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2017年7月 5日 (水)

北朝鮮がICBMの発射実験

昨日午前、北朝鮮が北朝鮮西岸から弾道ミサイル1発を発射しました。北朝鮮側の発表によれば、ミサイルは高度およそ2800Km、水平距離933kmを飛行して約40分後に秋田県男鹿半島の西およそ300Kmの日本の経済水域に落下しました。

北朝鮮が公表した画像、および映像によればミサイルは液体燃料方式の2段型で、移動発射機から垂直に立てられてから発射されています。発射は垂直に近いロフテッド軌道で打ち上げられており、日本の領空を超えないようにしたものと考えられます。有識者の分析によれば、通常角度で発射された場合、最大で6700kmの飛行能力があり、ICBMに分類されると見られています。

米国は当初、分析結果からIRBM(中距離弾道ミサイル)と推定されるとしていましたが、多方面からICBMだとの見解が出たことから、ICBMであったと見解を変更しました。但し、この場合のICBMの定義は米ロで核兵器の制限条約を交渉した際、両国の首都の距離5500Kmを超えるものをICBMとすると定義付けたもので、今回のミサイルはICBMであっても米国本土に到達するものではありません。

Photo_4

ミサイルの軌道を図にしてみました。図Aが今回のミサイルの軌道です。私の推定では打ち上げから330秒後、高度約985Kmで燃焼を終了し、最大高度から下降を始めたものと考えています。最大高度までが約25.8分、そこから着水までが12.6分で合計の飛行時間は38.4分となりおよそ39分との北朝鮮の発表ともほぼ一致します。

最大射程は私の計算では6600Kmとなりましたが、詳しい条件が判っていませんので、推測の域を出るものではありません。

何にしても液体燃料方式であり、実際に長い距離を飛行していませんので、現段階ではとても実戦配備などできませんし、我が国を射程に収めるノドンミサイルを多数保有していますので、このミサイルを我が国に向けて発射することは、まず考えられません。あまり大騒ぎをせずに、今後について冷静に考えることが必要だと思います。

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