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2017年8月28日 (月)

富士総合火力演習にAAVと16式機動戦闘車がデビュー

昨日、東富士演習場で隊員約2300人が参加し、本年度の総合火力演習が行われました。総合火力演習は昭和36年に隊員教育を目的に始まりましたが、41年から一般公開されるようになり、最近は非常に人気のあるイベントとしてすっかり定着しています。今年は入場券の当選倍率が29・3倍に達する超人気ぶりとなっており、近年は入場券の確保が大変難しくなっています。今年の入場者数は約2万4千人でした。

各国の駐在武官達が招待される中、小野寺防衛相も出席し、弾薬約36トンを使用して日頃の訓練の成果を披露しました。自衛隊の場合、実弾を使う機会が限られており、総合火力演習は格好の機会となっているようです。

ここ6年間は離島防衛がテーマとなっており、占拠された離島を奪還するシナリオが展開されています。これに伴い、新たに導入されたAAV水陸両用車と16式機動戦闘車が初めて観客に披露されました。

Aav7

AAV水陸両用車です。 (出典:防衛省) AAV水陸両用車は米軍のAAV-7を輸入したものですが、自衛隊での呼称はAAV水陸両用車となるようです。

AAV水陸両用車はキャタピラ式で沖合の輸送艦から発進して、自力で海岸に上陸することが可能な装甲車で、乗員3名の他に25名の武装した隊員の乗車が可能です。

Photo

16式機動戦闘車です。 (出典:防衛省) こちらはAAVとは違って8輪のタイヤを装備し、最高時速100Kmで走行可能な装輪式の装甲車で、105ミリ砲を装備しており、装甲車両を撃破することが可能となっています。装輪式の場合、発射の反動で車体が揺れて照準が狂ってしまうことがありますが、電子式の車体制御で走行中でも正確な射撃ができるようになっています。

これまで離島防衛が叫ばれながら、現地に適した有効な装備はあまり配備されて来ませんでした。AAV水陸両用車や16式機動戦闘車にしても、現地までの運搬手段や、敵の侵攻能力に見合っているのかと言った問題はありますが、何もなかったこれまでの状況に対し、ひとまず一歩前進と言えるのではないかと思います。

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