いよいよ本日です
昨日の午前中に入院し、手術は今日の午後からと決まって、前後の過ごし方について説明を受けました。術後は体液を抜くために、首にチューブを差し込むと言うことで、その間の過ごし方を考えると少し気が滅入ってしまいますが、必要な処置なので仕方ありませんが、思っていた以上に大変な手術なのかも知れません。
病室と言う世間から隔絶した環境にいると、どうしてもネガティブな気分になるのか、ふと万葉集のこの歌が頭に浮かびました。
磐代の 浜松が枝を 引き結び 真幸くあらば また還り見む 有間皇子
有間皇子は孝徳天皇の皇子でしたが、中大兄皇子の謀略によって謀反をそそのかされ、謀反を謀議した当の相手の蘇我赤兄(そがのあかえ)の密告によって中大兄皇子の元に送られる途中で詠んだ歌です。歌の中の浜松は地名ではなく浜辺の松の意味ですが、浜松に生まれ育った私には、歌の意味を超えた親近感を感じます。
この歌は浜辺の松にわずかな希望を託したものなので、あまり縁起の良いものではありませんが、つい弱気になった心が思い出させたのかも知れません。
| 固定リンク
コメント
こんにちは。
まさにこれからですね。
弱気にならないでください。
大丈夫ですよ。
術後の順調な回復を祈念いたします。
コメントへの返信も気にされませんように。
投稿: zero | 2017年7月14日 (金) 12時42分
zeroさん、コメントありがとうございました。
手術に向かう直前に気が付きましたが、時間がなく先ほど拝読致しました。おかげさまで無事終了して、こうしてタブレットに向かうことができています。
手術は当初2時間の予定でしたが、スタートで1時間遅れ、手術も倍の時間かかったようで、病室に戻った時は窓の外は真っ暗で、相当な時間が経過していることを悟りました。
現在は天敵と首に排出用のチューブを付けていますが、痛みは治まったので、こうした作業も苦にはなりませんが、体の負担にならないように気を付け、早く退院できるように努めたいと思います。
投稿: 雨辰 | 2017年7月15日 (土) 05時38分