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2017年8月 7日 (月)

オスプレイ墜落、翁長知事が「とんでもない飛行機」と批判

案の定の反応です。航空機の事故が起きた場合、機体に問題があると判断されれば直ちに飛行停止の措置が取られますが、そうでなければ飛行停止になることはありません。前回の海上への不時着水事故の際も、危険だから飛行停止にしろと口にする政治家が多数いましたが、事故の原因が夜間の空中給油時の機体位置の操縦ミスでしたので、飛行停止にする意味がありませんでした。

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空中給油中のオスプレイ (出典:在日米海兵隊)

当初の記事にも書きましたが、航空機である以上、墜落事故は0にはなりません。もちろん事故を肯定するものではありませんが、飛行中には安全に飛行を継続するか、飛行を継続できずに墜落するかの二択しかありません。今回の事故が深夜に起きていることから、パイロットが目測を誤って機体を船体に接触させてしまった可能性があります。

通常航行中の艦船に着艦するには、艦の後方から徐々に追いつき、飛行甲板上に達したところで速度を合わせて着艦するか、艦と並走する形で速度を合わせ、横から甲板上に達するやり方がありますが、今回はどのようにアプローチしたのかは今時点では判っていません。

艦船への着艦については、パイロットの技量や搭載重量、気象条件によって現場の難易度は大きく異なります。しかも今回は深夜の時間帯で、着艦の条件として良いとは言えない状況でした。自衛隊では着艦時の事故は最近起きていませんが、2012年には海上自衛隊のSH-60J哨戒ヘリコプターが、陸奥基地を出港した護衛艦「まつゆき」ら3隻を見送り中に「まつゆき」の後部格納庫左に接触して着水する事故を起こしており、機長が殉職しています。

オスプレイはヘリコプターとプロペラ機の両方の特徴を備えた航空機ですが、開発時のトラブルは全て解決されており、翁長氏が批判する「とんでもない飛行機で、原因究明も全く当てにならない。日本政府は当事者能力を持って何も言えていない」の指摘は全く当たりません。航空機の事故は世界の各地で起きていますが、オスプレイについてこのようなトンチンカンな反応を示すのは日本のみで、各国の市街地上空を日常的に飛行しています。いい加減、冷静な対応を取る時期にきているのではないでしょうか。

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