« 誤って酒として提供の洗剤で客が入院 | トップページ | 第七艦隊司令官を解任 »

2017年8月23日 (水)

防衛省来年度概算要求でSM-3ブロック2Aに472億円

防衛省は来年度予算案の概算要求で、過去最高額となる5兆2551億円を計上することが明らかになりました。弾道ミサイルに対応するため、地上配備型イージスシステムの「イージス・アショア」の導入予算を織り込みますが、金額については米国との折衝が済んでいないため、金額を明示しない形での要求となります。また、これ以外のミサイル防衛関連ではイージス艦に搭載する新型迎撃ミサイル「SM-3ブロック2A」の取得費用472億円を含む1791億円を計上することになっています。

Photo

上昇中のSM-3ブロック2Aです。  (出典:防衛省)

「SM-3ブロック2A」については今年度の予算で147億円を計上しています。ブロック1Aは1発15億円と言われていますが、ブロック2Aは大型化して、標的を捉えるシーカーの性能を向上させており、1発が2000~2500万ドルと言われています。

1ドル=113円として2150万ドルが24億2950万円となります。

147÷24.295≒6.05  なので、6発分の金額と考えられます。

同様に 472÷24.925≒19.4  なのでちょっと修正して

472÷23.5≒20   となりますので、20発分の金額ではないでしょうか。

となれば、6+20=で26発分の「SM-3ブロック2A」を確保することになりますが、最初の6発分の納入は当初見通しで2021年の予定です。

ところで、イージスシステムは常にバージョンが更新されており、現在「SM-3ブロック1A」を搭載している4隻の「こんごう型」イージス艦には最新型の「SM-3ブロック2A」は搭載できません。搭載できるのは現在改修中の「あたご型」イージス艦の2隻と、現在建造中で2020年、2021年に就役予定の新型イージス艦の2隻と「イージス・アショア」ですが、恐らく現時点では「イージス・アショア」は計算に入っていないと思われます。

海上自衛隊のイージス艦は、弾道ミサイル運用能力を付与されると、迎撃試験を行うため各1発を行ってきました。今回もそれにならえば、4発は試験用となり、残りは22発です。
これを4隻で分ければ1隻当たり5発となる計算ですが、現行の「こんごう型」が「SM-3ブロック1A」をそれぞれ8発搭載しているのと比べれば、数の不足は明らかです。従って、「イージス・アショア」搭載分と不足分については来年度予算で調達することになるのではないかと思われます。

|

« 誤って酒として提供の洗剤で客が入院 | トップページ | 第七艦隊司令官を解任 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/171584/65700387

この記事へのトラックバック一覧です: 防衛省来年度概算要求でSM-3ブロック2Aに472億円:

« 誤って酒として提供の洗剤で客が入院 | トップページ | 第七艦隊司令官を解任 »