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2017年8月 9日 (水)

新幹線N700系が踏切で立ち往生

8日午後4時45分頃、浜松市にあるJR東海浜松工場で、東海道新幹線の車両が時速5Kmで試運転中、9号車から11号車の車両が脱輪し、走行できなくなりました。この事故で車両が踏切をふさいでしまったため、現場の市道がおよそ5時間に亘って通行できなくなりました。JR東海は、9号車より前の8号車から1号車を切り離して工場に戻し、踏切を開放しました。

このニュースを聞いて、新幹線の脱輪にもびっくりしましたが、地元にいながら新幹線に踏切があることをこれまで全く認識していませんでした。新幹線は高架の上を走行しますので、一般的には踏切はありません。山形新幹線や秋田新幹線のように在来線を利用した路線の場合は、踏切が存在しますがフル規格の新幹線は全て高架となっていますので踏切はありません。

では何故JR東海の新幹線整備工場である浜松工場に踏切があるのかと言えば、整備車両の搬入用です。新型車両の場合は、豊川市にある日本車両の工場から、陸送で浜松工場に運ばれますが、整備車両は本線から引き込み線によって工場に運ばれるのです。

Photo_2

JR東海浜松工場付近の地図です。 (国土地理院 地理院地図を使用)

新幹線を名古屋方面から浜松駅に向かって進行すると、浜松駅の手前の青い矢印の部分に分岐があるのが判ります。JR東海では整備する車両をここから浜松工場に出し入れしています。

Photo_3

JR東海浜松工場付近の拡大地図です。 (国土地理院 地理院地図を使用)

青い部分が新幹線車両の工場です。その南側は在来線の車両の工場となっています。分岐点で本線から分かれた新幹線車両は北に向かい、工場手前で東に向きを変え、市道にかかる踏切を渡って工場に入り、整備が終わったら逆コースで本線に戻ります。

今回は整備後の試運転中に脱輪をしてしまったと言うことで、本線走行中でなく大事故にはなりませんでしたが、徐行に近い低速で脱輪したのは異常事態です。現場では以前にも同様の事故があったとのことなので、再発防止策が十分ではなかったことが考えられます。新幹線の安全神話は海外にまで知れ渡っていますが、このような気の緩みが大事故につながりかねないので、こんどこそ実効ある再発防止策の確立が求められます。

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