水陸両用車のAAV-7の操縦に船舶免許?
陸上自衛隊が、離島防衛の切り札として導入を進めている水陸両用車のAAV-7に法律の壁があることが話題になっています。AAV-7はキャタピラ―で走行する装甲車ですが、水に浮くことができるので沖合の輸送艦から発進して自力で岸に辿りつくことができる特殊車両です。
海上を航行することで船舶法の適用を受けますので、海上で操縦するには船舶免許が必要となり、海上衝突防止法が要求する装置や航行方法が求められることになりますが、これでは資格を取るまで訓練自体ができません。
こうした事態は当然陸自も把握しており、船舶法・海上衝突予防法・自衛隊法などの関連法規について適用除外の申請を行っているとのことです。法律の改正を伴う訳ですから、国会での決議が必要となる訳ですが、国会は衆議院の解散によって開店休業状態です。
それにしても予算計上した時点で法改正をしておけば、今頃になって慌てる必要はないのですが、どうしてこんなことになったのか、本当に不思議でなりません。
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コメント
自衛隊が突破できない法律の壁 AAV7を例にして。
https://togetter.com/li/1157307]
このネタの記事を書いたジャーナリストと
それに対するツッコミから考えて・・・
「昨年の5月に法改正が終了しているのを知らなかった」ということだったようです。
投稿: 暇人 | 2018年5月21日 (月) 13時08分
暇人 さん、コメントありがとうございます。
自衛隊設置法の条文改正の件、確認致しました。そうですよね、いくらなんでも導入に当たって関連法規の確認が為されていない方がおかしな話で、対策も取られて当然ですね。
投稿: 雨辰 | 2018年5月22日 (火) 08時51分