アマチュア無線って知ってますか?
アマチュア無線と言うのをご存知でしょうか。トランシーバーなどの無線機を使用して、不特定多数の人たちと交信することを楽しむ趣味のことです。最近ではスマホを使ったラインやFacebookなどに押されて、下火になってしまいましたが、かつては考えられないような遠方の人と明瞭に会話ができる夢のような技術で、1964年にはアマチュア無線を楽しむ少年を主人公にした、「ハローCQ」と言ったテレビドラマも作られました。
また1987年に公開された原田知世主演の「私をスキーに連れてって」はスキーブームと共にアマチュア無線ブームを巻き起こしました。まだ、携帯電話が一般的でなかった時代は、離れた相手と交信する手段はアマチュア無線しかありませんでしたので、仲間と好きな時に会話ができるトランシーバーは魔法の道具に思えました。
私がアマチュア無線を知ったのは、今から50年以上も昔の小学生の時でした。町内にアマチュア無線を行っている家があり、たまたま通りかかって、見たこともない不思議なアンテナが屋根に上がっていて、とても奇妙に感じました。このアンテナは有名な飛行船、ツェップリン号が搭載したアンテナと言うことでツェップアンテナと称されていましたが、いかにもアマチュア無線らしい外観でした。そんが原体験があったからか、中学に上がると家にあった短波放送が受信できるラジオを使ってアマチュア無線を聞いては、相手のアマチュア局に受診レポートを送って、SWLカードをもらって喜んでいました。
その後高校進学とともにアマチュア無線の従事者免許を取得、アマチュア局を開局して交信を楽しみました。ところが、当時はアマチュア局が多数電波を出していましたので、人気のある周波数帯は混信が激しく、いつしか足が遠のいてしまいました。
ところが昨夜、久しぶりにアマチュア無線を聞いてみましたが、信じられないことにゴールデンタイムと言うのに、全くと言っていいくらい閑散としていて、電波を発信している局はほとんど見当たりませんでした。これなら本来のアマチュア無線の楽しみ方ができるのではないかと思われましたので、かつてのように電波を出してみようかと思うようになりました。
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