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2017年12月14日 (木)

広島高裁が伊方原発3号機に停止命令

広島高裁は13日、広島市の市民が申し立てた原発運転停止の仮処分の即時抗告審で、運転を差し止める判決を下しました。判決で野々上裁判長は「約9万年前に発生した阿蘇山の大噴火で発生した火砕流が原発に到達した可能性が小さいとは言えず、立地には適さない。」としています。

9万年前の前の大噴火は九州全域に及び、この時に地上にいた全ての動物は全滅したと言われています。雲仙普賢岳の大火砕流の災害跡地を訪れたことがありますが、ものすごい量の土砂が人家を埋めたまま、災害の記念碑として展示保存されていました。一地域だけでもこの状況なので、仮に四国にまで及ぶような災害で、人類が生存できるかのかと考えた時、かつての地球のあちこちが溶岩に包まれていたことと重ね合わせれば、果たしてこの地上に安全な土地があるのか、そして原発を止める意味があるのか全く判りません。

もし、そのような事態を想定するのであれば、九州に人類が居住することを何の制限もせずに容認しておいて、四国の原発稼働を認めないと言うのは、ちょっと私の理解を超えています。

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稼動停止中の浜岡原発です。

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