みちびき3号が再打ち上げへ
今月12日にH‐ⅡAロケット35号機で打ち上げ予定だった、みちびき3号機は燃料系統のバルブのヘリウムガスの漏れが見つかり打ち上げは中止されました。この原因についてJAXAと三菱重工は本日、ヘリウム漏れはヘリウムガスタンクの金属製のシールに異物が付着し、隙間ができたことが原因だったと発表しました。
まるで「下町ロケット」作中のエピソードのような話ですが、タンクの調達が予定通りに進まず、組み立ての順序を変更したことが異物の混入につながった可能性があるようです。何にしても、事前のチェックで異常を発見でき、打ち上げを中止できたことは幸運だったと言えるでしょう。通常の組み立て手順であったなら、組み立て後の点検で異常を発見できたのでしょうが、組み立ての順序を変えたことによってトラブルを見逃してしまいました。今後は通常の手順を変える場合には、チェックの方法も併せて変更する仕組みに変えるものと思われます。
H‐ⅡAロケット35号機は、19日午後2時29分に打ち上げられる予定です。
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H‐ⅡAロケット35号機は定刻通りに打ち上げられ、みちびき3号は予定の軌道に投入されて打ち上げは成功しました。
投稿: 雨辰 | 2017年8月19日 (土) 15時33分