサイルと言えばイラク戦争でも大量に使われましたが、相手の軍事基地や交通インフラに対し大きな打撃を与えることが可能です。

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巡航ミサイル RGM-109 トマホークです。お尻に付いている円筒部分は、発射用のブースターで、発射後切り離されます。

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自衛隊が保有している90式対艦ミサイルとの比較です。重量が2倍ほど大きくなりますが、射程はなんと10倍以上も長くなっています。もしトマホークがあれば、どこまでを射程内に捉えることが可能かと言いますと、

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こんな具合です。巡航ミサイルを船に積んでおけば、遠く離れた点線の円の中のどこからでも北朝鮮全域を攻撃することが可能です。勿論、攻撃することが目的ではなく、もし日本を攻撃したら、こんな反撃が加えられるぞと言うことを北朝鮮の軍首脳に解らせるためです。軍首脳部が、日本の反撃力を十分認識すれば、自暴自棄になった指導部が、軍に対して発射命令を出しても国が壊滅する反撃を受けるので、発射命令に背くことになるかも知れません。もし、そうならなかったら、相手に対して十分な反撃をし、体制の息の根を完全に止めることになるだけです。

巡航ミサイルは航空爆弾1発程度の威力しかありませんので、北朝鮮軍を壊滅することまではとてもできません。しかし、地対艦ミサイルや地対空ミサイルをかなり無力化できますので、航空機による反復攻撃がし易くなり、更に大きな損害を与えることにつながります。

核攻撃を避けるために、今できることをやらなければ、事態は更に悪化するのではないでしょうか。

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2017年7月 7日 (金)

蝉が初鳴き

九州北部の大雨はまだ収束しておらず、新たな被害の発生が心配される状況が続いています。なんとかこのまま雨が上がってくれることを願うばかりです。

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2009年9月に訪れた時の朝倉市の3連水車。筑後川の直ぐ近くなので、この水害での被害が心配されます。

当地浜松はお陰様で昨日は30℃を超える暑い陽射しの一日でしたが、今日も30℃超えが予想されています。そんな中、庭で今年初めての蝉の鳴き声を聞きました。人の世は様々な出来事がありますが、蝉の鳴き声はそんな浮世の思いを一瞬だけ忘れさせてくれました。

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2017年7月 6日 (木)

九州北部で豪雨災害

九州北部地方が大変な豪雨災害に見舞われています。福岡県南部の朝倉市や隣接する大分県日田市などで、長時間の豪雨で広い範囲が冠水し、多くの地区が孤立しています。日田市では久大線の花月川鉄橋(長さ約80m)が増水によって流失しています。

昨夕からテレビでは繰り返し現地の情報を伝えていますが、未だ救援の手が届いていない状況のようです。道路網が寸断され、自衛隊さえ容易に孤立地域に近づけない場所もあるようです。空からの救援も準備はされているのですが、悪天候のためヘリの離陸は見送りとなっています。

今回の災害は、線上降雨帯と呼ばれる長時間同じ場所に雨雲が留まり続ける現象によって発生したものです。線上降雨帯は最近になって注目された降雨現象で、これまでも大規模な豪雨災害で観測されており、気象庁も昨夜の段階で大雨特別警報を出して警戒を呼び掛けています。

これだけの規模の災害となると大量の救援部隊が必要になりますが、肝心の交通路が確保されていません。自衛隊からは土木用の重機も投入されていますが、数が全く足りていません。また、冠水した中では大変危険が伴いますので、できれば無人の水中作業車も早急に装備に加える必要があるように感じています。

このような事態では水をものともせずに走行できる車両が求められますが、最近導入されたAAV-7水陸両用車を是非投入すべきだと思います。

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上:上陸中のAAV-7、下:航行中のAAV-7水陸両用車です。(出典:防衛省)

本来は兵員を載せ、沖合の艦艇から海上を航行して岸に上陸するための車両ですが、水浸しの不整地を走行することはお手の物です。被災者の救出や状況把握の用途に打って付けの機材なので、早期に投入されることが望ましいと思います。

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2017年7月 5日 (水)

北朝鮮がICBMの発射実験

昨日午前、北朝鮮が北朝鮮西岸から弾道ミサイル1発を発射しました。北朝鮮側の発表によれば、ミサイルは高度およそ2800Km、水平距離933kmを飛行して約40分後に秋田県男鹿半島の西およそ300Kmの日本の経済水域に落下しました。

北朝鮮が公表した画像、および映像によればミサイルは液体燃料方式の2段型で、移動発射機から垂直に立てられてから発射されています。発射は垂直に近いロフテッド軌道で打ち上げられており、日本の領空を超えないようにしたものと考えられます。有識者の分析によれば、通常角度で発射された場合、最大で6700kmの飛行能力があり、ICBMに分類されると見られています。

米国は当初、分析結果からIRBM(中距離弾道ミサイル)と推定されるとしていましたが、多方面からICBMだとの見解が出たことから、ICBMであったと見解を変更しました。但し、この場合のICBMの定義は米ロで核兵器の制限条約を交渉した際、両国の首都の距離5500Kmを超えるものをICBMとすると定義付けたもので、今回のミサイルはICBMであっても米国本土に到達するものではありません。

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ミサイルの軌道を図にしてみました。図Aが今回のミサイルの軌道です。私の推定では打ち上げから330秒後、高度約985Kmで燃焼を終了し、最大高度から下降を始めたものと考えています。最大高度までが約25.8分、そこから着水までが12.6分で合計の飛行時間は38.4分となりおよそ39分との北朝鮮の発表ともほぼ一致します。

最大射程は私の計算では6600Kmとなりましたが、詳しい条件が判っていませんので、推測の域を出るものではありません。

何にしても液体燃料方式であり、実際に長い距離を飛行していませんので、現段階ではとても実戦配備などできませんし、我が国を射程に収めるノドンミサイルを多数保有していますので、このミサイルを我が国に向けて発射することは、まず考えられません。あまり大騒ぎをせずに、今後について冷静に考えることが必要だと思います。

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2017年7月 4日 (火)

初エアコン

日曜日から気温が30℃超えとなり、ワンコがぐったりとしてしまったので、今シーズン初めてエアコンを使いましたが、昨日も連日の30℃超えとなったので二日続けてエアコンを入れました。現金なもので、28℃を下回るとワンコも生き返ったように生き生きとしています。ワンコも13歳で、暑さにはめっきり弱くなってしまったので、この夏はエアコンが欠かせなくなりそうです。

私の方も暑くなったことで、いつも使っている腕時計が金属アレルギーで痒く感じるようになり、少し前からチタンの時計に付け変えました。

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いつも使っているソーラー電波時計です。本体裏側はステンレスになっており、汗ばむ頃になると金属アレルギーで痒くなってしまいます。

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ステンレスは錆に強いのですが、人によって金属アレルギーを引き起こすことがあります。

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こちらがチタン製のソーラー時計です。もう18年も使って、少しくたびれていますが時間は正確で、何よりアレルギーを起こさないので手放せません。

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2017年7月 3日 (月)

身勝手な中国が堂々と領海侵犯

中国は領有権が確定しない南シナ海の海面下のサンゴ礁を勝手に埋め立て、国際法上認められない自国領土と称して軍事基地化しています。領土として認められるのは、満潮時にも海面に突き出している自然に生じた陸地であって、埋め立てによって発生した土地は含まれません。米国や日本はこのような中国のやり方を認めず、自由の航行作戦として国際法上の公海を航行する示威行動を取っています。

3日付産経新聞のWEB版がこうした米軍の自由の航行作戦に対する反発する中国外務省の陸慷報道局長のコメントにについて報じました。以下引用です。

米軍艦船が南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島周辺で「航行の自由」作戦を実施したことについて、中国外務省の陸慷報道局長は2日談話を発表し「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。談話は、米艦船が「中国の西沙諸島の領海に勝手に進入した」と主張した。

 陸氏は、中国側は軍艦と戦闘機を派遣し、米側の艦船に対し海域を離れるよう警告したと説明。「航行の自由」作戦について、中国の主権を侵害し、関係海域の平和や秩序を破壊する「深刻な政治的、軍事的挑発行為だ」と強調した。

とんだ二枚舌です。こんなことを言っておきながら、中国海軍の艦船が我が国の領海を侵犯しているのですからとんだお笑い種です。

防衛省の発表によれば、2日午前10時40分から0時30分までの1時間30分の間、中国海軍のドンディアオ級情報集艦が、津軽海峡の我が国領海を侵犯し続ける事案を発生させました。

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中国艦の進路。(出典:防衛省報道資料より)

地図に青い線が2本描かれていますが、内側が領海の境界で外側が接続水域を表すものです。中国艦は国際海峡の中央部の接続水域を外れ、中国の主張によるところの領海に勝手に進入侵入)して航行したことになります。

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ドンディアオ級情報収集艦 (出典:防衛省報道資料)

ドンディアオ級情報収集艦はこれまでも日本周辺を回遊して電波情報の収集などを行っていますが領海への侵入は初めてのことになります。

しかし、南シナ海で国際法上何の根拠もなく米艦に対して領海侵入を批判したその日に、明確な我が国の領海を白昼堂々と侵犯するとは、見下げ果てた根性です。

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都議選で自民が大敗、驕る平家は・・・

昨日行われた東京都議会選挙で、小池知事が率いる都民ファーストの会が49議席を占めて第一党となったのに反し、第一党だった自民党は57議席あった議席を23議席に減らす歴史的な惨敗を喫しました。

自民が苦戦するのは、それまで連立を組んでいた公明党が危機感から連立を解消、都民ファーストの会と選挙協力を組んだ時から言われ続けていたことですが、ここまでの大敗は予想されませんでした。これは単なる地方選挙の枠を飛び越え、国政に対する批判が都議選を直撃した結果と見るのが妥当だと思います。

思えば、投票直前の下村都連会長の加計学園献金疑惑に対する対応や、マスコミ批判が森友・加計問題での安倍首相の政治手法や手続き軽視の姿勢に対する批判を増幅してしまったのではないかと思います。

安倍首相は、国会閉会後の記者会見で自らの姿勢を謝罪し、説明責任を果たすことを明言しました。しかしその後も野党への揶揄を続けるばかりか、萩生田官房副長官は疑惑に対する会見を開かず、ひたすら裏に隠れる姿勢を続けています。また野党からの閉会中審査や臨時国会の召集要求に対しても応じる姿勢を見せません。

閉会中審査はともかく、臨時国会の召集は憲法53条に規定された条文に基づく行為なので、これを無視することは憲法違反に当たります。現行憲法の改定を目指す姿勢を示しながら、自らはその憲法を無視するようでは国民の支持は到底得られません。これまで自民党は圧倒的な議席数をいいことに、まさにやりたい放題の国会運営を行って来ましたが、その奢った姿勢に都民の鉄槌が下された格好です。

まさに驕る平家は久しからずです。

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山上の城跡にて。歴史は巡るとは至言です。

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2017年7月 2日 (日)

国産戦闘機F-3にまた一歩

我が国は現在4種類の戦闘機を保有しています。主力戦闘機のF-15J、攻撃力を担うF-2戦闘機、老朽化が進んでいるF-4ファントム戦闘機、そして最新鋭のF-35A戦闘機です。F-35AはF-4の後継機で、現在のところ42機の導入が決まっています。航空自衛隊ではおよそ20機で1飛行隊を構成していますので、一応2飛行隊分と言うことになります。

ところで現在、防衛省ではX-2と言うステルスの技術実証機を使って飛行試験を続けています。これは、将来国産戦闘機を作るための技術開発のためと言うことになっています。現在最新鋭のF-35Aを導入しているのなら、わざわざ新しい機体を開発しなくてもよさそうですが、いろいろと事情がありました。

実は防衛省としてはF-35ではなく、最強の戦闘機と言われているF-22ラプターを希望したのですが、米議会が国防上の機密保持を理由に輸出を許可しなかったので、仕方なくF-35に乗り換えたのです。このため、自分たちの手でもっと強い戦闘機を作りたいと言う思いから、将来戦闘機構想を作って技術開発を始めました。米国が日本を相手にしなかったのは日本の技術がステルス戦闘機を作るレベルに達していないと見たからだと考えたこともあります。

その一つの答えがX-2の開発でしたが、見事計画通りの機体を作ることができました。ただ、X-2は量産を前提としない試作機なので、実際の戦闘機の2/3ほどの大きさしかなく、エンジンもその機体に合わせた出力しか出せません。過去にも実際の戦闘機を作ろうとした時、ネックになったのがエンジンでした。

ところが、先日防衛省が試作エンジンの大まかな仕様と納期を公表し、来年の6月までに試作エンジンを完成させると発表しました。

http://www.mod.go.jp/atla/pinup/pinup290628.pdf

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新型試作エンジンのXF9-1の概念図です。(出典:防衛装備庁のHPから)

これまで、日本は高出力のエンジンは開発できないと言われてきましたが、アフターバーナーなしで11トン、アフターバーナーありで15トンと想像以上の出力を持ったエンジンでした。どれだけすごいかと言えば、F-15のエンジンの推力は8.1トン、アフターバーナー使用で13.2トンですが、それを大きく上回ります。F-22のアフターバーナーなしの推力は公表されていませんが、アフターバーナー使用時の60%とすれば9.8トンとなりますので、これに勝るとも劣らない性能であることが判ります。

Photo

F-3の概念図の一つです。実際には正式な設計はされていないので、公表のしようがないのですが、双発のステルス機で搭載する装備はウェポンベイに収納する機体となれば、嫌でもF-22に似通ったシルエットになってしまいます。

実際に開発に着手するかどうかは来年の夏までに判断することになっていますが、昨今の北朝鮮や中国の軍事圧力が高まりつつある状況を考えれば、開発にGOサインが出る可能性が高いのではないかと思います。

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2017年7月 1日 (土)

どう見てもおかしい下村議員の政治献金

自民党の下村幹事長代行の政治献金について、重大な疑惑が持たれています。下村氏は2012年12月から2015年10月まで文科大臣を務めましたが、この間2013年と2014年に渦中の加計学園から合わせて200万円のパーティー券の購入代金を受け取っています。

これについて下村氏は、加計学園は購入の取りまとめをしただけで、加計学園からの入金ではない。購入者は11人の個人や法人だったが個人情報なので明らかにできない。政治資金規正法は20万円を超えた場合に氏名や住所を届け出ることが求められるが、制限以下なので必要はないとしています。

しかし、そもそも現職の文科大臣が許認可権を持つ学校関係者、しかも新学部開設の要請を受けている団体から現金を受け取ること自体が大問題です。まさに御代官様と越後屋の菓子折りをやり取りする構図です。しかも、加計学園は岡山県の岡山市にあるのにわざわざ秘書室長が東京の下村事務所に持参するという念の入れようです。これで何もありませんと言われても、もはや何の信頼もおけません。

ところで、下村氏は東京の板橋区の選出です。仮にこの11人が実在したとして、まったくつながりのない岡山の人間が東京の議員を応援することは極めて不自然です。実際に岡山から東京のパーティに参加することなど有り得ないでしょうから、実質的な寄付金です。全くの一般人がこのようなことをすることは全く不自然で、この11人が加計関係者であったであろうことは明白です。

しかも奇妙なことに、下村氏が大臣を外れたとたんパーティ券の購入もなくなって、2015年の記載には登場しないのです。実に判りやすい御代官様と越後屋の構図です。加計学園の学部新設は白紙に戻して一から妥当性を検証すべきです。

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高齢ドライバーに自動ブレーキ条件の限定免許を提言 

相変わらず高齢者によるブレーキ踏み間違いの交通事故が後を絶ちません。これに対し、警察庁の有識者会議が運転能力などに応じて運転できる車両や地域、道路などを限った「限定条件付き運転免許」の検討を求める提言をまとめたと、発表がありました。

運転が許容されるのは、万一踏み間違えてもクルマが自動的に減速や停止してくれる自動ブレーキ搭載車です。年齢による制限については個々の運転能力が違うと言うことで、一律的な制限は望ましくないとしていますが、実際の運転能力の把握は困難なので、ある年齢で線を引くことは止むを得ないのではないでしょうか。

また、高速道路は重大事故につながりかねないと言うことで、一般道に限定することが議論されましたが、最高速度の制限や走行できる道路を制限するとした表現にとどまっています。

これは大変望ましい話なので、即刻法制化して欲しいものですが、実は重大な問題があります。実は高齢ドライバーが多く運転している軽トラックには、今現在自動ブレーキの装着車がないようなのです。この手の車両は比較的短距離での運転で、価格もあまり高くない設定となっているためだと思われますが、肝心の車両の用意がなければ実行に移せません。

また、現在非装着車に乗っているユーザーは買い替えなければなりませんので、大きな負担を強いられることになります。なんらかの補助金や税制の優遇措置が不可欠と思われますので、合わせた議論が必要ではないかと思います。

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