« みちびき3号を打ち上げへ | トップページ | テスラ モデルS を見ました »

2017年8月13日 (日)

PAC-3を4県に配置

自衛隊は北朝鮮の火星12号発射に備えて、陸上自衛隊の島根県の出雲駐屯地、広島県の海田市(かいたいち)駐屯地、愛媛県の松山駐屯地、高知県の高知駐屯地にそれぞれ航空自衛隊のPAC-3の部隊を配置しました。これは万一ミサイルが国内に落下し、イージス艦のSM-3での迎撃に失敗した事態に備えたものです。

P9280018r

PAC-3発射機(訓練用)です。左側がPAC-3で右側が航空機用のPAC-2の発射機となっていますが、実際の発射機はそれぞれ専用の発射機となっており、写真のように混載されることはありません。

ところが、これに対して毎日新聞が「もし迎撃ミサイルを撃てば破片が落ちてくるのではないか」との住民の声があったと報道していますが、報道姿勢に問題があると考えます。政府は既にミサイル発射時の対応方法を公表していますが、地下や頑丈な建物に避難することを勧めています。これは着弾した際に爆風や破片から身を守るためです。

イラン・イラク戦争では双方が530発の弾道ミサイルを撃ち合い、数千人規の死者が出ています。仮に死者数を3500人とすれば1発のミサイルで6.6人の死者が出たことになります。通常弾頭の場合、案外被害が少ないように思うかも知れませんが、ミサイルが米軍の兵舎を直撃したケースでは1発で28人の死者が出ていますので、着弾することを無視することはできません。

PAC-3は最大地上15Kmの高さでミサイルを迎撃します。PAC-3の弾頭は体当たり方式となっていますので、高速で落下してくる弾道ミサイルを粉々に撃破します。もちろん大きな破片が発生する可能性もない訳ではありませんが、逆に大きな破片の場合は落下の途中で空中分解する可能性がありますので、航空機事故の残骸をみても判るように、そのまま地上に落下することは少ないのではないかと思われます。

ミサイルの直撃と、破壊された破片とではどちらが被害が大きくなるかは、考えるまでもありません。正しい知識を持って、冷静に対処することが必要です。

|

« みちびき3号を打ち上げへ | トップページ | テスラ モデルS を見ました »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/171584/65658002

この記事へのトラックバック一覧です: PAC-3を4県に配置:

« みちびき3号を打ち上げへ | トップページ | テスラ モデルS を見ました »