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2017年11月 8日 (水)

どうなる米国製防衛装備品の購入

トランプ大統領は現在韓国に滞在中ですが、あちらでも米国製兵器の売り込みに余念がないようです。韓国が「数十億ドル」規模の米国製兵器を購入することに合意したとも伝えられますが、更に驚くのはその中に原子力潜水艦が含まれることです。原潜が核戦争の抑止に有効なのは、相手の攻撃が及ばない海中に長時間潜航できることで、相手に対する報復力を維持できるからです。核兵器を持たない韓国が、高額な原潜を保有しても戦略的な意味を持つことはないのですが、いつもの欲しい・欲しい病が噴出してしまったのでしょうか。

さて、韓国のことはさて置き、我が国も米国製兵器(防衛装備品)の上積み購入を迫られています。元々ステルス機のF-35Aを42機導入することを決定していますし、新規にイージス艦2隻を建造し、既存のイージス艦2隻に弾道ミサイル防衛能力を搭載します。これらのイージス艦用に1発20億円以上するSM-3ブロック2Aを最低でも36発しますし、最新型の対空ミサイルSM-6も相当数購入することになります。さらには、イージス・アショアを2基分で約2000億円、イージス・アショア用のSM-3ブロック2Aも数十発購入しなければなりません。

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弾道ミサイル防衛能力付与に向けて改修中のイージス艦あたごです。 (出典:防衛省)

弾道ミサイル防衛関連の費用だけで、6000億円から7000億円に達するのではないかと予想されますが、これらの予算は従来の防衛予算の中から捻出することになりますので、他の予算を圧迫することが懸念されます。来年度には日本版海兵隊である水陸機動団が新設され、主要装備であるAAV-7やオスプレイが配備されることになっており、こちらの人員や予算確保もひっ迫しています。米国との協調は必要ですが、肝心の予算をどうするのか、特別国会でしっかり議論して欲しいところです。

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