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2018年1月20日 (土)

SS‐520 5号機打ち上げ予定決定

昨年12月28日に打ち上げが予定されながら、バルブの圧力センサー異常が見つかり、打ち上げが延期された超小型ロケットのSS‐520 5号機の打ち上げが2月3日14時から14時20分と発表されました。SS‐520は元々は無誘導2段式の気象観測ロケットですが、第3段を搭載することで、極小衛星を打ち上げようというものです。

先日打ち上げられた中型固体式ロケットのイプシロンの場合、最終的に打ち上げコストを30億円に抑えることで、途上国向けの衛星ビジネスにつなげようとの思惑があり、既に一部の受注に成功しています。SS-520 4、5号機は1機10億円と言われていますが、打ち上げ可能な重量はわずか10Kgです。これはこれで意味があるのですが、商業的に成功させようとすれば、もう少しペイロードを大きくする必要があります。打ち上げペイロードを大きくするために機体を大型化すれば打ち上げコストは上がってしまいます。イプシロンの30億円と言う壁がある以上、そんなには高い価格の機体にはできません。

何か水を差すような話になってしまいましたが、今度の打ち上げは大変野心的な計画なので、是非成功させて欲しいと思っています。

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2018年1月19日 (金)

インフルではないことが確定

相変わらず体調が思わしくないので、再度内科医を受診しました。今までの様子から、午前中は体温が低く午後から上昇すること、処方の薬に効果があまり感じられないことを伝えました。そこで、改めてインフル検査を行いましたが、結果はA、B共に陰性でした。

血液検査では白血球に抗体反応が見られるので、何らかのウィルスによって気管支が炎症を起こしているのではないかとのことで、水溶性の抗生物質を処方され、午後3時頃に服薬しましたが、今時点で効果が確認できず、このウィルスには効果がなさそうです。

一昨日からの検温結果をグラフにしてみましたので、もし同様の症状で悩んでいる方がいましたら、参考にして下さい。

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パターンとして午前中は低く、午後上昇していることからアデノウィルスの可能性が高いように思われます。






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2018年1月18日 (木)

病床続く

相変わらずパッとしません。午前6時の検温で38度だったのが、7時の段階で37度にまで下がりましたが、気分が優れず食欲もありません。昨日の内科医は今日は休診なので、違うクリニックを受診しようと外出しましたが、10台ほどの駐車場が満車でしたので、諦めて帰宅しました。

11時の段階で36.3度まで下がっていましたが、14時で37度、16時で37.9度と夕方に向かって上昇傾向にあるようです。17時半で37.9度と変わらなかったので、昨日のような急上昇はありませんでした。こんなタイプの風邪を引いたのは初めてです。

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2018年1月17日 (水)

風邪でダウン

先週の初め頃から、悪寒・鼻水・喉の腫れと、風邪の症状に見舞われていましたが、今秋に入っても痰や咳が収まらなかったので、午前中に内科で診てもらいました。インフルエンザの検査は陰性、胸部レントゲンも異常なしで、熱も37℃以下でしたので、痰と咳止めの薬を処方してもらって、家で静養していました。ところが、夕方になって気分が悪くなったので、検温したら何と38.8℃と急上昇していました。継続的に検温していると39.2℃と人生最高体温を記録してしまいました。明日の予定をどうしようか病の床で思案中です。

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2018年1月16日 (火)

イプシロン3号機が3度目の打ち上げ延期

ロケットの打ち上げはどんなに緻密な計画を立てたとしても、最後は当日の気象によって日程が変更されることがあります。特に我が国のような周辺を海に囲まれた立地では、台風や低気圧の接近によって日程の変更を余儀なくされますが、どんなに科学が進歩しても、お天気だけは天に祈るしかありません。

新型固体ロケットのイプシロン3号機は当初2017年の11月17日の打ち上げ予定でしたが、搭載機器に異常が見つかり、打ち上げ延期となりました。機器の点検が終わり、2018年1月17日に再設定されましたが、今度は低気圧の接近で気象条件が合わず、翌18日午前6時6分11秒に再度繰り延べとなりました。現時点での当日の肝付町の午前6時の予報は快晴で降水確率は0%とこれ以上ない好天が予想されています。

イプシロンロケットは打ち上げコストを抑え、中型衛星を安く、必要なタイミングで打ち上げられる体制を目指していますので、今回の打ち上げも是非成功させて、今後の宇宙開発発展の起爆剤として欲しいものです。

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イプシロン2号機の打ち上げの瞬間(出典:JAXA)

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2018年1月15日 (月)

「おんな城主 直虎」の大河ドラマ館が閉館

地元浜松が舞台となったNHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」は昨年末で終了しました。幕末の大老井伊直弼を輩出した井伊家の苦難の歴史を描いた意欲作でしたが、あまりに陰惨な内容が嫌われたのか、残念ながら視聴率には恵まれませんでした。井伊家は今川氏との確執の過程で当主が戦や謀略によって次々と亡くなり、ついには一人娘の直虎が家督を継ぐことになるなど、下手なドラマ仕立て顔負けの波乱に満ちた物語です。

この大河放送に合わせて開設された大河ドラマ館ですが、延べの入場者数が78万人と平均して一日2000人が訪れる盛況ぶりで、特に最終日となった昨日は5800人と過去最多を記録しました。かく言う私も、地元民の一人として、遅まきながら行って来たのですが、確かにすごい人出でした。

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ゆるキャラの家康君と直虎ちゃんを描いた地元の遠鉄バス。後方の建物が大河ドラマ館です。

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ドラマ館の入り口。午前11時頃ですが、人波が途切れることがありませんでした。

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残念ながら館内の展示物は撮影禁止となっているので、撮影することができません。こちらは記念写真用の垂れ幕です。

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大河ドラマ館の運営には多くのボランティアが関わっており、昨日も内外で客の誘導や説明に当たっていました。昨日でドラマ館が閉館しましたので、これらのボランティアの方々も、今後直虎ロスに襲われなければ良いのにと願わずにはいられません。

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2018年1月14日 (日)

中国原潜が尖閣沖の接続水域を潜没航行

潜水艦は海中を隠密裏に航行できるので、相手にとっては不意打ちをされかねない嫌な存在です。勿論、自由に航行できるのは自国領海内と公海上に限られ、他国領海内を航行する際は浮上して、自国の国旗を掲揚しなければなりません。では領海外側12海里に設定される接続水域ではどうなるかと言えば、無害航行権を盾に潜没航行が認められると言うのが世界の大勢となっています。

無害航行と言うのは文字通りに、ただただ何もせずに大人しく航行することで、ここで何らかの沿岸国の利益に反する行動を取れば、無害航行ではなくなることになります。

10日から11日にかけて中国の商型原子力潜水艦が宮古島と尖閣諸島の大正島の接続水域を潜没航行した事件は、この無害航行権が問われる事態となりました。中国軍の水上艦艇の他に、潜没中の潜水艦の存在を確認した海上自衛隊の護衛艦とP‐3C哨戒機で追跡を続け、11日に大正島の接続水域に侵入したのを確認しました。その後潜水艦は接続海域から離脱したのですが、追跡は続き、12日に潜水艦は公海上で突然浮上し、中国国旗を掲揚したことから当該の潜水艦は中国の原潜であることが公式に確認されたと言うものです。

この件について、中国外務省は水上艦の行動については護衛艦が先に接続水域に入ったので、対応して必要な処置を取ったとしていますが、潜水艦については何も言及していません。

これは極めて不自然なことで、尖閣を自国領と主張するのなら、当然潜没航行についても正当性を主張しなければなりません。それが今日のこの時点まで、何も反論できないのは事態があらかじめ予定されたものでなく、現場の暴走で領海内まで侵入したことが考えられます。もちろん、自国領海内を潜没航行するのも自由なのですが、浮上しなければ第三者に存在をアピールできないので、必然性がありません。

その後公海に抜けても、自衛隊の追跡を受け続けたのも、このようなやましい点があったからと考えれば、納得が行くと言うものです。プライドだけは人一倍高い中国外務省ですから、その内に何らかの反撃のロジックを考えるだろうと思いますが、はたしてどんな主張をしてくるのか注目です。

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2018年1月13日 (土)

日の出、日の入り時刻のタイムラグ

寒い日が続いています。日本海側を中心に例年の2倍以上の雪が、各地で降り積もっています。当地でも寒さが厳しく、昨日は厚い氷が張っていましたが、日陰では夕方まで解けることはありませんでした。

この時期になると例年感じるのが日の出・日の入り時刻です。当ブログでも毎年取り上げますが、日照の暖かさを思う時、毎日実感するが日の出・日の入り時刻です。一般には昼の時間が一番短いのが冬至との認識ですが、実際の日の出が最も遅くなるのは冬至の半月後、日の入りが最も早くなるのが冬至の半月前と言われています。

2017年の冬至は12月22日でしたが、浜松の日の出が午前6時51分、日の入りは午後4次39分でした。これが本日は日の出が午前6時56分、日の入りが5時ちょうどです。冬至の頃と比べると日の入りは12分も遅くなりましたので、日没時間が伸びたことが十分実感されます。

一方日の出の方ですが、冬至の時点で午前6時51分だったのが本日は6時56分で、5分遅くなっています。日の入り時刻が12分も遅くなっているのに対し、日の出時刻が5分も遅くなっているので、余計夜明けが長く感じられます。今後は日の出時刻が少しずつ伸びて行くのですが、寒い朝は特に夜明けが待ち遠しいので、毎日朝日の到来を今か、今かと待ちわびています。

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2018年1月12日 (金)

サウジの弾道ミサイル迎撃失敗はPAC-2の可能性

昨日はイージスアショアについてハワイ発の記事が報道されるなど、相変わらず弾道ミサイル防衛に対しての関心が高まっていますが、弾道ミサイルと対峙しているのは日・米・韓だけではありません。

イエメン内戦で首都サヌアを含む北西部一帯を支配しているフーシ派は、イランからミサイルの供与などを受けてイランの宿敵サウジアラビアを弾道ミサイルで攻撃しています。これに対し、サウジアラビアはPAC-3で迎撃したとしていますが、これについて昨年12月6日付のニューズウィーク日本版がPAC-3の信頼性について疑問があるとして取り上げていました。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/pac3-1.php

この記事の内容については現在のPAC-3の能力から見て、腑に落ちない点が多かったので、当ブログでも12月10日の記事で取り上げました。

http://himajin.cocolog-enshu.com/club/2017/12/pac-3-d4f1.html

そして本日、この疑問に関する一つの答えとなる記事を11日付けの毎日新聞Web版が掲載しているのを見つけましたので紹介します。

http://mainichi.jp/articles/20180112/k00/00m/030/098000c

以下引用です。

~だが、サウジのBMD能力には疑問を投げかける専門家もいる。米ジェームズ・マーティン不拡散研究センターの核・ミサイル専門家、ジェフリー・ルイス博士らのチームは、昨年11月に首都リヤドの国際空港が攻撃を受けた際に「弾頭でなく胴体部分を迎撃した可能性が高い」と指摘した。弾頭が破壊されなければ地上で爆発し被害が大きくなる可能性がある。

     サウジは弾道ミサイル迎撃のため、米レイセオン製の「PAC2」と、より迎撃能力が高いとされ日本も導入済みの米ロッキードマーチン製「PAC3」の両方を調達済みだ。しかし専門家の多くは「PAC3はまだ実戦配備されていない」と見ている。 ~

PAC-2は湾岸戦争で使用されたPAC-1の改良型で、基本型と弾頭とミサイル本体とを識別できるようにしたPAC-2GEMとがあります。推測ですが、度重なる弾道ミサイル攻勢で、手持ちのPAC-2GEMが底をついてしまい、11月のケースでは止む無く基本型を使ったところ、弾頭の迎撃はできなかったということではないでしょうか。もし、そうであるならば、1発のミサイルに5発を発射した理由もうなずけます。

その後もロッキードマーチンからは何のコメントもありませんし、米軍も特にアクションを起こしていませんので、PAC-3の基本的性能に対し、信頼性が疑われる事態ではなかったことは間違いないようです。

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PAC-3の外観模型と発射機。

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2018年1月11日 (木)

巡航ミサイル迎撃に活用の意向 地上配備型イージス視察で防衛相

小野寺防衛相は現地時間の10日、訪問先のハワイで、イージスアショアの試験設備を見学後に記者会見し、「北朝鮮に対する弾道ミサイル防衛に限らず、将来的に巡航ミサイルの迎撃への活用など機能を拡大したい」との考えを述べました。

これは対中国を想定し、イージスアショアで運用可能なSM-6を念頭に置いたものと思われますが、現実的ではないと考えます。まず、イージスアショアの設置位置は山口県と秋田県が予定されており、中国を睨んでの位置としては適当ではありません。

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赤い点が萩と秋田のイージスアショアの設置候補地で、赤い円がSM-6の射程を表しています。見ての通り、南西諸島、東海地方や関東はカバーエリアから外れています。

またイージスアショアの発射機は現在24発を装填できるVLS1基が想定されていますが、主体は弾道ミサイル用のSM-3なので、SM-6の装填数は限られます。一般に巡航ミサイルは大量に発射することで、相手の迎撃能力を無効にする運用をしますので、イージスアショアでの対処は困難ではないかと考えます。

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2018年1月10日 (水)

85歳運転の乗用車にはねられ女子高生2名が重体

昨日朝、前橋市で登校中の女子高生2名が85歳の男性の運転する乗用車にはねられ、意識不明の重体となっています。乗用車は前の車を強引に追い越し、対向車と接触してコントロールを失い、次々とはねたものと見られています。

この男性は家族から運転をしないよう求められていましたが応じず、これまでも数多くの物損事故を起こしていたと言うことです。ブレーキの踏み間違いと違い、ハンドル操作による事故はハード面での対処が限られます。もっと早い段階で運転ができないように、乗用車を処分するなりの対策が取れなかったかが、悔やまれます。被害者の一日も早い回復を祈るばかりです。

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2018年1月 9日 (火)

ライバル選手の飲料に禁止薬物を混入

カヌー競技、カヤックスプリントで日本代表の座を争っていた32歳の選手が、実力では敵わなくなったとして、競技の際に使用される飲料容器に禁止薬物を故意に混入させ、25歳の相手選手が一時出場停止の処分を受けていたことが明らかになりました。

相手選手に有害な物質を与えて、試合を有利に運ぼうとする動きは過去から海外でのボクシングやサッカーの試合で行われたとされていますが、日本国内で同じ日本人に対して行われたのは初めてです。スポーツは様々なルールが決められ、禁止行為が細かく定められています。これは、公平な立場で最高のパフォーマンスを発揮するためで、不正な手段で他の選手の上に立つことは、フェアプレイの精神に著しく反し、許されるものではありません。

カヌー協会は違反選手に8年間の出場停止の処分を科しましたが、用具を盗んで練習や競技を妨害した行為も明らかになっており、除名の処分も検討していると言うことですが、何とも嫌な事件が起きたものです。

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2018年1月 8日 (月)

警察のおざなりな捜査に唖然

愛知県大府市の雑木林で5日、夫婦連れで犬の散歩に出かけた会社員の男性が、妻が先に帰宅した後も帰らず、その後首に傷を負った状態で見つかり死亡した事件がありました。当初警察は、現場付近に刃物が見つからなかったことから事件性があるとして捜査をしていますが、6日に改めて現場付近を捜索したところ、男性が倒れていた場所から1m離れた草むらで血の付いた刃物を発見したと言うことです。

昨今は裁判が証拠主義となっており、初動での遺留物の発見・保全の重要性が指摘されています。このような事件では自殺・他殺の両面から捜査をして、事件の全容を解明し、証拠によってどちらかに絞り込まれるのが通常の在り方です。当然現場の周辺の遺留物の捜索は行われなければなりません。なのに、あろうことかわずか1mしか離れていない場所にあった最重要な証拠物である刃物が見逃すとは、あまりにもいい加減過ぎます。

過去には静岡県で発生した「袴田事件」で、何回も現場での捜索が行われたのに発見できなかった容疑者の着衣が、事件後1年以上経って味噌の中から見つかったとされ、重要な証拠とされて死刑が確定しましたが、袴田氏の体格とは全く合わず、弁護側では警察のねつ造としています。

この事件では多くの証拠を警察が隠蔽しており、弁護側の再現実験でも衣類の変色や縮み具合も警察の主張とは全く違う結果となっており、ねつ造の可能性は限りなく高いと見られます。このような過去の反省に立つのなら、事件性のある現場での遺留物の捜索は相当念入りに行われなければならない筈なのに、仮にこのような事態が事実なら失態以外の何物でもありません。

今回ナイフが「見つかった」ことから、警察は被害者が自殺したと判断しているようですが、第三者が刺傷させて持ち帰り、後になって現場に捨てた可能性を否定すべきではなく、徹底した捜査が望まれます。

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2018年1月 7日 (日)

XASM-3について

本日は最近動向が途絶えていたXASM-3について毎日新聞がスクープ記事を掲載しましたので、その話題を取り上げたところ、いつもの倍以上のアクセスがありましたので、改めてXASM-3について取り上げます。まず最初にXASM-3とは正式に開発中のASM-3と言う意味で、Xは開発中であることを表す記号です。

我が国は対艦ミサイルとして海上自衛隊のP-1、P-3C哨戒機が装備するASM-1CとF-2戦闘機が装備するASM-2Bを保有しています。共にターボジェットエンジンを搭載し、ASM-1Cが150Km,ASM-2Bが170Kmの射程があるとされています。誘導方式はASM-1Cがアクティブレーダーホーミング方式、ASM-2Bが赤外線画像誘導方式をとっています。速度は共に1150km/hと亜音速となっています。

ASM-2が配備されたのは1993年で、この頃は対空ミサイルの射程や艦艇側のレーダーの能力が今ほど進んでいませんでしたので、これらの性能で十分と思われていましたが、現在では防空能力が向上していますので、新たなミサイルの導入が必要となって来た訳です。

XASM-3の仕様は公表されていませんが、誘導方式はアクティブレーダー方式とパッシブレーダー方式を両用し、速度はマッハ3とASM-2の3倍以上となっています。それぞれ違った誘導方式を持つことで、1機のF-2戦闘機が片方をアクティブモード、もう片方をパッシブモードで攻撃することが可能となります。これは大変いやらしいシステムで、攻撃される側がミサイルのレーダーを妨害しようと妨害電波を出せば、この電波をパッシブモードのXASM-3が受信して発信元目掛けて突入しますので、自分で自分の首を絞めることになってしまいます。

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上図は対艦ミサイルと艦船との関係を表したものですが、地球が丸いために低空を接近するミサイルを発見できるのは一般的に30Km前後と言われています。この数字は艦船側のレーダーの高さと、ミサイルの飛行高度によって変わり、それぞれ高いほど発見できる距離は長くなります。

仮にミサイルの速度を1200km/hとすれば1分間に20Km進むことになりますので、直前で撃墜するとしても使える時間は1.5分です。実際は手前で迎撃しなければなりませんので、使える時間はもっと短くしなければなりません。

XASM-3は推進機構にロケットエンジンとラムジェットエンジンの複合方式を採用して、マッハ3の高速と長射程を両立させていますが、マッハ3では1分間におよそ60Km進みますので、対処時間は1.5÷3=0.5分となり、相手に極めて短時間での対処を迫ることになります。

このため、XASM-3を保有することは我が国の領土や艦船に攻撃を仕掛けようと接近する艦船に対して極めて強力な防衛力を持つことになります。

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XASM-3に関する情報がスクープ

昨年末から突如として防衛関係のビッグニュースが立て続けにスクープされていますが、今度はXASM-3です。XASM-3は防衛省が長年開発を進めている超音速対艦ミサイルで、本来は2016年度での開発完了予定とされていました。

ところが、退役した護衛艦を使っての実射試験が昨年夏にずれ込み、しかもその後来年度の予算要求でも全く触れられておらず、今回の超距離巡航ミサイル導入のニュースの陰に隠れた存在となっていました。本日の毎日新聞Web版が伝えるところでは、昨年末に開発資料の分析が完了し、2019年度から量産に入ると言うものです。

http://mainichi.jp/articles/20180107/ddm/002/010/102000c

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XASM-3の概念図です。

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F-2戦闘機に搭載したXASM-3 (出典:防衛省)

XASM-3は現在のASM-2が亜音速なのとは違い、マッハ3程度の超音速で飛行するため、相手が発見してから防禦手段を取るための対処時間が極めて短くなり、命中の機会が大幅に向上することが期待されています。しかも、もし最近報道されたEA-18Gのような電子戦機で相手のレーダー機能を無効化すれば、相手がこのミサイルを防ぐことはほぼ不可能となりますので、我が国の安全保障にとって大変大きな変化となります。

記事では量産化が来年度からではなく2019年度となっていますが、もし誤記ではないとしたら、通常は納入は2019年度末になってしまうので、できる限り早期の量産化が望まれます。

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2018年1月 6日 (土)

2018年初山歩き

お正月でなまった体を引き締めようと、女城主直虎の舞台となった浜松市北区引佐町の三岳山(466m)に行って来ました。
スタート地点となる三岳神社には先行する2台の車が停まっていました。

三岳山には南北朝時代や武田氏の侵攻に備えて、井伊氏が築いた三岳城が築かれていました。

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以前、桝形門があったとされる場所に、浜松市によって新しい看板が設置されていました。

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どうやら浜松市は三岳神社からの登城路が大手道と見ているようです。

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今日の三岳山は、風もなく穏やかで、絶好のハイキング日和でした。画面中央付近が天竜川の河口付近です。

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北に目を転じれば、南アルプスの高峰を望むことができました。

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小枝が邪魔ですが、遠く雪を被った富士山も望むことができました。

本日は絶好の山歩き日和となりましたが、今年は昨年果たせなかった分まで、山歩きをしようと思っています。

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2018年1月 5日 (金)

三が日が過ぎて

昨日は東京証券所で恒例の大発会があり、日本経済が新年のスタートを切りましたが、そろそろ企業も始業し始めるところが出て来て何となく脱正月が始まったような気がします。

そう言えば、今日は雲が立ち込めた一日でしたが、午前中に我が家近くの低い空を、空自のC-130H輸送機1機が南東の方角に向かって飛んで行きました。午後3時頃には今度は2機と1機が別々に南東の方角から同じような高度で小牧基地の方角に飛んで行きました。空自も仕事始めとなったようで、同じ頃にT-4練習機も着陸のため旋回しているのが見えました。

南北朝鮮の対話が再開され、米韓軍事演習の延期も発表されましたので、ここ当分は緊張緩和の日々となりそうで、なによりです。

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C-130H輸送機です。(以前に撮影したものです)

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2018年1月 4日 (木)

北ミサイル発射失敗で近くの町に墜落と報道

米外交専門誌「ディプロマット」(電子版)が現地時間の3日、北朝鮮が昨年4月に発射した「火星12号」が、発射後1分で機体に異常が発生し、発射地点近くの町に墜落して爆発したとの記事を掲載したと産経新聞が伝えました。

北朝鮮は弾道ミサイルの開発と発射を繰り返しており、「火星12号」についてはこれまでにも複数回失敗が伝えられていましたが、具体的に落下の被害が伝えられたのは初めてです。これまでは人家から離れた場所から発射していたと見られていましたが、最近は技術的な自信が付いたのか飛行場など、市街地の近くから発射するケースが多くなっていました。

かつて中国が衛星打ち上げ用の大型ロケットの打ち上げに失敗した際には、有害な搭載燃料によって周辺住民に数百人の死者が出たとされています。「火星12号」は機体の規模がそれよりは小さいと推測されますが、発射直後は燃料の大半が残っていますので、地上に大きな被害が出たことは十分考えられます。

我が国では、このような事故を避けるためロケットの射場は人家から離れた場所に設定し、万一失敗した場合には海上に落下するように安全に配慮して、これまで打ち上げに際して人的被害が発生したことはありません。しかし、北朝鮮はミサイルの発射に際し、航空機や船舶に対する危険についての事前通告があるにも関わらず、これを無視して発射を強行してきました。言わば、軍事的利益を優先して、周囲の安全を全く無視して来たわけですが、自国民とは言え、ミサイルの犠牲者が出たことについて強く非難されるべきであり、直ちに危険な発射を止めるべきです。

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2018年1月 3日 (水)

箱根駅伝で青山学院が4連覇

正月恒例の箱根駅伝で、昨年3連覇を達成して優勝候補の筆頭に挙げられ、監督・選手双方にプレッシャーがあったことは間違いないと思われた青山学院が、戦前の予想通り復路でぶっちぎりの快走を見せて見事4連覇を達成しました。

毎年生徒が入れ替わる大学のチームにおいてチーム力を維持し、1年生の選手を戦力として育て上げ、卓越したマネジメント能力を見せた原監督の手腕は本当に素晴らしいと思います。逆に言えば、他校の指導者は10年1日の指導で青山の独走を止められなかった訳で、猛省に値すると思います。

二十歳前後の選手は、トレーニング方法や自己管理において十分な知見を持ち得ていません。従って、指導者の力量がそのまま選手の力量となって現れることになりますので、その資質は大変重要です。今回、往路では東洋大学が4年ぶりの優勝を果たしましたが、復路では惜しくも失速してしまいました。今後は出走メンバーの能力の引き上げと共に、本番でも本来の実力を発揮できるメンタリティーを合わせもつことが、不可避だと考えます。

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2018年1月 2日 (火)

スーパームーン再び

今日は新年早々、今年最大の大きさの月が見えるスーパームーンでした。お正月気分ですっかり忘れていましたが、急に思い出して撮影しました。確かに大きな月でした。

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2018年1月 1日 (月)

日経が電子戦機導入検討と報道

本日の日経Webが、政府が電子戦機の導入を検討していると伝えています。電子戦機とは相手の戦闘機や地上レーダーに対し、同じ周波数の電波を発信して機能を妨害したり、同じように無線通信を妨害する能力を持った航空機のことです。例えれば、暗闇で瞳孔を開いて相手を探している猫の目に明るい懐中電灯の光を向けて、眩しさで何も見えなくすると考えてもらえばお判り頂けますでしょうか。以前から同種の装備は各国で開発されており、米軍のEA-18Gが有名ですが、輸送機ベースの中国のY-8Gやロシアの戦闘機ベースのSu-24Mpが知られています。

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三沢基地で訓練中の米軍のEA-18Gグラウラーです。グラウラーは主翼と胴体下に電子戦のためのポッドを搭載していますが、戦闘機ベースのため各種ミサイルの搭載も可能です。

我が国はこれまで、訓練のための電子戦支援機は保有していましたが、相手に対して電子戦を行える電子戦機は保有しておらず、相手が電子戦を仕掛けて攻撃して来た場合、かなり不利な状況に陥ることになりましたが、相手の攻撃を困難にする能力を持つことで、我が国に対する攻撃のハードルを上げることになります。

一方で、相手の地上レーダーを無効にすることもできますので、攻撃力につながりかねないとの見方もありますが、既に中国や北朝鮮は我が国を射程に捉える弾道ミサイルや巡航ミサイルを大量に保有しており、我が国を一方的に攻撃できる状況にありますので、防衛力に資する装備の導入をためらうべきではないと考えます。

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明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い致します。

2018

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