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2017年9月 9日 (土)

トランプ政権がトマホークの売却を容認か

北の弾道ミサイルの発射や太陽フレアの大きな影響もなく、ほっとしていたらメキシコや大仙市で大きな地震があり、平穏とは言えない土曜日です。

さてそんな中、読売新聞が米高官への取材記事として、日韓に武器売却の一環として、これまで認めていなかったトマホークの売却を認める姿勢に転じたと報じています。トマホークは射程1650Km、弾頭重量450Kgの巡航ミサイルで、湾岸戦争の際、米国の艦船から炎を上げて発射される様子が全世界に中継されて一気に有名になりました。

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トマホークはターボファンエンジンを搭載していますが、発射にはある程度の速度が必要なため、後部に加速用のブースターが付いています。艦船から垂直に発射されるとブースターを切り離し、ターボファンエンジンを始動させて長距離を飛行します。

我が国では北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が高まるたびに、敵基地攻撃論が叫ばれ、その手段としてトマホークの保有が提言されましたが、これまで具体的な俎上に上がったことはありません。よく例えに出されますが、弾道ミサイルの多くは移動式発射台に載っているため、発射前に存在を見つけるが難しい上に、発射後は直ちに移動が可能なので、具体的にどう使うのかが難しいと言われています。

トマホークは速度が時速800Kmほどなので、1200Km先の目標を狙っても着弾までに1.5時間かかる計算です。移動式発射台の時速が30Kmとすれば発射地点から45Kmも離れた場所に移動していますので、これらの指摘はもっともです。トマホークが全てを解決してくれる訳ではありませんので、導入については地に足の着いた議論が必要だと考えます。

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