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2018年2月12日 (月)

福島県産米の放射能検査について

毎朝ワンコの散歩に行くのが日課となっていますが、その際ラジオを聴くことにしています。以前は民放を聞いていましたが、時間によって番組が小間切れになるので、最近はもっぱらNHK専門ですが、今朝のゲストの話題は福島県産米の全袋放射能検査の話題でした。

福島第一原発の事故によって、東北各地に放射能汚染が引き起こされましたが、中でも福島県は風評被害によって農産物の買い控えに遭い、それを払しょくするために米の全袋検査を2012年以来実施しています。年間の検査費用は50~60億円かかっていると言うことです。

日本政府は米の安全基準を100ベクレル/Kgとしていますが、欧米の基準は1200ベクレル/Kgでそれと比較して1/10以下の大変厳しい数字となっています。しかも実際に精米して炊飯した場合には100ベクレル/Kgだった場合でも11ベクレル/Kgにまで減少すると言うことです。

肝心の検査結果ですが、2012年産米の場合が10、345、207袋に対して100ベクレル/Kgを超えたものが71袋、2013年産米が11、005、841袋に対し28袋となっており、2014年からは3年連続して0となっています。このことから、50億円以上の費用をかけて放射能検査を続ける意味があるのかと言うのがゲストの論旨でしたが、NHKなので両論併記で続けるべきとの意見もあると紹介していました。

はっきり言って無駄以外の何物でもないと思いました。そもそも基準そのものが著しく厳し過ぎる上に、仮に数値が一定以上であっても調理の段階で1/10になるのであれば、基準そのものを1200ベクレル/Kgni引き下げても問題ないと思います。
また、検査の目的ですが安全の確保と言うよりも、安心の提供の方がはるかに比重が大きいと思われます。しかも、福島の米農家がどんなに地道な努力を重ねても、福島県産と言うだけで購入を手控えてしまう消費者が一定数存在します。つまり、決して福島県産米の購入を考えない購買者に向けて毎年50億円の費用を投ずることは意味がありません。これらの予算があるのなら、除染や経営に苦しむ農家の育成に振り向けるべきでしょう。

また、検査には農家が検査場までの運搬と引き取りの業務を負わされており、これらの自己負担となる費用も無視できません。以上を考えれば、これ以上全袋検査を続ける意味が見出せませんので、即刻廃止すべきだと考えます。

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