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2018年1月30日 (火)

安倍首相が空母保有の検討を否定

国会の代表質問が始まり、24日には共産党の志位委員長が防衛装備に関する質問を行い、安倍首相が空母の保有に対して「具体的な検討を行った事実はない」と答弁しました。

これは志位委員長の質問が適切でなく、「空母」の保有は検討していなくても、固定翼機(ヘリコプターのようなプロペラを持っていない航空機)を搭載できる揚陸艦の検討は行っているはずです。また、ヘリコプター搭載護衛艦を改造して固定翼機運用能力を持つ構想を検討しているとも伝えられています。

では、そもそも空母の定義はと言えば、厳密なものは存在しません。ロシアは空母を運用する際、ボスポラス海峡を通過するために、空母の名称を使わず、航空巡洋艦と言う名前を使って、航行権を行使しています。ちなみに、第二次大戦以前の軍縮会議である1921年のワシントン軍縮会議では、「水上艦船であって専ら航空機を搭載する目的を以って計画され、航空機はその艦上から出発し、又その艦上に降着し得るように整備され、基本排水量が1万トンを超えるものを航空母艦という」と定義していました。

つまり、「専ら航空機を搭載する目的を以って計画された艦船」が空母と言うことになります。従ってこの定義に従えば、兵員や車両を輸送しながら航空機を運用する揚陸艦は空母の定義から外れることになります。従って現在政府が検討中とされる、強襲揚陸艦やいずも型ヘリコプター搭載護衛艦などは一応空母の定義から外れることになりますので、首相の答弁に誤りはないことになります。

Fb_2

強襲揚陸艦ワスプからF-35Bが発艦するイメージです。ワスプは全長257.3m、全幅42.7mの全通甲板を持ち、F-35Bを最大20機搭載可能で、まさに機能としては空母そのものです。

Photo

護衛艦いずもは全長248m、全幅38mとほぼワスプに匹敵する全通甲板を備えています。恐らく12~16機のF-35Bの搭載が可能ではないかと考えられます。

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