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2017年8月 4日 (金)

防衛省が防衛大綱の見直しに着手

我が国の防衛については原則として10年ごとに制定される防衛大綱に基づき、5年ごとに中期防衛力整備計画を作成して防衛力の整備をしています。現在は平成25年に制定された25大綱に基づいて作成された平成30年までの中期防衛力整備計画の4年目に当たります。

今回の北朝鮮のICBMの発射試験に伴い、安倍首相は小野寺新防衛大臣に予定を前倒しにして大綱の見直しを指示したと伝えられています。小野寺防衛大臣はかねてより敵基地攻撃として「敵のミサイル発射台などを叩く能力を保有すべき」と主張していましたので、恐らく、巡航ミサイルの保有について言及することになるのではないかと思われます。

Photo_2

現在開発中の超音速対艦ミサイルXASM-3です。XASM-3は射程が300Kmを超えるのではないかと言われていますが、これを元にして開発すれば、我が国の防衛目的に合った巡航ミサイルを作り上げることができるのではないかと思われます。

巡航ミサイルについては飛行速度が遅いことや、座標を位置目標として飛行する形態なので移動発射機を使った弾道ミサイルに対して有効ではないとする意見があります。しかし、通常弾頭の場合、弾道ミサイルが1発15億円以上するのに搭載する弾頭は0.5~1トンなので、仮に15億円で1トンの弾頭を打ち込むとすれば費用対効果は15億円/トンとなります。

これに対し、巡航ミサイルの代表的な機種であるトマホークは弾頭重量0.45トンですが1発およそ1億円と言われていますので、1トン当たりの費用は2.2億円/トンとなり1/7の費用で済むことになります。移動発射機を使って弾道ミサイルを発射しようとした場合、発射地点までは幹線道路を移動する必要がありますので、主要な橋やトンネルを破壊することで、間接的に発射を阻止することにつながります。

巡航ミサイルについては7月8日の記事にも取り上げましたが、本格的に検討する時期に来ているのではないかと考えます。

http://himajin.cocolog-enshu.com/club/2017/07/post-79b8.html

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