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2017年7月29日 (土)

北が再びICBMを発射

北朝鮮が昨夜遅く、北海道沖に向けてICBM1発を発射しました。当初朝鮮戦争の停戦記念日である27日に発射するのではと見られていました。ところが現地の天候が悪く、一旦は29日にずれ込むものと見られていたのですが、意表を突いての発射となりました。

今回もロフテッド軌道での発射となり、最大高度約3700Km、水平距離約1000Kmを飛んで、北海道の奥尻島西方の海上に着水しましたが、通常軌道であれば飛行距離は10000Kmに達するものと思われ、米国本土に到達する能力があると見られます。

ICBMについては我が国に直接的に脅威となるものではありませんが、今後実際の飛行を目指した場合には我が国の上空を横切る可能性があります。また、ICBMで米国を牽制し、既に我が国を射程に収めているノドンを我が国に向けて発射する可能性が考えられます。

これに阻止する為には北を攻撃する兵器が必要になりますが、我が国はこれまで専守防衛を国是として来たために敵地攻撃能力を持ち合わせていません。前回記事にした巡航ミサイルの保有を急ぐべきと思いますが、それだけでは不十分です。

Photo_2

ヘリコプター搭載型護衛艦の「いずも」にステルス戦闘機のF-35Bを搭載したところです。「いずも」は哨戒ヘリコプターが5機同時に離着艦できるように全長が248mと海上自衛隊で最大の護衛艦ですが、S/VTOL機のF-35Bの搭載が可能であると言われています。S/VTOL機と言うのは、垂直離着力をしたり、大変短い距離で離着陸できる能力を持った航空機のことです。今現在はF-35Bを導入する計画はありませんが、北朝鮮の挑発を考えた場合、抑止力としてF-35B及び搭載艦の配備が不可欠であると考えます。

F35b_hp

着陸態勢のF-35B。(出典:在日米国海兵隊HP)

F-35Bは対レーダーミサイルのAGM-88ハームを搭載できるので、相手のレーダー網を壊滅させることが可能です。いかにステルス機とは言え相手領土に接近した場合にはレーダーで捕捉される恐れがありますが、あらかじめ相手のレーダーを使用不能にしておけば、ステルスを利用して相手の懐深くを攻撃することが可能となります。逆に言えば、相手の攻撃を探知できないことになりますので、下手に相手を刺激する(ノドンで攻撃すること)ことは得策ではありません。従って相手の眼をつぶすことによって我が国の安全を確保することが可能になるのではないかと考える次第です。

弾道ミサイル防衛では、政府はSM-3の陸上配備型であるイージスアショアの導入を急ぐ方針であると伝えられていましたが、稲田前防衛大臣を巡るゴタゴタでそれどころでは無くなってしまった感がありますが、取敢えずは迎撃態勢を固めるのが先決なので、遅滞なく導入の手続きを進めてもらいたいものです。

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