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2017年9月29日 (金)

衆議院解散

昨日衆議院が解散されました。当初は蓮舫前党首の党運営によって民進党が衰退し、小池新党の体制が整わない間隙を縫って与党が大勝するのではと見られていました。ところが新党の設立を画策していた若狭氏や細野氏を押しのけ、突如として小池都知事が前面に飛び出したことから大きく局面が変わりました。

民進党では選挙に勝てないと離党者が続出し、野党第一党でありながら自民党の対抗勢力となり得ませんでしたが、小池氏率いる希望の党への合流によって一大勢力にのし上がる勢いが生まれることになりました。当初から東京選挙区では自民党の苦戦が伝えられていましたが、有力な議員経験者の対立候補が出馬すれば、都議選の再現となる公算大です。

また、地方においても、これまでの実績がある候補が希望の党の勢いを受ければ、森友・加計問題でまともな対応をしなかった政府に対する有力な対抗馬となり得ます。

そもそも今回の解散については、安倍首相の個利・個略とも言える独善的な判断によるもので、野党からの憲法第53条に基づく臨時国会の要求を3か月にわたって無視し、その間に内閣改造を行っておきながら所信表明演説も行わず、臨時国会冒頭で解散すると言うのは戦後の内閣として前例がなく、国民に対する説明責任を無責任に放棄した、全くの暴挙と言わざるを得ません。

25日に安倍首相は解散に至った経緯について記者会見を行いましたが、理由の後付けの羅列であり、600億円の税金を消費する解散の必然性について説得力を持つものではありませんでした。図らずも小池新党の出現によって、安倍首相の目論見は一挙に視界不良となった訳ですが、一方の希望の党も、民進党議員の公認についてシビアな判断を迫られています。新党の勢いを誇示し、選挙に追い風を吹かせるためには、できるだけ多くの候補者が必要です。一方で、主義主張が大きく異なる議員が多くなれば、党としての一貫性が怪しくなってしまいます。

公示日は10月10日が予定され、今日を含めて12日間ありますので、少しでも自分達の党を有利にしようと、様々な手段で入党者の確保に動くものと思われます。民進党と希望の党についても、すんなり合流するとも思えません。良く、「政界は一寸先は闇」と言われますが、今後も各党の動きから目が離せない日々が続きそうです。

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選挙の結果が国民にとって光明となれば良いのですが。

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