北朝鮮船舶が漁業取締船に銃口の暴挙
排他的経済水域(EEZ)は主権国の権利を守るため、他国の漁船が無許可で操業することを禁止しています。ところが、日本海のEEZ内にある好漁場である大和碓(やまとたい)に中国や北朝鮮の漁船が侵入し、勝手に操業して逆に日本の漁船が締め出される状況が続いていました。
これに対し、海上保安庁はこれまで有効な対応を取って来ませんでしたが、やっと巡視船が確保できたとして対応に乗り出しましたが、今月7日に水産庁の取締船が北朝鮮船籍の船から銃口を向けられ、慌てて現場から離脱したことが明らかになりました。漁業取締船は非武装で銃器の類は積んでいないと言うことです。
負傷者が出なかったのは幸いでしたが、これは大変な失態です。そもそもEEZの管理ができていないことが大問題です。自国の権利が侵害されたのに、これを放置していれば相手は図に乗るばかりです。わが国のEEZ内で他国の船が我が物顔で好き勝手に操業して、自国の漁船が漁を自粛するなど馬鹿げた話です。これが外国ならば、直ちに違法漁船を拿捕するケースです。どうしてここまで相手に遠慮をしなければならないのか、全く判りません。
しかも取締船に対して武器を向けるなど言語同断で、直ちに海保に連絡し航空機を動員してでも、拿捕するべきでした。今後は取締船には巡視船が同行して厳しく事に当たり、毅然としてわが国の当然の権利を守るべきだと考えます。
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コメント
新しい事実が明らかになりました。発生日時ですが、今月7日午後4時55分頃、水産庁の漁業取締船が北朝鮮船籍とみられる船舶から約50分間にわたり追尾され、小銃の銃口を向けられたと言うことです。
他国のEEZ内で無断で操業し、それを取り締まろうとした漁業取締船を50分にわたり追尾し、銃口を向けると言うことは一種の海賊行為です。現在は現場海域に巡視船が派遣されていると言うことですが、今後同様の行為があれば、ためらわずに船体射撃を行い、法秩序の維持に努めるべきです。
他人の庭に勝手に入り込んで、乱暴狼藉を働けば、それ相応の報いを受けなければなりません。
投稿: 雨辰 | 2017年7月13日 (木) 20時37分