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2017年8月 8日 (火)

中日新聞が社説でオスプレイ事故を非難

今日の中日新聞は社説でオスプレイの墜落事故を取り上げ、飛行継続は許されないとオスプレイを問題視した論調の記事を掲載しました。昨年12月の着水事故に続き、1年足らずの内に墜落事故を起こしたことを問題視して、飛行停止を訴える内容です。

しかし、夜間の空中給油中に機体操作を誤って給油ホースに接触してローターを損傷した事故と、揚陸艦後部の飛行甲板に夜間着艦しようとして起きた事故を同一に論じることには無理があります。

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揚陸艦グリーン・ベイにオスプレイが着艦するところを図にしたものです。オスプレイはヘリモードでグリーン・ベイ後方から接近し、飛行甲板上で速度を合わせ、徐々に高度を下げて着艦します。しかし、この時速度が出過ぎていると奥の格納庫(左側の色の濃い部分)にぶつかってしまいます。

当時、オスプレイがどのようにアプローチしたのかは明らかになっていませんが、甲板が損傷したことから見て、ある程度の高度からハードランディングした可能性があります。
オスプレイが飛び立ったボノムリシャールは空母のような広い甲板ですが、グリーン・ベイの甲板は奥行きに限りがありますので、それだけ降りるのには技術が必要となります。空中給油の事故のパイロットは若い兵士でしたが、今回のパイロットも同様に経験の浅いパイロットだったのかも知れません。

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損傷は左舷のようですから機体はバランスを崩して左舷側の海に転落したのではないかと思われます。バランスを崩したのはローターが甲板に接触したのかも知れません。

8日、沖縄駐留海兵隊は行方不明になっていた海兵隊員3名の死亡を確認したと発表しました。3人の階級と年齢は公表されましたが、氏名は明らかにされていません。

航空機事故の場合、事故の報告書がまとまるまでに1年くらいかかっていますので、この事故の原因が明らかになるのもかなり先になると思われます。その間輸送機としての任務やパイロットとしての技量の維持も欠かせませんので、それまで飛行を停止しろと言う中日新聞の要求は、逆に危険を増大しかねない無理な要求だと言えるでしょう。

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コメント

オスプレイのオーストラリア沖合での訓練中の事故を受けて、アメリカ海兵隊トップのロバート・ニラー大将がオスプレイに搭乗して、航海中の揚陸艦ボノム・リシャールを激励訪問しました。

翁長知事はオスプレイは危険な飛行機と決めつける発言をしていますが、海兵隊トップは自身が実際に搭乗し、揚陸艦に着艦することで安全性をアピールしたようです。

自身を安全な場所において発言する政治家より、身を張ってでも部下の安全について絶大な信念を持って行動する上司に、部下は付いて行くのだと思います。

投稿: 雨辰 | 2017年8月 9日 (水) 12時58分

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