アエロスパシアルのAS332Lが墜落炎上
昨日午後2時25分頃、東邦航空のヘリコプターAS332L(JA9672)が群馬県上野村に墜落して炎上、乗員4名が死亡しました。AS332Lはアエロスパシアル(現エアバス・ヘリコプターズ社)が製造した大型ヘリコプターで、乗客12名または機外吊り下げで4.5トンの貨物を輸送可能な能力を持ち、海上保安庁を始め、各地の警察や消防でも使われています。
目撃者の話では異常音がしてから住宅地を避けるように飛行し、最後は垂直に落下したとのことなので、推進系に致命的なトラブルが発生したのではないかと考えられます。当該機は機体年齢が30年とも言われており、部品の金属疲労などの可能性もあります。
2016年には同型の発展型であるEC225がノルウェーで墜落し、13人が死亡する事故がありましたが、この時の事故原因は減速ギアボックスのギアの破損によるもので、今回もギアの破損により揚力を失い墜落に至った可能性が考えられます。
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