« 2017年10月 | トップページ | 2017年12月 »

2017年11月30日 (木)

北朝鮮が火星15号を日本海に発射

昨日未明、北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射し、ミサイルは青森県の沖合約250Kmの海域に着水しました。発射されたミサイルは北朝鮮の発表により、これまで存在が確認されていなかった「火星15号」と判明しました。「火星15号」は高度約4500Km、飛距離約960Km飛行したものと推定されます。(北朝鮮の発表では高度4475Km,飛距離950Kmとされています。)

当初の報道で到達高度が4500Kmと伝わりましたので、果たしてそんな高度まで打ち上げることが可能なのか検証してみました。

Photo_2

ロケットやミサイルは真上方向に打ち上げられると、打ち上げの瞬間から地球の引力により、下方向に落下する力が働きます。そこで、加速段階の到達速度と時間から飛行時間53分、到達高度4500Kmが可能なのか数値を当て嵌めてみました。

地球の重力加速度は9.8m/秒2ですが、高度が上がるにつれ距離の2乗に反比例して小さくなり、高度4500Kmでは地上のおよそ1/3になります。果たして到達速度が何Kmだったら可能なのか、幾度も試算してみました。最終的に到達した結論は、到達速度6.35Km/秒、高度500Km、ブースト時間240秒で計算したところ、高度4500Kmまでの到達時間は1604秒(26.7分)に収まることが解りました。弾道飛行なので所要時間は2倍とすれば53.4分となり、概ね53分の範囲に収まりましたので、技術的には可能だと確認できました。

また本日北朝鮮が発表した画像や映像から、「火星15号」は液体燃料式の2段式ミサイルであり、1段目にメインエンジン2基を搭載した構成となっていることが解りましたが、元々「火星14号」に搭載されているエンジンが旧ソ連が開発したRD-250と考えられ、エンジン構成を2基から1基に変更したものとすれば、当初の2基に戻したと考えれば自然です。つまり、最初から2基構成で開発するよりも1基構成で開発する方が、難易度も開発費も少なくて済みますので、賢いやり方だと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月28日 (火)

自衛隊のジブチ基地拡充に批判記事

今朝の中日新聞が、日本がジブチに設置している自衛隊のジブチ基地の拡充について批判的な記事を掲載しています。大見出しで『海外「恒久」基地 なし崩し 懸念』と報じています。以下一部を引用します。

~政府は今月、隣接する土地を借り上げることでジブチ政府と合意した。事実上の基地の拡張だが、そもそも派遣目的の海賊事件は激減している。なし崩し的に進む海外基地の恒久化に、疑問の声が上がっている。~

ソマリア沖では海賊が横行し、漁船やタンカーなどが襲われてアジトまで連行され、高額な身代金を要求する事件が多発しました。記事によれば2011年の発生件数は237件にも上りました。海賊多発の背景としてソマリアでは統一的な政府が機能せず、治安が不安定な上、産業や商業が未発達で収入の手段が限られることから、手っ取り早い海賊業が横行することになった訳です。

このため各国は海軍を派遣しましたが、我が国も護衛艦や哨戒機を派遣して2011年にはジブチに基地を開設しました。こうした努力によって海賊事件の発生は、一昨年は0件昨年は2件と激減しています。記事はこうした事実を捉えて、自衛隊の派遣目的が達成されたので、派遣そのものが不要ではないかとしています。

しかし、ソマリアの国内事情が劇的に改善された訳ではなく、現状は力でねじ伏せている状況です。広い海上では中々全ての海面に目を光らすことは困難なのですが、広範囲な海域を監視する能力を備える哨戒機は昼夜を問わず長時間の飛行が可能で、海上自衛隊が派遣しているP-3C哨戒機の存在は大変大きく貢献しています。哨戒機は大変高価な機体で、海自は米軍に次ぐ規模で配備していますが、他国は保有数自体が少なく、とても海外にまで派遣する余裕がありません。

P6180088r16

着陸態勢のP-3C哨戒機です。

また、2011年にはアルジェリアで石油プラントがテロリストのグループに襲撃され、日本人の人質10人が殺害される事件がありましたが、このような本土から遠く離れた海外で事件が起きた時、近くに航空機を運用できる拠点を持っていることは事件解決に向けた支援を取り易くしますので大変重要です。

今回の基地拡張は現在の基地12ヘクタールの外周部分の3ヘクタールを借り上げて、警備体制を強化する目的で行われるもので、海外邦人の保護のためにも好ましいものと考えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月27日 (月)

空自墜落ヘリの機体の一部を引き揚げ

防衛省は26日、遠州灘の水深700mの海底から先月17日に訓練飛行中に海上に墜落した浜松基地所属の救難ヘリUH-60Jの機体後部と床部分を回収しました。事故原因究明につながるフライトレコーダーも合わせて回収出来ましたので、今後は事故当時の機体の状況を解析し、事故に至った原因を調べることになります。一方で、乗員4人についての手掛かりについては新たな発見はありませんでした。

Pa150013r17

事故の前日、エアフェスタ浜松2017の会場で撮影した事故機です。

墜落したUH-60Jは信頼性の高い機体であり、搭乗する隊員の練度も高く、事故の一報を聞いた時は正直、信じられませんでした。乗員4人は機体と共に運命を共にしたため、事故当時の状況については、今回回収したフライトレコーダーの解析に大きな期待がかかっています。何故今回の事故が起こってしまったのか、原因をとことん掘り下げて、二度と同じ事故が起きないよう、再発防止策を講じて欲しいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月26日 (日)

ロッジ浜松閉店迫る

ロッジ浜松から閉店するとのDMを受け取ったので、昨日昼過ぎに出かけて来ました。鉄道の廃線が発表になると、廃線を惜しむファンが詰めかけて大いに賑わうと聞きますが、こちらも千客万来となったようです。

Photo_4

昨日昼過ぎのロッジ浜松店内。閉店売り尽くしセール実施中なので、商品展示の棚が虫食い状態になっていました。

Photo_5

現在のロッジ浜松の外観。スキーブームの頃の週末には、店の周囲から何台ものスキーバスが出発したものでした。

近々、経年劣化してしまった雨具と布製登山靴を買い替えるつもりでしたので、在庫がある内にと狙いの品をゲット出来ましたが、ちょっと安過ぎる価格設定だったので、こんなにしなくても良いのではと言ったところ、在を一掃したいのでとの答えでした。

帰り際、もし良かったらインテリアにでもと、展示品をプレゼントしてもらいました。それがこちら・・・。

P_20171126_104115

ダブルの革製の登山靴。かつては厳冬期のアルプスや海外の登山には必要とされたアイテムですが、昨今は保温と断熱性に優れたプラブーツが主流となっており、店の棚で埃を被っていたものです。せっかく靴職人が丹精込めて作った靴なので、一度は雪山で履いてやろうと足を入れようとしたのですが、経年変化で皮が硬くなり過ぎて履けませんでした。仕方がないので保革油を買って帰り、チューブ半分ほどを練り込んでやっと足を入れることができました。なんとか足に馴染ませて、雪の上を歩くのが楽しみです。

ロッジ浜松は今月28日で閉店です。商品も残りわずかとなってきましたので、興味のある方はお早めにどうぞ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

日露外相会談でイージスアショアに言及

24日にモスクワで行われた日露外相会談で、ラブロフ外相が北朝鮮の核・ミサイル開発問題に関連し、日本が配備を予定している「イージス・アショア」について「米露の中距離核戦力(INF)全廃条約に違反している」と主張しました。これに対して河野外相は「日本の防衛が目的で、ロシアの脅威にならない」と主張しましたが、会談は平行線に終わりました。

Photo_2

イージスアショア。 (出典:防衛省)

これはロシア側の言い掛かりで、会談を有利に展開しようとするロシア側の思惑からだろうと思われます。韓国配備のTHAADについても、中国が韓国にイチャモンを付けていますが、同種のものは中露も自国に展開しており、弾道ミサイル防衛について注文を付けるのは我が国の安全保障の対する内政干渉です。また、INFについては米露間の取り決めであり、我が国にこれを持ち出すのは実にトンチンカンです。

Photo

先日報道されたイージスアショアの陸自基地から1000Kmの範囲です。

秋田駐屯地からロシアの沿海地方が射程に入りますが、ロシアは複数弾頭ミサイルを保有しており、現在のイージスシステムは複数弾頭の迎撃を想定していませんので、ロシアに脅威となることはあり得ません。そもそもがSM-3は迎撃ミサイルであり、他国を攻撃するものではありませんので、この問題は適当にあしらうべきだと考えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月25日 (土)

アマチュア無線の免許が下りました。

今月11日に総務省に申請したアマチュア無線局の開局申請が、17日付で認可され、本日免許状が届きました。コールサインは高校生の時に開局したものがおよそ50年ぶりに再交付されましたので、感激もひとしおです。

Photo

今回交付されたアマチュア無線局の免許状です。無線局と言うと大げさに聞こえますが、ハンディのトランシーバーを使うのにも無線局の開局の手続きが必要です。無線局には、それぞれ固有のコールサインが付与され、通信を行う際はコールサインを告げなければなりません。

その昔、名古屋まで出かけてアマチュア無線技士の国家試験を受けて開局した時にJA2〇〇〇のコールサインをもらいましたが、このJA2の部分をプリフィックスと言います。JAが日本に割り当てられた国別のプリフィックスで、2の部分が国内の地域を表す番号で、2は中部地方を表しています。

※JAはJAPANの略と言う訳ではなく、JAを使い切るとJH、JR、JE、JF・・・となっていきますが、一時はプリフィックスが足らず、失効したコールサインを別の局に割り当てたこともありました。今回、かつてのコールサインが再使用されていなかったことから、再び私に割り当てられたものです。

Photo_2

こちらが当時の免許状。当時は郵政省の管轄で、周波数の表記も現在のHz(ヘルツ)ではなくC(サイクル)でした。本当は有効期限が切れて失効した免許状は返納しなければならないのですが、長い間しまい込んだままになっていたので、返納していませんでした。今回新しい免許状が交付されましたので、古い免許状は速やかに返納するつもりです。

Photo_3

ちなみに無線従事者免許証はこちらになります。免許状は5年間の期限付きですが、免許証は有効期間の定めがなく、終身にわたって有効なので、高校生の時に取得した免許証も未だに現役で有効です。なお、現在の免許証は自動車免許証と同様にカード形式となっています。

Photo_4

免許証を開くと、中はこんな具合になっています。当時の電話級は現在では第4級アマチュア無線技士となっていますが、この免許証は現在でも有効です。いい歳をしたオッサンが、詰襟の写真では如何なものかと思われるかも知れませんが、国の制度としては当時の写真でも有効なので、制度が変更になるまで、この免許証で頑張るつもりです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月24日 (金)

木造名古屋城天守にエレベーターをの声

名古屋市が計画中の木造天守復元に際し、忠実に復元するためエレベーターを設置しない意向であることが明らかになりましたが、予想通り障害者の団体から設置を要望する声が上がりました。以下青い文字が中日新聞Web版からの引用です。

「公共建築物は、全ての人の利用が最優先されるべきだ」

ADFなどによると、腹筋などの弱い重度障害者は昇降機に乗れない。仮に乗れる人であっても、車いす利用者が団体で訪れた場合は、昇降機利用に時間がかかるため、天守見学は困難になる。

 辻事務局長は取材に「障害者だけでなく、高齢者やベビーカーの人も利用できなくなると問題だ。安心して楽しめる施設にしてほしい」と訴えた。

※ADF (障害者団体「愛知障害フォーラム」)

私はバリアフリー化は広く進展すべきとの立場ですが、この主張のいくつかについては同意できません。以下その理由です。

公共建築物は、全ての人の利用が最優先されるべきだ

名古屋城は1930年に当時の宮内省から名古屋市に寄贈されましたが、基本的に重要文化財を多数保有する文化財であり、復元天守も公共建築物ではなく文化財の一部で、公開には一定の制約も必要であって、「全ての人の利用が最優先されるべき」ものではないと考えます。

高齢者やベビーカーの人も利用できなくなる

ベビーカーが必要な時期に来訪する必然性が思い浮かびません。

車いす利用者が団体で訪れた場合は、昇降機利用に時間がかかるため、天守見学は困難になる

名古屋城は文化財であって娯楽施設ではありません。天守内部の見学が目的であるなら、トイレの利用なども考えますと車いす利用者が団体で天守内部を訪れる必然性があるとは思えません。

名古屋城の天守内部の詳細な構造を知り得ませんが、もし外観的、構造的に無理なくエレベーターを設置できる空間が存在するのであれば、当初竹中工務店が提案した4人用のエレベーターの設置が望ましいのかも知れません。

尚、私が過去訪問した木造復元の天守、および天守に準ずる建造物ではバリアフリー化は全くされていません。

P4200038r

1991年に木造で復元された事実上の天守である白河小峰城の御三階櫓です。御三階櫓と言うのは幕府が天守の造営を禁止していたため、天守ではなく櫓で申請したもので、国宝の弘前城の御三階櫓もこの類です。写真左側に御三階櫓への石段がありますが、手すりのみで車いすでは上がれません。

P4200032r

本丸手前の石段。ここもスロープがありませんので、車いすで通ることはできません。

Pa291424

1994年に鹿島建設によって木造で復元された初の天守となった掛川城です。ここも天守の入り口に石段があり、車いすでの見学はできません。

Pa290938

木造復元された掛川城天守内部。急な階段が再現されています。

P6010086r15

昨年の熊本地震で大きく損壊し、現在修復中の2005年に木造復元された熊本城の飯田丸五階櫓です写真は地震前の2015年6月に撮影したものです。出入口は右側の階段のみで、車いすでの入場はできません。

P6010090ra

飯田丸五階櫓の内部です。左奥に階段がありますが、急な作りで当時のものを再現しています。

以上のケースを見ますと、城としての立地を尊重し、必要以上の手を加えていないように思われます。ただ、建設当時と現在とでは社会的な状況が変わっていますので、今現在の視点も必要かも知れません。一方でIT技術も進歩していますので、資料館のような所でバーチャルリアルリティで精密な映像を上映したり、構造物の模型やコピー品を展示することで、実際に入場しなくて見学できる方法も考えられて良いのではないかと考えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月23日 (木)

馴染みの登山用品店から閉店の案内

私が山歩きを始めた頃からお世話になっているロッジ浜松から閉店を知らせるハガキが届きました。詳しい事情は記されていませんが、今月28日をもって閉店すると言うことです。

私が通い始めた頃はスキーが全盛で、大勢の客でにぎわっていましたが、スキーブームが去って登山客相手の店となり、店主一人での運営となっていました。その間、オーナーの急死で店員だった現在の店主が店を引き継ぎ、この地方の登山愛好者に頼られる店として存在感を示していました。

最近では通信販売や売り場面積の大きなチェーン店に押されていましたが、売りっぱなしではなく、メンテナンスも快く引き受けるなどユーザー本位の姿勢は好感が持てましたので、この度の閉店は残念至極です。師走ももうすぐですが、冷たい風が心の中を吹き抜けて行く感じです。

Img_20161020_0002


山スキーを始めたのも、この店があったおかげです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月22日 (水)

岡田代表がB-2飛来拒否を要求

昨日の衆議院本会議で、安倍首相の所信表明に対する各党の代表質問が行われましたが、無所属の会の岡田克也代表が、核兵器を搭載可能な米軍のステルス戦略爆撃機B-2の日本飛来を認めるべきでないと要求しました。

これは所信表明の中で、台風による悪天候で中止になった航空自衛隊百里基地で予定されていた航空観閲式に、B-2が参加する方向で調整していたことを明らかにしたことに対するもので、「B-2に核兵器が搭載されているか否か、米政府は決して明らかにしないはずだ」と指摘し、核兵器を持ち込ませないとする非核三原則に基づき、B2の日本飛来を認めるべきでないと訴えたものです。これに対し、安倍首相は「航空ショーで上空飛行を行う航空機は武装していないと米国に確認している」と説明し、非核三原則については「見直すことは全く考えていない」と明言しました。

岡田氏の要求は的外れとしか言いようがありません。確かにB-2は核弾頭を搭載可能なAGM-86Bを運用可能ですが、AGM-86Bは射程が2500Kmもありますし、B-2の航続距離も12000Kmありますので、仮に北朝鮮に向けて発射するのであれば、わざわざ日本に立ち寄る必要がありません。日本の領空を飛行することには問題が残りますが、巡航考ミサイルは、あらかじめインプットされたコースを忠実に辿って飛行しますので、領空を迂回して飛行することで、この問題を回避することが可能です。逆に、記念行事に我が国上空を飛行することで、日米の軍事的な結びつきの強さや、軍事プレゼンスを誇示することで、北朝鮮にたいする大きな圧力になります。

北朝鮮が、国連決議による弾道ミサイルの発射禁止を無視し続け、核開発を止めようとしない現在、これを座視することは容認とみなされてしまいますので、できる限りの圧力をかけることは当然であると考えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月21日 (火)

北三河 市場城探訪

先日、四季桜を見に豊田市小原町を訪れましたが、そこに石垣を持った古城があることを知って、訪ねて来ました。城の名前は市場城と言いますが、正直これまで全く聞いたことがありませんでした。市場城は鈴木氏の居城として4代にわたってこの地を治めましたが、家康の関東への移封によって廃城となったようです。

4代目の鈴木重愛は家康に仕え、高天神城攻めで武功を上げ、城の大改修を行ったと伝わっていますので、この時に石垣を築いたものと考えられます。

Pb160070r17

市場城入り口の案内板です。平日でしたが、見学者が何組も訪れていました。

Pb160022r17

少し上った所に設置された全体図。思っていたよりも大きな縄張りの城でした。

Pb160027r17

二ノ丸の東側を防禦した空堀。現在は遊歩道として活用されています。

Pb160030r17

本丸東側の石垣群。この石垣群は1580年代半ばから1590年ごろにかけて築かれたものではないかと思われますが、この時期主君である家康の居城だった浜松城にさえ石垣は無かったと考えられていますので、このような地に最新の技術を取り入れた慧眼に驚くばかりです。

Pb160036r17

本丸の南側の石垣。江戸期の石垣とは比べるべくもありませんが、逆に石垣造営の時代を感じさせる積み方です。

Pb160033r17

本丸に設置された市場城の石碑。山城にしては広い本丸です。

Pb160032r17

本丸に設置された市場城の説明板。

Pb160044r17

戦国期の山城で良く見られる竪堀群が残っているのは、愛知県下ではこの市場城だけです。

Pb160052r17

侵攻する敵を食い止める石積みの桝形。今日見ることができる桝形の多くは江戸時代に入ってから造営されたものがほとんどなので、この時代の桝形がそのまま残っているのは大変貴重です。

江戸時代以前に廃城となった割には保存状態が良いと感じました。現存する国宝の城は立派な石垣を備えていますが、当時このような山間部の山城に石垣が築かれることは大変珍しいことで、もっと知られて良い城ではないかと考えます。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月20日 (月)

アルゼンチン海軍の潜水艦が行方不明

アルゼンチン海軍は乗員44名が乗船しているドイツ製TR1700型潜水艦「サンフアン」が現地時間の15日朝から行方不明になっていると発表しました。「サンフアン」は南米大陸南端のウシュアイアから中部マルデルプラタに帰港途中、南部バルデス半島南東沖432キロで確認されたのを最後に消息を絶った模様です。

現在アルゼンチン軍の他、米国や英国、チリやブラジル、ウルグアイも空から捜索に加わっていますが、現地の天候が悪く、捜索は難航している模様です。また米国は加圧式救難モジュール1つを含む潜水艦救難装備2組を派遣したと言うことです。

潜水艦が事故を起こした場合、潜水艦救難艦が救助に当たり、深海救難艇で乗員の救助にあたりますが、アルゼンチン海軍は保有しておらず、米国が救難装備を派遣したのはこうした事情があるようです。「サンフアン」からは救難信号が7回発進されたとの情報もありますが、位置の特定には至っておらず、救助には位置を特定することが大前提となります。

Photo

海自のそうりゅう型潜水艦(出典:防衛省)

海自の場合、過去18隻の保有潜水艦に対して2隻の救難艦で支援に当たってきましたが、幸いこれまで沈没事故は起こしていません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月19日 (日)

鳥羽山・二俣城跡が国の史跡に

国の文化審議会は浜松市天竜区(旧天竜市)にある鳥羽山、二俣城跡を国史跡として登録するよう林文科大臣に答申を行いました。

二俣城跡は、徳川家康の長男の信康が武田氏との内通を疑われ、切腹して果てた城として知られていますが、そもそも今川・徳川・武田とその領有をめぐって幾度となく攻防が繰り広げられた歴史を持った重要な場所です。

二俣城は最終的に家康が領有することとなったのですが、小田原攻めの結果、天下の覇者となった秀吉によって、家康は関東の地に遠ざけられることになりました。家康の後に浜松城・二俣城の城主となったのは、秀吉の重臣だった堀尾吉晴で、吉晴によって浜松城も二俣城も石垣が築かれました。

P3061259

二俣城本丸に築かれた天守の石垣。天守は城の西側の天竜川が見下ろせる位置に築かれましたが、これは吉晴が新たな支配者として君臨していることを天竜川を船で通行する人々に見せつけるためで、恐らくは秀吉の意向だったろうと考えられます。

Pb062645

イベントでベニヤ板で再現された天守です。浜松城を一回り小さくしたような外観だったのではないかと思われます。

Pa180022r15

天守の石垣は最上部が正方形ではなく、内側に湾曲したアーチ状となっています。これは上に建築物が載った際に重みで石垣が膨らみ、外側に崩れないように工夫したもので、このことからも当時の最先端の技術が使われたことが覗えますが、そのようなことができたのは秀吉を置いて考えられません。

P3061262

城内からの出土品。瓦が見つかっていますので、瓦ぶきの建物があったことは間違いありません。天竜市の時代は十分な調査が行われていませんでしたが、浜松市と合併後は継続して発掘調査が行われ、戦国時代の城としての評価が高まっていました。

Pa180016r15

中腹の雑木林の中に埋もれていた石垣。この石垣もどちらかと言えば見せるための目的で築かれたものと考えられています。

これまで、華やかさとは無縁のさびれた古城のイメージでしたが、正式に国史跡となれば、多くの見学者を迎えることになるのではないかと思われます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月18日 (土)

木造名古屋城天守にエレベーターは設置しない方針

名古屋城天守の木造化に向け、現在発掘調査が行われていますが、16日に開かれた木造化についての有識者会議で、バリアフリーの問題が討議されました。この中で名古屋市は、江戸時代に築城された当時の姿をできるだけ忠実に再現するため、復元の際にエレベーターを設置しない方針を明らかにしました。ただ、障害者や高齢者への配慮として座ったまま昇降ができる、階段昇降機を設置し、各階ごとに利用できる車いすを用意することとしています。

P9300038r17

現在の名古屋城の入場通路。内部にはエレベーターが設置されていますが、入り口に石段があるためここからは入場できず、天守外部に設置された外部エレベーターの利用が必要です。

P9300035r17

名古屋城天守外側に設置された外部エレベーター。外観を大きく損なっています。

木造復元天守にエレベーターを設置しないことは、今後論議を呼ぶ可能性がありますが、私は英断だと評価します。城郭は文化財であり、木造復元は当時の姿を再現することに意義があります。できれば、できるだけ多くの見学者の利用を図るのが望ましいのですが、娯楽施設ではありませんので利便性を最優先することはできません。

現存する木造天守のある他の城でも、天守内部の昇降は当時の階段に限られており、車いすでの見学はできません。姫路城で、車いすの介助者がこのことを知らずに、現場で入場できないと聞かされて落胆している姿を目撃したことがありますが、文化財の保全と安全確保のためには仕方のないことだと考えます。

名古屋城に関しては代替手段が講じられるようですから、できればこの方針を貫いて欲しいものだと思いますが、木造化については2018年7月に全体の基本構想を決定することになっています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月17日 (金)

紅葉と四季桜

昨日は西高東低の冬型の気圧配置で、今秋一番の冷え込みでしたので紅葉も見頃だろうと、豊田市の小原地区にある四季桜の里に出かけてみました。ここは四季桜と紅葉のコラボレーションが楽しめると言う触れ込みですが、高速を走っている頃から山間部には雲が覆うようになってしまいました。お天気が心配です。

Pb160004r17

小原ふれあい公園に隣接する豊田市役所小原支所駐車場脇の紅葉です。現地に着くとたまに日差しがある程度でほとんど曇りの状態です。紅葉は見頃でしたが、四季桜の方は満開には少し早い状況でした。

Pb160012r17

これで日差しがあれば言うことないのですが・・・。

Pb160018r17

ここは立地的に東側が斜面になっていて日差しが当たりにくいので、午後の方が光線の具合が良さそうです。

Pb160020r17

日が差すとこんな具合です。

Pb160066r17

別の場所ですが同じく。

Pb160057r17

これが満開になれば、まるで春の花見のようです。

帰路で見た道路に設置された温度計はどこも10℃以下でした。昨日は特別かも知れませんが、こちら方面にお出かけの際は防寒対策が必要です。




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月15日 (水)

観測ロケットSS-520で衛星打ち上げに再チャレンジ

13日にJAXAが発表したところによれば、観測ロケットSS-520による超小型衛星の打ち上げ実験が2017年12月25日に決定したようです。SS-520は2段式の固体燃料エンジンを搭載した観測ロケットですが、3段目に超小型衛星を搭載して衛星打ち上げの実証事件を行うことになり、今年の1月15日に4号機の打ち上げを決行しましたが、配線のショートによるトラブルが発生し、発射後に指令爆破して打ち上げは失敗しました。

Ss5204

ランチャーに据えられたSS-520 4号機です。 (出典:JAXA)

当初打ち上げは1回限りの方針でしたが、失敗の原因が機体の仕様上の問題でなかったことから、再チャレンジすることが表明されていました。

再打ち上げの予定日は12月25日の10:00から14:15の間ですが、予備日として2018年1月31日までを予定しています。搭載する衛星は東京大学が開発したTRICOM-1Rで重量が3Kg、大きさは116mmX116mmX346mmと小さな段ボール箱程度ですが、カメラを搭載しており地上を撮影して送信することが可能となっています。

前回は大変悔しい思いをしましたが、今回は是非成功させて欲しいものだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月14日 (火)

ロイターがF-3の開発決定の先送りを検討と報道

航空自衛隊のF-2戦闘機の後継となる次期国産戦闘機のF-3については、2018年4月に開発着手決定について判断することになっています。ところが、13日付の東京発のロイターが、防衛省関係者の話として、開発決定の先送りを検討中と伝えました。ロイターは「中国が空軍力を増強する中、将来にわたって日本の航空戦力が優勢を保つための戦闘機の姿を明確に描けていないため」としています。また、中国では無人機の開発・研究が進んでいるともしています。

しかし、この記事は大いに疑問で、今のところ後追いの記事はどこからも出ておらず、飛ばし記事の疑いが濃厚と思われます。F-3については防衛省から2010年に「将来戦闘機に関する研究開発ビジョン」と題する資料が公表されており、このビジョンに基づいてMDU(デジタル・モックアップ)が研究されています。

Photo

将来戦闘機のコンセプト図 (出典:防衛省)

Photo_2

将来戦闘機のコンセプト (出典:防衛省)

Photo_3

将来戦闘機の空戦のイメージ (出典:防衛省)

現在このコンセプトに基づいてハイパワースリムエンジンが開発されており、既に実証試験に入っています。

中国が第4世代戦闘機の数的優位を保つ中、ステルス戦闘機J-20やJ-31を開発中であり、我が国としてこれにいかに対処するかについて、「明確に姿を描けていない」などと言うことはあり得ません。また、今後は戦闘機も無人機になるとの説もありますが、偵察機と違い、最終的には人間の判断が求められる戦闘機が無人機単独で運用されることなないだろうと考えます。

Photo_4

中国が開発中のステルス機のJ-20戦闘機

弾道ミサイル防衛や、F-35Aの取得などで防衛費がひっ迫しているのは事実ですが、戦闘機の開発には10年以上の年月がかかることを考えれば、判断の先送りは致命的だと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月13日 (月)

これが本当の秋桜

昨日は西高東低の気圧配置で、この秋一番の冷え込みとなりました。閑人倶楽部の面々で、浜名湖西岸の湖西連峰に行って来ましたが、稜線の気温はわずか6℃と、まるで冬のような寒さでした。

Pb120007r17

朝の内は雲ひとつない青空でしたが、登り始める頃にはみるみる雲が広がってしまい、富士山を撮ろうと持参した望遠ズームの出番はありませんでした。

Pb120011r17

秋の花も多くは終わってしまっていましたが、アザミが元気に咲いていました。

Pb120015r17

楽しみにしていた紅葉も、今年は連続した台風で葉が飛ばされてしまい、ほとんど残っておらず、ヤマイモの葉がわずかに目を楽しませてくれました。

Pb120022r17

登山口まで下りて来たら、イヌタデの花の赤がきれいでした。

Pb120027r17

帰路に就こうと駐車場を後に仕掛けたところ、何やら白い花が目に留まりました。

Pb120024r17

近寄ってよく見るとどうやら桜の花のようです。秋に咲く桜があるとは聞いていましたが、実際に見たのは初めてです。良く聞く「四季桜」かと思いましたが、御覧のような八重なので、どうやら「十月桜」と呼ばれる品種のようです。

秋桜(コスモス)との表現がありますが、秋に咲く桜なのでこちらが本当の秋桜(アキザクラ)です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月11日 (土)

イージスアショアは秋田・山口に設置か

米空母3隻がそろって演習をするのは極めて異例ですが、本日から日本海で北朝鮮を睨んで演習を開始します。それに呼応するわけではないのでしょうが、弾道ミサイル防衛の切り札である、イージスアショアの設置場所についての情報が上がって来ました。

本日の読売新聞Web版によれば、複数の政府関係者の話として秋田県と山口県に配備する方向で最終調整に入ったとしています。イージスアショアは、陸上自衛隊が運用することが既に明らかにされていますが、両県の陸自基地は秋田市にある秋田駐屯地と山口市にある山口駐屯地です。

Photo

SM-3ブロック2Aの射程は1500Kmと言われていますので、半径1500Kmの円を描くと丁度日本列島をすっぽり包む位置関係となります。但し山口駐屯地は瀬戸内海側に近く日本海までは30Kmほどの距離があります。読売の記事ではレーダー波の影響を避けるためとしていますが、万一発射時にトラブルがあった場合には、自爆させたりする必要もありますので、できるだけ海に近く人家から離れた立地が必要です。

両駐屯地とも訓練のための別途演習場を持っており、秋田駐屯地は海のすぐそばに、山口駐屯地は海岸から10Kmほどの山間地に演習場があります。本来はJAXAのロケット発射場のように海に面しているのが理想ですが、まあまあの立地ではないかと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月10日 (金)

電波利用電子申請用のパスワードが到着

先週、アマチュア無線について取り上げましたが、再び無線局を開局しようと思い、総務省に電子申請用の手続きを取りました。無線局と言うと大げさに聞こえますが、例え手のひらに乗るようなトランシーバーであっても「アマチュア無線局」であって、総務省の許可が必要となります。

以前は申請用紙で手続きをしましたが、最近ではインターネットを使って申請できるようになりましたので、そのためのパスワードを申請しました。面白いのは、インターネットで必要な情報を送ると、郵便(ハガキ)で仮のパスワードが送られ、その仮のパスワードを使って本来のパスワードを登録する流れになっていることです。郵便を介することによって、いわゆる成りすましを防止するのだと思いますが、インターネットと紙の郵便の組み合わせが対照的で面白いと感じました。

これからパスワードを登録し、開局の申請手続きを続けたいと思います。

Pb090019r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 9日 (木)

アエロスパシアルのAS332Lが墜落炎上

昨日午後2時25分頃、東邦航空のヘリコプターAS332L(JA9672)が群馬県上野村に墜落して炎上、乗員4名が死亡しました。AS332Lはアエロスパシアル(現エアバス・ヘリコプターズ社)が製造した大型ヘリコプターで、乗客12名または機外吊り下げで4.5トンの貨物を輸送可能な能力を持ち、海上保安庁を始め、各地の警察や消防でも使われています。

目撃者の話では異常音がしてから住宅地を避けるように飛行し、最後は垂直に落下したとのことなので、推進系に致命的なトラブルが発生したのではないかと考えられます。当該機は機体年齢が30年とも言われており、部品の金属疲労などの可能性もあります。

2016年には同型の発展型であるEC225がノルウェーで墜落し、13人が死亡する事故がありましたが、この時の事故原因は減速ギアボックスのギアの破損によるもので、今回もギアの破損により揚力を失い墜落に至った可能性が考えられます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 8日 (水)

どうなる米国製防衛装備品の購入

トランプ大統領は現在韓国に滞在中ですが、あちらでも米国製兵器の売り込みに余念がないようです。韓国が「数十億ドル」規模の米国製兵器を購入することに合意したとも伝えられますが、更に驚くのはその中に原子力潜水艦が含まれることです。原潜が核戦争の抑止に有効なのは、相手の攻撃が及ばない海中に長時間潜航できることで、相手に対する報復力を維持できるからです。核兵器を持たない韓国が、高額な原潜を保有しても戦略的な意味を持つことはないのですが、いつもの欲しい・欲しい病が噴出してしまったのでしょうか。

さて、韓国のことはさて置き、我が国も米国製兵器(防衛装備品)の上積み購入を迫られています。元々ステルス機のF-35Aを42機導入することを決定していますし、新規にイージス艦2隻を建造し、既存のイージス艦2隻に弾道ミサイル防衛能力を搭載します。これらのイージス艦用に1発20億円以上するSM-3ブロック2Aを最低でも36発しますし、最新型の対空ミサイルSM-6も相当数購入することになります。さらには、イージス・アショアを2基分で約2000億円、イージス・アショア用のSM-3ブロック2Aも数十発購入しなければなりません。

Photo

弾道ミサイル防衛能力付与に向けて改修中のイージス艦あたごです。 (出典:防衛省)

弾道ミサイル防衛関連の費用だけで、6000億円から7000億円に達するのではないかと予想されますが、これらの予算は従来の防衛予算の中から捻出することになりますので、他の予算を圧迫することが懸念されます。来年度には日本版海兵隊である水陸機動団が新設され、主要装備であるAAV-7やオスプレイが配備されることになっており、こちらの人員や予算確保もひっ迫しています。米国との協調は必要ですが、肝心の予算をどうするのか、特別国会でしっかり議論して欲しいところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 6日 (月)

トランプ訪日に北朝鮮は抑制的

トランプ大統領が明日までの日程で来日中ですが、北朝鮮が新たな挑発に出ていません。口撃は相変わらずですが、当初懸念された弾道ミサイルの発射も現時点では行われていません。流石に、このタイミングで軍事行動を起こせば米軍の過剰な反応を招きかねませんので、注意深く日米首脳の会談の成り行きを見守っているものと考えられます。

また、直前に嘉手納基地に、ステルス戦闘機F-35A12機を配備しており、岩国基地のF-35B16機と併せてF-35が合わせて28機も配備されています。偶発的な衝突が発生しても空母の艦載機も合わせて、空軍力においては日米韓が圧倒する態勢になっていますので、流石の北朝鮮も手が出せないでしょう。ただ、トランプ大統領の離日以降は、自らの権威を発揚する意味合いで何らかの挑発的な行動を取る可能性がありますので、当面は警戒をしなければならいのではないかと考えます。

Pa160187r16

アフターバーナーを焚いて上昇中のF-15J戦闘機です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 5日 (日)

小野寺防衛相が来年1月にイージスアショアを視察

米海軍は、朝鮮半島で危機が高まっていることから朝鮮半島周辺の西太平洋に空母を3隻投入する体制に舵を切ったようです。そうした中、北朝鮮は弾道ミサイルを配備した基地周辺で活発な動きを見せており、我が国のミサイル防衛にとって待ったなしの状況が続くこととなりました。

来年度予算ではこのような事態を反映し、陸上配備のイージスシステムであるイージスアショアを導入することが内定しており、設置場所についても今後議論が交わされるものと思われます。

Photo
 
イージスアショアシステムです。  (出典: 防衛省)

イージスアショアは艦艇に配備されたイージスシステムを地上に設置したもので、SM-3は地上に設置した垂直発射機であるVLSから発射されます。しかし、海上を高速で移動するイージス艦と違い、地上システムの場合は固定された設備からの発射となりますので、万一ミサイルに不備があった場合には、頭上に落下する危険を有しています。このため、イージスアショアではVLSを可動式にして角度を設け、発射に失敗した場合でも頭上に落下しない工夫がされています。

この度小野寺防衛相が、来年一月にイージスアショアの試験設備が設置されているハワイを訪問する意向であることが明らかになりましたが、導入には一基1000億円近い費用が必要と思われますので、こうした動きは当然のことと考えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 4日 (土)

アマチュア無線って知ってますか?

アマチュア無線と言うのをご存知でしょうか。トランシーバーなどの無線機を使用して、不特定多数の人たちと交信することを楽しむ趣味のことです。最近ではスマホを使ったラインやFacebookなどに押されて、下火になってしまいましたが、かつては考えられないような遠方の人と明瞭に会話ができる夢のような技術で、1964年にはアマチュア無線を楽しむ少年を主人公にした、「ハローCQ」と言ったテレビドラマも作られました。

また1987年に公開された原田知世主演の「私をスキーに連れてって」はスキーブームと共にアマチュア無線ブームを巻き起こしました。まだ、携帯電話が一般的でなかった時代は、離れた相手と交信する手段はアマチュア無線しかありませんでしたので、仲間と好きな時に会話ができるトランシーバーは魔法の道具に思えました。

私がアマチュア無線を知ったのは、今から50年以上も昔の小学生の時でした。町内にアマチュア無線を行っている家があり、たまたま通りかかって、見たこともない不思議なアンテナが屋根に上がっていて、とても奇妙に感じました。このアンテナは有名な飛行船、ツェップリン号が搭載したアンテナと言うことでツェップアンテナと称されていましたが、いかにもアマチュア無線らしい外観でした。そんが原体験があったからか、中学に上がると家にあった短波放送が受信できるラジオを使ってアマチュア無線を聞いては、相手のアマチュア局に受診レポートを送って、SWLカードをもらって喜んでいました。

その後高校進学とともにアマチュア無線の従事者免許を取得、アマチュア局を開局して交信を楽しみました。ところが、当時はアマチュア局が多数電波を出していましたので、人気のある周波数帯は混信が激しく、いつしか足が遠のいてしまいました。

ところが昨夜、久しぶりにアマチュア無線を聞いてみましたが、信じられないことにゴールデンタイムと言うのに、全くと言っていいくらい閑散としていて、電波を発信している局はほとんど見当たりませんでした。これなら本来のアマチュア無線の楽しみ方ができるのではないかと思われましたので、かつてのように電波を出してみようかと思うようになりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 3日 (金)

墜落空自ヘリを今日から海底捜索

航空自衛隊浜松救難隊所属の救難ヘリUH-60Jが10月17日の午後6時過ぎに消息を絶って以来、連日にわたって墜落現場と見られる浜松市沖の遠州灘を海自の艦艇や空自の航空機で捜索して機体の一部やブーツなどが発見・回収されていますが、未だ乗員4人の手掛かりは得られていません。ただ、捜索の中で海底に物体が沈んでいるのを海自艦艇のソナーが確認しており、民間の調査船で捜索する方針が示されていました。

Photo

赤の×印が墜落したと思われる地点です。 (国土地理院の地理院地図より作成)

今朝の中日新聞が伝えるところでは、防衛省の話として今日から今月27日までの間、民間のサルベージ会社の作業船2隻が遠隔操作型の無人探査機を使って現場周辺の捜索を行うと言うことです。

記事では会社名に触れていませんでしたが、サルベージ会社と表記しており、国内ではこの分野のトップメーカーである深田サルベージが請け負ったものと思われます。こちらも社名は出されていませんが、先日も津軽海峡沖で墜落した海自のSH-60J哨戒ヘリコプターを2600mの海底から引き揚げており、今回の機体もいずれ回収するのではないかと思われます。

Pa150038r17_2

今回の事故では、海面に着水すると機体から離れて浮遊する仕組みとなっているフライトレコーダーが未回収となっています。遺体の収容はもちろんですが、事故の再発防止のためにも、是非機体を引き上げて事故原因を究明して欲しいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 2日 (木)

ニャンコが排尿障害

我が家のニャンコ(メス、8歳)が、昨夜から尿の出が悪くなってしまいました。猫は元々水分の摂取が少ないので、我が家の場合は一日一回か二回の排尿ですが、昨夜からトイレには入るものの、今までのような量が排せつできません。様子見をしていましたが、症状が改善しないので獣医を受診することにしました。

P7030008r17

診察の結果、膀胱に尿は溜まっていないとのことで、膀胱炎が疑われるとのことで、抗生物質を何回か点滴して様子見をすることになりました。

人間もニャンコも健康が一番です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 1日 (水)

東芝がサザエさんの提供を降板

経営再建中の東芝が、これまでグループ企業のシンボルとして番組提供を続けたいとしていたサザエさんを降板することが明らかになりました。東芝は1969年のサザエさん放送開始以来48年にわたって番組スポンサーを務めて来ました。同社は降板は経営合理化の一環と説明していますが、再建途上の財務状況が同社の看板とも言えるこの番組提供を許さない状況になっているためと思われます。

同社の巨額損失問題が明らかになった時、多くの人がこの日が来ることを危惧していましたが、とうとう現実のものとなってしまいました。サザエさんは幅広い年齢層が一緒に見られる番組として長年愛され続けており、サザエさんの番組が終了すると、また明日から日常が始まってしまうと憂鬱になってしまうと言う、サザエさんブルーなる新語まで生み出すほど、世間に広く浸透していました。

番組のフィナーレではサザエさんが、「この番組は東芝の提供でお送りしました。」、「東芝と御覧のスポンサーでお送りしました。」とナレーションが入っており、番組と東芝が一体となって長寿番組作り上げて来ただけに、このような事態になったことは残念至極です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年10月 | トップページ | 2017年12月 »