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2017年10月 6日 (金)

東京新聞の半田記者がF-35を批判

新聞社についてはあまり期待をしないようにしていますが、東京新聞(中日新聞)の半田滋記者がまたまたやらかしてくれました。自社記事ではなくWebの現代ビジネスへの寄稿記事ですが、航空自衛隊が現在導入中のF-35について批判しています。以下引用です。

~防衛省が航空自衛隊の次期戦闘機として米国から導入するF35戦闘機のソフトウェアが未完成となっており、機関砲は撃てず、赤外線ミサイルも搭載できないことが防衛装備庁への取材でわかった。

現状では戦闘機として求められる緊急発進(スクランブル)の任務につけないことになり、最新鋭戦闘機とは名ばかりの「単なる航空機」にとどまっている。~

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53103

そのまま受け止めれば大変な事態のように感じるかも知れませんが、実はこれは全て事前に公表されていることで、今頃「取材でわかった」と言うのは噴飯ものです。近年の戦闘機の開発においては全ての操作にコンピューターが介在し、膨大な桁数のプログラムを作成させなければなりません。しかも搭載する機器も多種多様であり、全ての機器が完成してからプログラムを起こしていてはとても時間が足りません。

F35a

飛行中のF-35です。 (出典:防衛省)

そこで、事前に開発時期と操作できるプログラムを1から7のブロックに分けて開発しており、ブロック4で当初要求目標への到達となります。新しいバージョンが出来上がれば、古いプログラムは上書きされてバージョンアップするので、なんら問題はないのです。ちなみに現在空自が調達しているのはブロック3Iのバージョンで来年予定されるブロック3Fで機関砲や赤外線追尾ミサイルの発射能力が備わります。

このようなことは全て事前に明らかにされているのに、何かとんでもないことをスクープしたかのように報じる姿勢は記者としては如何なものかと思います。筆者は東京新聞論説兼編集委員の要職にある立場なので、このような記事を外部に寄稿することを容認している中日・東京新聞も、報道機関の姿勢として問題だと考えます。

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