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2017年8月 7日 (月)

スポーツ指導者に救命講習受講の義務化を

新潟県の加茂暁星高校で、7月21日にランニング後に低酸素脳症で倒れ、救急車で病院に運ばれた2年生の野球部女子マネージャーが5日に亡くなったことがわかりました。

同校野球部は学校から3.5Km離れた球場で練習を行っており、女子マネージャーはいつもはマイクロバスに同乗して往復していましたが、当日はケガをした選手が乗ることになったため、監督の指示で他の男子部員と共にランニングで学校に戻り、直後に倒れたと言うことです。

監督は直後に駆け付けましたが、口が動いていたことから自発呼吸が出来ていると判断し、AEDは使用しませんでした。救急車で運ばれた病院で低酸素脳症と診断されましたが、意識が戻ることはありませんでした。

女子マネージャーは急激な運動によって心臓が停止し、死戦期呼吸の状態に陥っていたものと考えられます。死戦期呼吸は正常の呼吸とは違って顎が動いているだけで胸が動いていないので、肺での酸素化ができておらず、脳に酸素が送られていませんので直ちにAEDや人工呼吸が必要になりますが、誤った判断によってこのような処置は取られませんでした。

大変残念に思うのは、同校には衛生看護科や看護専攻科があり、医学面での知見が豊富な環境だったのに、スポーツ医学や救命医療の面で全く生かされていないことです。AEDを備え医療関係の知識を持った教員がいながら、平素の訓練が全くできていなかったのか、目の前で倒れた生徒の命を救うことができなかったのは大失態です。今回の事故は全国的に報道はされましたが、具体的な再発防止策については、どこからも聞こえてきません。

今回の不幸な事故を繰り返さないためにも、スポーツ指導者には救命講習を義務付ける必要があるのではないでしょうか。

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