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2018年3月31日 (土)

高浜原発訴訟、ミサイル落下の危険を認めず

大阪地裁は30日、大阪府の女性が北朝鮮のミサイル攻撃の危険性を理由に、稼働中の高浜原発3、4号機の運転差し止めを求めた仮処分について、申し立てを却下する決定をしました。森純子裁判長は決定理由を「実際に日本を攻撃する可能性や、その場合に高浜原発を狙って実際に着弾するかどうかは不明と言わざるを得ない」としています。

これに対し、女性側の代理人弁護士は「ミサイルを迎撃する命令が常時発令されている事実を軽視している」と決定を批判しました。

判決は極めて妥当だと思います。弁護士の批判は的外れで、破壊命令が出されているのは、万が一ミサイルが発射された場合、迎撃の許可を取っている時間的余裕がないので、あらかじめそのような場合には、迎撃できる態勢を整えているのであって、差し迫った危険が有る訳ではありません。

では裁判の争点となった原発にミサイルが着弾する可能性とはどのようなものでしょうか。北朝鮮が保有するミサイルで、高浜原発への攻撃が予想されるのはノドンミサイルですが、このミサイルの命中精度、発射したミサイルの内、半数が着弾すると考えられている最高の精度は半径190mの円です。これをCEPと言います。

Cep

ノドン着弾をイメージ図にしてみました。現在想定されているノドンの精度の内、最高の数字でCEPは190mです。赤い点が着弾位置のイメージですが、CEPが190mと言った場合には発射した半数が半径190mの円の中に着弾します。しかし、実際に原子炉建屋に当てるのには、どれくらいのミサイルが必要になるのか計算してみました。単純に考えれば、CEPの面積にいくつ原子炉建屋が入るかを計算し、その逆数が確率となります。

高浜原発の原子炉建屋の直径は22mなのでこの面積を計算すると

11×11×3.14 ≒ 380 m2

一方CEPの面積は

190×190×3.14 ≒ 113354 m2

380を113354で割ると0.00335となります。つまり単純計算でノドンが直撃する可能性は0.3%ほどとなりますが、そもそもCEPは発射したミサイルの半数が着弾する前提なのでこれの1/2の0.15%が単純計算での命中確立となります。(実際は標準偏差などを考慮する可能性があるようでもう少し、低い数字になるようです)ただし、原子炉が3、4号機の2基なので、合わせた確率では元の0.3%となります。

つまり確率上、300発以上のノドンを発射しないと原子炉建屋には着弾しないと言うことになり、北朝鮮の発射機の保有数や、自衛隊の迎撃能力を考慮すると、その可能性は限りなく0に近いと思われ、裁判所の判断は極めて妥当なものと考えます。

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2018年3月30日 (金)

春爛漫で世は太平

年度末です。いつもは浜松の空を飛んでいるT-4練習機も訓練生が卒業したのか、ここ数日はその姿を見かけていません。会社や官公庁は、年度替わりの事務でさぞ大変なことになっているのではないかと思いますが、世の中は桜が満開を迎えた所が多く、うららかさに満ち溢れています。昨日は仕事で外に出た際にツバメを見かけました。

先週は佐川前国税庁長官の証人喚問で、マスコミも熱気であふれていましたが、新たな証言もないままに終了し、平成30年度の予算成立と共に一気に熱が冷めてしまった感じです。

政府自らの発表で、今年度の税収が4兆3000億円も想定を下回ることが明らかにされました。これは政府見通しの57兆7000億円に対し、7.5%のマイナスで、政権発足以来経済は絶好調と吹聴して来たことと大きな乖離を見せていますが、アベノミクスは大成功との立場を変えていません。

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あと二日で新年度ですが、そんなこととは関係なく、ひたすら惰眠を貪る2匹です。

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2018年3月29日 (木)

高梨沙羅選手がW杯通算55勝

少し前の話になりますが、ジャンプの高梨沙羅選手が今季2勝目を挙げ、通算優勝回数を55回に更新しました。昨シーズン、53勝目を挙げ男子のニッカネンの優勝回数に並んだ時は、直ぐにでも記録を更新できるものと、誰もが思っていたことでしょう。ところが蓋を開けてみると、今期はマーレン・ルンビ選手が絶好調で、13戦目まで9勝したのに対し、高梨選手は未勝利の試合が続いていました。

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今季になってルンビ選手がいきなり活躍し出した印象ですが、実は1昨年のシーズンからその予兆はありました。上の表は有力選手の各シーズンの成績ですが、2015/16年のシーズンにはルンビ選手が4回表彰台に上っていましたが、昨シーズンは一挙に9回に増え、優勝も4回を数えました。

逆に高梨選手は2015/16年には14回も優勝できたのに、2015/16年は9回と大幅に回数を減らしていました。つまり、2015/16年のシーズンには伊藤選手やルンビ選手の台頭によって、これまでの抜きん出ていた地位が危うくなっていたのでした。このような状況の中、シーズンの最終版になって54、55勝と連勝したことは彼女の類まれな能力が健在なことを証明しました。

表にあるダニエラ選手は通算優勝回数が13回で高梨選手に次いで通算優勝回数2位(同数でルンビ選手、サラ・ヘンドリクソン選手)ですが、現在34歳ながら、今季も1勝しています。もし、高梨選手がダニエラ選手の年齢まで競技を続けたのなら、あと13シーズンも残されていることになります。通算55勝でも十分すご過ぎる記録ですが、この先どこまで記録が伸びるのか、興味と期待は尽きません。

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2018年3月28日 (水)

珍客来訪

昨日、仕事から帰宅すると隣家の屋根に何やら見慣れない鳥が留まっていました。よく見るとゴイサギです。付近の田んぼや水路にコサギなどはやって来ますが、ゴイサギはこれまで見たことはありませんし、ましてや屋根の上に留まっているのは初めてです。

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既に日が落ちていたので、あまり鮮明ではありませんがカメラに収めることができました。どうやら幼鳥のようですが、移動の途中で仲間とはぐれてしまったのかも知れません。

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2018年3月27日 (火)

サウジアラビヤがフーシ派からミサイル攻撃

現地時間の25日夜、サウジアラビヤは隣国イエメンの武装勢力フーシ派からの弾道ミサイル7発の攻撃を受けました。このうち、首都リヤドには3発が飛来し、サウジアラビヤ軍が迎撃を行いましたが、エジプト人の住民1人が死亡し、2人が負傷する被害を受けました。リヤドに対する攻撃は、昨年の11月4日、12月19日にもありましたが、民間人に被害が出たのは初めてです。

公開された映像からは、迎撃に発射されたミサイルが途中でUターンし、地上に着弾する様子が映されており、被害が弾道ミサイルによるものなのか、それとも迎撃ミサイルによるものなのかは不明です。

フーシ派は攻撃に使用したブルカンH-2ミサイルは自力開発したものと主張していますが、発見された残骸の調査からイラン製の部品が見つかったとして米国やサウジアラビヤ政府はイランがミサイルを供与したと主張していました。

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自衛隊が配備しているPAC-3の発射機です。

我が国は、イージス艦に搭載するSM-3でミッドコースを迎撃すると共に、終末段階ではPAC-3で迎撃を行うことになっていますが、有事の際に確実に迎撃できるかは誰にも判っていません。今回不幸にもサウジアラビアで住民に犠牲者が出てしまいましたが、サウジが経験した迎撃戦闘は大変貴重な機会なので、できる限り情報収集に努め、迎撃能力の向上に努めるべきではないかと考えます。

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2018年3月26日 (月)

中国軍機が宮古海峡を示威飛行

防衛省の発表によれば、23日に中国軍のH-6爆撃機4機、Tu-154情報収集機1機、Y-8電子戦機1機の6機が沖縄本島と宮古島の間の公海上を東シナ海から太平洋に向けて飛行し、再び東シナ海方面に引き返す飛行を行いました。

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中国軍機の飛行ルート (出典:防衛省)

このルートでの飛行は今回が初めてではありませんし、特に目くじらを立てることではありません。中国としてはこの海域を突破して太平洋に展開し、日本本土やグアムにある米軍基地を攻撃できる能力を誇示することが目的であると考えられます。ただし、実戦を想定したものであれば、当然周辺の自衛隊や米軍の部隊が迎撃することになりますので、この海峡を通る必然性はありません。

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中国軍が太平洋に出ようと思えば、台湾南方の公海上を迂回すれば、いくらでも自由に飛行が可能です。では、なぜわざわざ自衛隊の目につくルートを通るのでしょうか?

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Tu-154情報収集機です。 (出典:防衛省)

自衛隊は早期警戒機や地上のレーダーで昼夜監視を続けていますが、中国軍から見れば邪魔な存在になります。そのため、相手のレーダーの位置や周波数を知っておく必要があり、その情報を集めるのが情報収集機です。当然、スクランブルをかけたF-15のレーダー情報も収集しています。

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Y-8電子戦機です。 (出典:防衛省)

情報収集機や自身が集めた電波情報を元に、相手のレーダーと同じ周波数の電波を発信することで、相手のレーダーの機能を失わせる能力を持った航空機です。これによって相手戦闘機からの攻撃をさせなくしたり、相手が発射したレーダーホーミング対空ミサイルを無効化します。

電子戦は、相手との極めて高度な情報戦なので、平時にわざわざ手の内を見せることは考えられません。今回は、実際の飛行の中で日本側の電波を収集し、それを電子戦機の乗員に伝達し、機器を操作させる訓練が本当の目的だったのではないかと考えます。

電子戦機については、自衛隊は訓練用としは保有していますが、実戦用の装備は現段階で配備していません。ただ米軍のEA-18Gグラウラー電子攻撃機の導入を目指す動きや、同様の機能を持った電子戦用の機材の開発はしています。中国軍が電子戦機を実戦配備している中、早急にこの分野の遅れを取り戻す必要があるのではないでしょうか。

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2018年3月25日 (日)

今年もカタクリ山へ

今年はいつになく桜の開花が早いようで、東京では例年より10日も早く満開を迎えたそうです。あまりに開花が早かったので、お花見の予定が狂ってしまった人が続出しているそうですが、これも自然相手のことなので仕方ありません。ところで、桜の季節になると、私にはもう一つ気になる花があります。

それはカタクリです。何年か前、たまたま登った山でカタクリの花に出会って以来、手術で入院していた年を除いて毎年花を見に登っています。ところが昨年は開花が遅れ、いつも通りの時期に行ったところ、花が開いておらず、後日改めて登り直す羽目になりました。そんなことがあったので、今年は大丈夫だろうかと、一抹の不安を抱えながら、昨日カタクリ山に行ってきました。

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登山口にあるマンサクの花。例年、満開か満開を過ぎているのに、今年は咲始めだったので、不安が募ってしまいました。

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山道を辿って行くと陽だまりにアカタテハの姿が。これは案外いけるかもしれないと、気持ちが軽くなりました。

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ジャ~ン♪ 良かった、今年はしっかり咲いていてくれました。

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今年もササを刈ってくれてあったので、こんな写真も撮り易くなりました。

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一般的にカタクリは広葉樹の林に咲くことが多いようですが、それは腐葉土が豊富にあるからではないかと思います。ここは広葉樹が少ないので、土地がやせているせいか全体に花が小振りです。あまり切り開きが進むと、落ち葉そのものがなくなってしまいかねないので、今後どうなるのか少し気がかりです。

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花弁の内側の模様もしっかりとのぞいています。日差しがないのが残念です。

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カタクリの花は、正式には花弁ではなく花被と言うことらしいのですが、ここでは花弁と言うことにしておきます。通常は花弁は6枚なのですが、7枚8枚のものもあるそうです。左側の花もよく見ると花弁が8枚ありました。

他所では盗掘の話も聞いたりしますが、幸いここは荒らされることもなく、今に至っています。山上のお花畑がこの先も続くように祈りながら、今年も元気をもらって山を下りました。

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2018年3月24日 (土)

浜松市が堀尾吉晴公共同研究会にオブザーバー参加

浜松市は、徳川家康が築いた浜松城を引き継ぎ、石垣の城に作り替えた堀尾吉晴の生涯を調べる自治体の研究会「堀尾吉晴公共同研究会」に2018年度からオブザーバーとして参加することを明らかにしました。

堀尾吉晴は豊臣秀吉の重臣で近江佐和山城の城主でしたが、小田原攻めで北条氏が滅亡し、徳川家康が関東に移封となった後、秀吉の命により家康の居城だった浜松城の城主となりました。それまでの浜松城は土塁中心の防備の城でしたが、当時の最先端技術だった石垣を築き、豊臣政権の威光を天下に知らしめる役割を果たしました。

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天守門復元前の浜松城。門の両側の石垣が見事です。

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鉄筋コンクリートで再建された浜松城天守。しかし、石垣全体の2/3ほどの大きさでしかありません。かつて、ここには後に吉晴が築いた松江城と同様の天守があったと考えるのが自然です。ちなみに浜松城天守の地下には井戸跡が残っていますが、これは大変珍しいものですが、同様に松江城の天守内にも井戸が築かれています。

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松江城を参考に、石垣に合わせて堀尾時代の天守を想像してみました。最近になって現在の石垣より2.5m地下に当時の地面があったことが判りましたので、石垣の下に下駄を履かせました。すると、石垣と天守のバランスが大変良くなりました。

吉晴と同時期に掛川城を石垣の城として作り替えた同じく秀吉配下の山内一豊は、後に高知に移った時に掛川城を参考に高知城天守を築きました。同様に吉晴も浜松城天守を元に松江城天守を築いたとしても、何ら不思議はありません。

浜松市文化財課の太田課長は「堀尾氏は浜松城にとって重要な役割を果たした。研究会に全面的に協力し、情報交換していきたい」と語っていますが、交流によって堀尾時代の浜松城の姿が少しでも明らかになり、天守復元につながることを期待しています。

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2018年3月23日 (金)

奥多摩遭難事故について

21日、奥多摩の三頭山(みとうさん、標高1531m)を目指した13人の登山グループが道に迷い、深夜に捜索隊に発見される遭難事故がありました。翌22日に6人は救助隊に付き添われ、自力で下山しましたが、7人がヘリコプターで救助されました。幸い全員命に別状はありませんでしたが、30代の女性は骨盤骨折の大けが、低体温症や凍傷を負った人もいたと言うことです。

登山当日は各地に大雪警報や注意報が出されており、登山を計画した男性も大雪が降ることは知っていながら登山を決行したと言うことです。何か登山以前の問題が満載のような今回の遭難騒ぎについて考えてみたいと思います。

まず、今回の遭難については詳細が明らかにされていません。当初は三頭山からヌカザス山に向かう途中で遭難との第一報でしたので、てっきり下山中かと思ったら、実はヌカザス山から三頭山への登りの途中だった訳ですが、具体的な地点も山頂からどちらの方向なのかも不明です。入手できる情報から勝手に遭難地点を想像してみました。

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国土地理院の電子地図「地理院地図」を加工したものです。

遭難者の話として頂上に向かう途中の分岐点で道に迷ったとのことです。登山地図を見ると1350m付近に一旦南に向かい、その後西に下る山道があるので、恐らくこの道に入ってしまったのではないかと推測します。

では、問題点を見て行きます。今回の登山グループは登山口の奥多摩駅で顔を合わせた混成パーティで、元々は計画者の中国人男性がSNSで参加を呼び掛けたものでした。このような形態は近年流行っているようですが、それぞれの力量や思惑が合致しないとトラブルの元となります。

今回は当然雪の中での行動が予想された訳ですが、参加者の中にスニーカー履きのメンバーがいた時点で中止しなければいけませんでした。また雪のある山では万一を考えればアイゼンの携行が求められますが、スニーカーの時点で論外です。また、登山開始が午前10時頃だったとのことですが、雪がない季節でも、登山口から三頭山頂上までは一般的なコースタイムで3時間半です。従って、昼食などの休憩時間を除いても頂上到着は午後1時半になってしまうので、登山開始の時間も不適切です。

結果的に頂上に辿り付けなかった訳で、恐らくヌカザス山あたりで12時を回ってしまったと思われましたので、遅くてもこの時点で引き返すべきでした。計画者の男性は「危険だと思ったが、どんどん先に進むメンバーがいたので」と語っていますが、グループ全体のことが考慮できないメンバーの行動に付き合う必要はありません。一番弱いメンバーが安全に下山することが一番大切なので、ここでグループを分割しても下山を決意すべきでした。

最終的に午後6時になっても頂上に着けず、7時45分に救助要請をしていますが、この判断も遅すぎます。当日の天候では足元が午後6時前には視界が利かなくなってしまったと考えられ、途中で滑落して腰を骨折したのもそういう状況と無関係とは思えません。通常の下山ができなくなってしまったと判断された時点で、安全な場所を確保していれば、余裕を持って夜を迎えることができ、疲労から来る衰弱を防ぐことができた筈です。

救助隊が一行を発見できたのは日付が変わった頃ですから、犠牲者が出なかったことは不幸中の幸いだったの一言です。「里は春でも山は冬」とは言い尽くされた言葉ですが、スマホの扱いには長けていても、このような登山の常識さえ知らずに登山をしてしまうのは本当に困りものです。

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2018年3月22日 (木)

中国海警局が軍事組織化

中国海警局と言えば、尖閣諸島に配下の船舶を派遣し、たびたび領海侵入を繰り返しています。これまでは公安部配下の海洋政策執行機関として機能しており、日本の海上保安庁と同様の準軍事組織としての地位にありました。ところが、昨夜の中日新聞Web版によれば、習近平体制強化の一環として武装警察の傘下に入ることが決定したと言うことです。

武装警察は共産党中央軍事委員会の指揮系統下なので、海警局も軍事組織化されることになります。中国は、これまで対日本の領海問題に対して準軍事組織の海警局を前面に出して対応する姿勢を見せて来ましたが、今後海警局と海軍が渾然一体化する恐れが出て来ます。

対する日本も、これまでは警察力には警察力でということで、海上保安庁で対応して来ましたが、今後中国側の攻勢に耐えきれるかが心配されます。昨日は多用途防衛型空母の話題を書きましたが、中国の空母「遼寧」が台湾海峡を南西方面に通過したとの報道もありましたので、当面中国に対する動向に注目する必要がありそうです。

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巡視船に搭載された大砲です。海賊などの武装勢力用に巡視船には大砲が装備されています。しかし、軍艦ではないため砲弾は鉄の塊で、護衛艦のように爆薬は入っていません。あくまでも海上の警察力を担う法執行機関です。

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2018年3月21日 (水)

自民安全保障調査会が「多用途防衛型空母」の導入を提言

自民党の安全保障調査会は20日の会合で、次期「防衛計画の大綱」に向けた提言の骨子案をまとめましたが、その中で「多用途防衛型空母」や揚陸艦などで短距離での離発着が可能なF-35B戦闘機の取得を織り込んでいます。

「多用途防衛型空母」と言うのはこれまでになかった呼称ですが、これはこれまでの政府答弁で、「攻撃型空母」の保有は憲法が禁止していると言う見解に沿った表現にしたことや、空母や強襲揚陸艦と言う表現を避けるために使った「多用途揚陸艦」の名称を意識したものではないかと考えます。

この提言では「空母」を新造するのか、それとも既存の「いずも」などのヘリ搭載護衛艦の改修を目指しているのかが不明ですが、「多用途防衛型空母」と言う新たな艦種まで打ち出したことからみて、アメリカ級強襲揚陸艦(基準排水量25278トン)並みのサイズの新型艦を建造する意図なのではないかと思われます。「いずも」などの改修があるとすれば、この新造艦が就役するまでの空白を避けるために、ショートリリーフでの投入を考えているのかも知れません。また、仮に新造した場合でも、定期整備などを考えれば1隻だけでは運用に穴があきますので、その場合は「いずも」などが任務を引き継ぐことが可能となります。

いずれにしても、中国が空母「遼寧」を実践配備し、新たに複数の国産空母を建造中との情報がありますので、我が国としても手をこまねいてはいられない状況となっています。

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「いずも」よりも一回り小振りな護衛艦「ひゅうが」です。「ひゅうが」からもF-35Bの運用は可能とされていますので、F-35Bが導入されれば、海上自衛隊の防空能力が飛躍的に高まることが想像されます。実際の導入までは紆余曲折が予想されますが、中国軍の軍拡が進行中となっていますので、一日も早い自衛隊の艦上航空部隊の発足を期待したいと思います。

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2018年3月20日 (火)

明日は関東でも雪の予報

明日は南岸の低気圧に向かって日本海側の高気圧から寒気が流れ込むため、関東でも降雪が予想されており、もし降雪となれば34年ぶりの記録となるとのことです。実は34年前、降雪を体験しています。当日、志賀高原の春スキーから帰る予定でしたが、志賀高原から菅平を抜けて、上田市内に出ても雪が止みません。タイヤチェーンを巻いたまま、18号線を東進し、佐久市から八ヶ岳山麓の141号線を南下しましたが、雪が止みませんでした。

韮崎市に入っても降雪が続き、52号線をチェーンを巻いたまま南下しましたが、後にも先にも52号線をチェーンを巻いて走ったのはこの時だけです。結局身延町でチェーンを外したのですが、春の雪は油断ならないと肝に命じる出来事となりました。

明日の雪は標高の高い地域に限られる予想ですが、気圧配置のズレによっては平地でも降雪がないとは言い切れません。車で遠出の際は、万が一の事態を想定して万全の準備で出かけることをお勧めします。

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2000mの山の上ですが、一昨年のお彼岸にも雪が降っています。

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海洋汚染大国の韓国

韓国の文在寅大統領は16日、釜山港未来ビジョン宣言式に出席し「釜山を世界最高の物流ハブ港にしよう」「釜山をアジアの海洋首都になるだろう」と演説し、更に「海を放棄して強国になった国はない。海洋強国は放棄できない大韓民国の未来」と付け加えました。

釜山は韓国の南端に位置し、我が国へのフェリーの発着地となるなど海運の盛んな都市なので、こうした威勢の良い話が出て来てもおかしくないのですが、韓国にはもう一つの顔があることを文大統領は口にしませんでした。

それは海洋投棄の問題です。韓国はし尿や家庭ごみ、産業廃棄物を海洋投棄してきました。その量は2005年には993万トンに上り、総合計として1億3000万トン(出典:韓国中央日報)にも達すると言われています。そして更に深刻なのが廃棄ポリタンクの投棄問題です。海洋に投棄されたポリタンクが、冬の季節風や海流によって日本海沿岸の地方に漂着する問題で、地元漁民や自治体が撤去に苦労させられています。これがどれほど深刻かと言えば、その漂着数を環境省が集計したものがありますので、表にしてみました。

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環境省ではポリタンク表面に表記された文字を国別に表しています。漂着したポリタンクの全てが投棄されたものではなく、洪水などの災害時などに流出したものも含まれていると思われますが、人口比などを考慮すれば、実質的に表記国が投棄国と考えて差し支えありませんので、以後投棄国として取り扱います。

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上の表だけでも韓国からの物が群を抜いて多いことが判りますが、グラフにすると更にはっきりします。韓国は廃棄物の海洋投棄を2016年に中止したとしていますが、皮肉なことに2016年が過去最多の9390個のポリタンクが我が国の海岸に漂着しています。これらの多くには酸性の液体が残されており、養殖ノリ業者が消毒のために違法に使用し、証拠隠滅のために不法に投棄したものと考えられます。

漂着ゴミ問題はかなり以前から問題となっていますが、韓国政府が真剣に取り組んでいないことは、漂着ポリタンクの数を見ても明らかです。海洋首都を目指すのも結構ですが、自国が投棄し続けている廃棄物についてもしっかりと対処して欲しいものです。

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2018年3月19日 (月)

内閣支持率が急落

先週末に、報道機関が各社が実施した内閣支持率についての世論調査の結果が明らかになり、安倍内閣の支持率が急落したことが明らかになりました。

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各社の結果を表にしたものです。どの調査でも支持率が下がり、不支持率が上がっています。会社によって数字がバラついているのは、調査方法や対象が違うからで、年代や支持層の違いによるものと考えられます。

もっとも厳しい数字となった日本テレビ系列の調査では支持率が30.3%と、30%台を割り込む寸前となっており、政府の舵取り如何では政権にとって危険信号の目安とされる20%台突入も十分あり得る状況となっています。

原因は、もちろん森友問題に対する政府の対応についての国民の批判です。政府は辞任した財務省の佐川元理財局長に全ての責任を押し付けようとしていますが、決裁文書の改竄は佐川氏が着任する以前からあったことが、見つかった文書から明らかになっており、このストーリーは成り立ちません。本日の参議院予算委員会の集中審議で、佐川氏の証人喚問が議論される予定ですが、成り行きによっては内閣の命運を左右しかねませんので、推移が大いに注目されます。

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2018年3月18日 (日)

えっ、もうレンゲソウ?

今朝、ワンコの散歩に出たところ、近所の休耕田がピンク色に染まっているのに気が付きました。レンゲソウにはまだ早いのにと思って良く見ると・・・・。

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一面のピンクの絨毯。まるでレンゲソウが咲き誇っているように見え、春本番が到来したかのようです。

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実はホトケノザと言う雑草です。道端や空き地などで良く見られますが、これだけ盛大に咲いていたのを見たのは初めてではないかと思います。

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春本番と言えば、ラッパスイセンも見頃を迎えています。

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来週末は桜も開花して見頃を迎えているかも知れません。

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2018年3月17日 (土)

成田緑夢選手の金メダル獲得の報道に不満

平昌パラリンピックで、今大会から採用されたスノーボードバンクドスラロームが行われ、男子下肢障害で、成田緑夢選手が日本チームの今大会2個目となる金メダルを獲得しました。最近は嫌なニュースが氾濫している中で、さぞかしこの快挙が大きく伝えられるのではないと思っていたら、思いのほかニュースでの扱いが小さく、いかがなものかと感じました。

扱いが小さいのは競技人口が少ないことが原因なのかも知れませんが、成田選手は3回行われた滑走で、3回ともトップのタイムでゴールすると言う文句なしの優勝でした。オリンピックに比べて、パラリンピックの注目度が低いのは開催国韓国でも同様で、競技の模様もリアルタイムで伝えられることは多くありません。そのような中での快挙だったのですが、水を差すようで大変残念です。_| ̄|○

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2018年3月16日 (金)

ヤマハ発が50ccスクーターの生産から撤退

ヤマハ発動機は15日、50ccのスクーター生産から撤退し、今後はホンダから供給を受けて販売を続けると発表しました。原付バイクのホンダとの提携については以前から明らかになっていましたので、驚くことではありませんが、とうとうその日が来たか、と言った思いです。

ホンダとの提携について両社が発表した時にも書きましたが、以前ホンダとヤマハはHY戦争と呼ばれる熾烈なシェア争いを演じました。2輪のシェアトップの座をホンダから奪えると考えたヤマハが極端な安売りで乱売を始めると、ホンダは毎週1車種を発売すると言う前代未聞の戦略を展開しました。当時、私はホンダに製品を供給している企業に勤めており、この影響を真正面から被ることになりました。

私が扱う製品は金型を必要としまいたので、試作・量産化にはそれなりの日数が必要なのですが、そんなことはお構いなしの開発計画が組まれるので、無理に無理を重ねることの連続でした。結局体力に勝るホンダがHY戦争の勝者にはなったのですが、両社とも深く傷つくこととなりました。

そのヤマハがホンダが生産したスクーターを販売すると言うのは、時代の流れとは言え感慨深い、いや深すぎる気がします。

Ft400

HY戦争とは無関係ですが、かつて乗っていた、独特の排気音が好きだった単気筒のホンダFT400です。

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2018年3月15日 (木)

沖縄基地反対運動リーダーに有罪判決

米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事に対する抗議活動に伴い、威力業務妨害などに問われた反対派のリーダー、沖縄平和運動センター議長の山城被告に対し、那覇地裁は14日、懲役2年執行猶予3年の判決を言い渡しました。

判決によれば山城被告は昨年1月、米軍キャンプ・シュワブのゲート前にコンクリートブロックを約1500個積み上げて沖縄防衛局の業務を妨害したほか、昨年8月には沖縄県東村で防衛局職員の腕をつかんで約2週間のけがを負わせたとしています。

山城被告は「反対運動への弾圧で、表現の自由が抑圧されている」と主張していましたが、柴田寿宏裁判長は「工事への反対、抗議活動と言う面もあるが、単なる表現活動にとどまらずに実力行使を伴っており、表現の自由の範囲を逸脱している」と述べ被告の行為を有罪と認定しました。

山城被告の主張は荒唐無稽と言うべきもので、本来自由に通行すべき出入口であるゲート前に、ブロック1500個を積む行為自体が表現の自由とはかけ離れたもので、基地の業務を力づくで妨害した威力業務妨害であることは明白です。1500個と言う数は大変なもので、1個が5Kgとすれば7.5トンの重量となるもので、悪質性はかなり高いと言わざるを得ません。また暴力行為については論外です。

被告は抗議活動を勝手に不可侵のものと位置付けてしまっているようですが、目的の如何を問わず、法に触れる行為をすれば場せられるのは当然です。このような移転工事を遅延させることは普天間飛行場の移転を物理的に遅らせることになり、基地周辺の児童を含む住民の安全性を損なうもので、彼らの主張と真逆の結果を招きかねません。この判決を契機として移転工事が進展することを願っていますが、彼らは移転そのものを取り止めることを目的としていますので、まだまだ紆余曲折がありそうです。

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辺野古への移転が待たれるMV-22オスプレイ。 (出典:防衛省)

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2018年3月14日 (水)

桜が咲いた?

この度誕生日を迎え、古来より稀な年齢にまた一歩近づいてしまいましたが、馬齢との表現もありますので、本当の歳はヒミツとさせていただきます。で、誕生祝いに家族から好きなビールのプレゼントを受け取りました。

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限定バージョンのエビスビールです。通常のパッケージに桜の花模様があしらわれています。

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これを冷蔵庫で冷やすとアラ不思議!鮮やかな桜色に変身して本当に桜が開花したようです。今週中には桜の開花宣言一号が出るとも言われていますが、一足早くおいしい「花見」が楽しめます。

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2018年3月13日 (火)

全ての責任は安倍首相に

森友文書の改竄問題が、日を追って重大事に進展しています。公にされた改竄文書が14通もあったことも驚きですが、一旦決裁された公文書が簡単に改竄できてしまい、何事もなかったように装うことができることに驚きを禁じ得ません。

事件に批判的な立場を含めて、元官僚だった人々は、あり得ない事態だと言っていますが、こうも簡単に改竄ができてしまうのは制度上の欠陥であり、早急に改善の必要があります。現行の書式では表紙の部分にのみ関係者が押印していますが、ページ構成などは一切触れられていませんので、表紙以降は簡単に改竄が可能です。
これを防ぐのには、予め当該の文書をPDFで作成しておき、関係者が閲覧できる状態にしておくことです。これによって関係者の手元に原本の控えが残ることになりますので、改竄すれば直ぐに露見します。

さて、問題の本質ですが、先日も書いた通り安倍首相夫人です。森友学園の籠池夫妻と懇意になったことから、夫妻にその立場をうまく利用されて行政をゆがめることとなりました。安倍夫人には秘書官が同行していましたから、当然首相にも何らかの情報は上がっていた筈です。首相側近がまともであれば、そのような中で森友学園に「特例的」な動きが見られた時点で注進が行われたことでしょう。もしかしたら、ある時点で陰に首相本人の黙認があったのかも知れません。

その後、事態は籠池夫妻の思惑通りに推移しましたから、裏に政治力が働いたのは明白です。国有地の売却に関し、財務省の側が関係者の元に出向いて折衝を行うなど、おおよそ一般の常識からは考えられません。こうした動きについても、首相周辺には伝わっていた筈ですし、もし首相夫人が関係する事案について把握していないのであれば、職務怠慢です。

何にしろ、全ては首相として財務省を統括し、夫人の夫である安倍晋三氏が自身の威光の元に不適切極まりない行動を取り続けた夫人の行動を野放しにした結果です。安倍首相の責任は極めて重いと思います。

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2018年3月12日 (月)

ミラーレス一眼カメラが一段と進歩

スマホのカメラ機能に押されて、カメラの販売台数が年々減少しています。特にコンデジと呼ばれる小型デジタルカメラの分野で著しく、以前は多くの機種が発売されていましたが、今では各社ともラインナップは数機種までに減ってしまいました。そのような中で販売を増やしているのがミラーレス一眼です。

一眼カメラはこれまでキヤノン、ニコンの2社が市場を二分する状況でしたが、大きく、重いといった製品特徴から、小型で軽量のミラーレス一眼が生まれ、年々販売台数を増やしています。このような市場の変化を無視できず、キヤノンは2012年にミラーレス一眼のMシリーズを発売しましたが、この年の一眼カメラ市場に占めるミラーレスの割合は金額ベースで17%でした。その後ミラーレスの販売が増え、2016年にはミラーレスの割合が29%と倍近くになり、あくまでも金額の上ですが3台に1台はミラーレスとなっています。

そのような中、キヤノンは一眼レフを主流と位置づけ、ミラーレスは傍流との位置づけで、Mシリーズも一眼レフのユーザー以外を取り込む戦略を取ってきました。ところが、ここに来て、ついにEOSシリーズの入門機であるKissにミラーレス機、EOS Kiss Mを3月23日に発売し、先行するオリンパスやソニー、パナソニックのシェアを一気に奪う戦略を取ってきました。

これまで先行するミラーレス各社は一眼レフに劣る点を改善しつつ、ミラーレス機の特長を訴えてシェアを広げて来ました。例えば初期のミラーレス機は電子ファインダーの解像力やオートフォーカスの精度で一眼レフにはかなわないとされていましたが、各社の努力の甲斐あって、一般ユーザーが通常の場面で使用する限り、明確な欠点が見当たらないところまで性能が向上しており、動画撮影機能ではミラーレス機の方が能力が高いとまで言われるようになっています。

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野鳥を撮影したものですが、鳥にピントが合わずバックの野草にピントが合っています。これまでは、ミラーレス機の泣き所とされていました。

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ところが、最近の機種ではしっかりピントが合うように改善されています。このように目的の被写体の前後に枝や野草があるとカメラが誤認識してそちらにピントが合いがちですが、技術の進歩は本当にすごいものです。

恐らくキヤノンは数年後には本格的なミラーレス一眼を市場に投入してくるだろうと思われますので、各社のシェア争いは一段と激化することが予想されますが、それは消費者にとってより良い商品が提供されることを意味しますので、今後の推移に注目したいと思います。

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2018年3月11日 (日)

11年振りにテレマークスキー

11年振りにテレマークスキーを滑って来ました。テレマークと言うのはノルウェーの地名です。元々雪の上の移動手段として発達したかかとの上がるスキーでの回転技術で、かかとが固定されていない不安定な姿勢でも転倒しないように板を前後にずらして回転する方法ですが、テレマーク地方で発達したことからターンの名前になったとされています。

日本にスキーが入って来たのは明治になってからですが、この時のスキーもかかとが上がるタイプで、ターンの方法はテレマークターンでした。現在ではスキージャンプの着地の際に転倒しないように、テレマーク姿勢として取り入れられています。

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これがテレマーク式のターンで、スキー場ではない雪山から下山した時のスナップです。ちょっとへっぴり腰ですが、背中にテントなどが詰まった10数キロのザックを背負っていますので、転ばずに滑るのは結構大変です。

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なだらかなピークが連続する春の稜線。このような雪山を巡るのに、歩行に適しているテレマークスキーはもってこいです。

一般にスキーと言えば、ガッチリとしたブーツを前後を固定するビンディングで留めて滑りますので、雪質が微妙に変化する斜面でも、難なく滑ることができますが、かかとが固定されていないテレマークスキーでは、急に抵抗が大きくなると前方に体が投げ出されて転倒してしまいます。従って、そうならないように板を前後にずらし、両足でバランスを取って滑ることになりますが、膝を曲げて体重を支えますので一般のスキーよりもはるかに筋肉への負担が大きくなります。

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長いブランクと寄る年波に勝てず、へとへとになったおじさんの図です。本当は年明け早々にスキーに行くつもりをしていましたが、いきなり悪性の風邪をひいてしまい、この時期にずれ込んでしまいました。昨日は3時間ほどで、リフト25本ほどを滑りましたが、腿と脛の筋肉がパンパンになってしまいました。

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2018年3月10日 (土)

「応答していません」が頻発

このブログは主にノートパソコンから発信していますが、同様に情報入手もこのパソコンで行うことがメインです。最近はタブレットやスマホも使いますが、やはり操作性や利便性はパソコンが一番だと感じているからです。ところが、最近になって困ったことがあり対策に苦慮しています。それは・・・。

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パソコン画面を切り取ったものですが、画面下のタスクバーの上に「応答していません」のメッセージが表示されていますが、ネットを閲覧しようとすると、度々これが表示されて画面がフリーズしてしまいます。「Webページの回復を」をクリックすれば、正常に戻るのですが、何回もこの状態が反復すると流石に煩わしくなります。

ネットで検索をかけたら対処方法が見つかりましたので、設定を変更してみたところ、頻度は大幅に減りましたが、完全にはなくなっていません。もしかしたら、原因が複数あるのかもしれませんが、自身のパソコンのスキルの低さに自己嫌悪しています。

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2018年3月 9日 (金)

森友文書に見る行政の劣化

森友問題は財務省に端を発していますが、国有地売却に至る決裁文書の改竄問題で再び集中砲火を浴びています。財務省の文書管理については、売買が完了したことを理由に、当事者間の交渉記録や面会記録を廃棄したと国会答弁していますが、国有財産を管理する当事者として不適切極まりません。何事においても間違いが全くないことなど有り得ず、後日問題点が浮上することは良くあります。

このため、一般的に必要書類は期限を定めて一定期間は保存することが義務付けられている訳ですが、わずか1年も経たない内に関係文書を廃棄するのは、余程やましいことがあって後日の追及を防ぎたいとの思惑があったとしか言いようがありません。事実、今回の一連の疑惑を受けて行われた会計検査院の監査も、具体的な文書の提出がなされず、事実関係の確認さえできませんでしたが、国家の財政を預かる役所としての信用を全て投げ出す失態を演じながら、誰も責任を問われないばかりか、その首謀者と目される佐川理財局長は国税庁長官に出世する有様で、今回の疑惑の根幹が安倍首相夫人にあったことが明白です。

徹底的に白を切り通して、首相及び夫人を「守った」佐川氏を官僚の鑑と評価する声もありますが、とんでもないことです。官僚が忠誠を尽くすべきは国家であり、国民であって首相の個人的な思惑では断じてありません。

今回の決済文書改竄問題でも、朝日新聞の報道及び野党の有無についての質問に対し、財務省は明確に否定しない姿勢に終始しています。もし、そのような事実が全くないのであれば、即座に否定できる筈であり、そうしなければなりません。しかし、現実には言葉を濁すだけでは事実関係を認めたも同然です。

財務省は国家予算の管理や徴税などの税務を行う、省庁の中でも特に重要な機構ですが、その運用の実態がこれでとても財政を任せられる状態ではありません。今回の問題の当事者である佐川氏と省のトップである麻生大臣の責任は重大ですが、単に二人の首を切って済む話ではなく、このような歪んだ行政がまかり通る財務省全体の責任を厳しく問い、適正な運営が行われる組織に正さなければなりません。

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2018年3月 8日 (木)

イチローがマリナーズへの入団会見

既に入団については確実視されていましたが、イチロー選手(44歳)がメジャーリーグ古巣のマリナーズへの復帰が決まり、日本時間の8日に入団会見を行いました。イチロー選手は、昨年はマーリンズで代打として出場していましたが、チームの若返り構想から外れ自由契約となっていましたが、これまで獲得に乗り出すチームがなく、去就が注目されていました。

今季、マリナーズは主力選手が次々と故障して戦力を補強する必要に迫られ、過去にチームで実績のあるイチローを獲得したものです。契約期間は1年となっていますが、彼の年齢を考えれば仕方のないことで、一年一年が勝負の年となります。これまでの経緯から、マリナーズが最後のチームとなる可能性が高いものと思われますので、ここで悔いのないように最高のプレーを披露して欲しいものです。

それにしても40歳を超える選手が活躍することさえ珍しいメジャーリーグで、体力に恵まれない日本人選手が44歳でなおプレーすると言うことはそれだけで大変な偉業ですが、是非結果を残して欲しいと望むのは期待が過ぎますでしょうか。

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2018年3月 7日 (水)

韓国政界の闇

オリンピックも終わり、文在寅政権の舵取りが注目されていましたが、大統領特使と金正恩委員長の会談が行われ、4月に板門店で南北首脳会談が行われることが決定し、大きな話題となっています。しかし、これまでの太陽政策などが北のミサイルや核開発に利用された経緯を見ると、今回も時間稼ぎの疑いを拭い去ることはできず、手放しで歓迎はできないと思います。

さて、そんな韓国政界ですが、前大統領の朴槿恵氏に収賄容疑としては異例と思える懲役30年が求刑されて驚いていましたら、更に二つの新たな事態が発生しています。

一つは文大統領と与党内で大統領予備選を戦った安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事(53)が女性秘書に性的暴行を加えたとして6日に辞任したことです。安氏は次期大統領の有力候補と見られていただけに文氏にとっても痛手になるかも知れません。

二つ目は元大統領の李明博氏に対する収賄容疑で検察から出頭要請が出され、逮捕の意向であると伝えられたことです。李明博氏については以前から近親者に逮捕者が出たりしていましたが、本人にまで嫌疑が及ぶとは驚きです。韓国では大統領経験者が度々罪に問われていますが、朴前大統領の裁判が終わらない内に、新たな逮捕者が出るとしたら、大変な事態ではないでしょうか。

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歴代の大統領をさかのぼって一覧にしてみました。色が付いているのが、命を落としたり逮捕された大統領です。こうして見ると、金銭がらみの事件が多いことが判りますが、何故同じことが繰り返されるのか不思議でなりません。また、所属政党を見ると、見事にそれ違っています。政党名は退任時のもので、就任当初は違う場合が多いのですが、在任中に政党名が代わっているのは、それだけ権力が大きいからかもしれません。

我が国も田中角栄元首相の逮捕がありましたが、以後総理経験者の逮捕劇は起きていません。韓国の大統領は熱気の中に拍手で迎えられますが、退任時には罵声を浴びるような扱いを受けることが繰り返されていますが、国民の政治に対する姿勢について、そろそろ真剣に考える時期ではないでしょうか。勿論我国もですが。

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2018年3月 6日 (火)

F-2戦闘機後継問題で各社が報道

新型ステルス戦闘機のF-35Aが航空自衛隊三沢基地に配備が開始されましたが、現在三沢基地や築城基地に配備されているF-2戦闘機が2030年代には退役する見通しであることから、将来型戦闘機の研究が行われており、来年度予算で国産戦闘機「F-3」の開発に着手するものと見られていました。

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将来戦闘機のモデルの一つですが、F-22のフォルムに良く似ています。

ところが政府は平成30年度の防衛費に「F-3」の開発予算を計上せず、開発着手は見送りとなっていました。これに関連して昨日、朝日新聞が「国産を断念する方向で最終調整に入った」とセンセーショナルに報じ大きな波紋を呼びました。

本日になって読売新聞が「F2後継機、国産断念へ…採算面で疑問視する声」の見出しで、産経新聞が「空自戦闘機F2後継、米英企業と共同開発も視野 防衛省が情報要求書を提出 」と一斉にこの問題を取り上げています。

では政府は何故国産戦闘機を開発したいのかと言えば、航空機製造能力の維持と我が国の要求に即した機体の獲得のためです。老朽化したF-4戦闘機の後継として空自はステルス戦闘機のF-22を導入しようとしましたが、米議会の賛成が得られず、次善の策として同じくステルス戦闘機のF-35Aを選択しましたが、本当に欲しかったのはF-22でした。

次期国産戦闘機「F-3」として、この手に入れられなかったF-22が持っている能力を獲得しようとしたのは当然の要求と言えるでしょう。但し、技術が高度化するのに伴い開発費が高騰していることも見逃せません。かつては1機当たり数千億円とみられていた開発費は1兆円以上と見積もられています。これを一国で負担することの財政力や妥当性について様々な議論が起こるのは当然です。

各紙とも今後の行方については断定しておらず、政府の判断も確定はしていないと見られますので、推移について注視したいと思います。

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2018年3月 5日 (月)

のぞみ台車事故の原因について

JR西日本ののぞみが、異音がしたまま走行を続け、停車して調べたところ破断寸前であった事故の原因が、川崎重工での作業ミスによるものだったことが明らかになって大変驚きましたが、作業ミスの内容について報道を見る限りではイマイチ理解ができませんでした。

ところが、今朝の東洋経済ONLINEの記事を読んでやっと納得がいきました。

http://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180305-00211007-toyo-bus_all&p=1

疑問点は二つありました。台車が重要部品であり、その強度は部材の厚みによって左右されるのに何故半分になるまで削ってしまったのかと、何故現場で削る必要があったのかの2点です。

まず、削る必要性については、川重に支給された台車がプレス精度が悪くて平面が確保されておらず、相手材と溶接するのに具合が悪かったことによるものと解りました。

また、何故削り過ぎてしまったのかについては、現場主任が平面を確保するために作業者に削ることを指示しましたが、当然許容範囲の0.5ミリを超えて削ることはないと考えていたところ、作業者は許容範囲が0.5であることを知らず、大幅に台車を削り込んでいたこと。作業後に台車の厚みを確認しておらず、薄くなったことを検知できなかったことによるものです。

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東洋経済の記事を元に図を作成してみました。実際の部品を見ていませんので想像ですが、図-1が正常な台車、図-2が平面が出ていない台車、図-3が削り込まれた台車の想像図です。なるほど平面を出そうとすれば、相当削り込む必要があることが理解できます。
この2点は製造現場で間々起きる事象で、それによって今回のような品質問題が起こるのも間々あることです。

前工程の作業が図面通りに仕上がっておらず、現場での対応を迫られる問題ですが、本来は前工程で解決されるべき問題で、現場で対応してしまったために根本的な解決がされなくなってしまいました。もし問題をフィードバックしていれば、前工程が改善されて、このような問題は起きませんでした。

また、作業指示を口頭で行い、作業結果について確認を怠ったことにより異常作業を見逃すことも不良が発生する要因の一つです。これを防ぐには、作業方法について図示し、ポイントを明確にすることです。この場合、台車強度を損なうことは厳禁なので削る量は0.5ミリ以内、0.5ミリ以内であることを確認する確認方法まで決める必要がありました。口答だけで指示した場合、相手が誤って指示を理解したり、指示された範囲を拡大解釈してしまうことは良く起こります。それらを防止するために作業マニュアルがあり、作業結果を記録して作業の確実性を確保する訳ですが、この現場ではどうもこのようなことが軽視されていた可能性が感じられます。

幸い今回は事故に至らず、異常作業された台車が明確になって年内に全ての交換が終わると言うことなので、一安心ですが、同様の事例が他部品でも行われている可能性がありますので、更なる検証が必要ではないかと考えます。

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2018年3月 4日 (日)

中日新聞が水陸機動団の批判記事

防衛省は、今月27日付で陸上自衛隊の新しい部隊である水陸機動団を創設しますが、本日の中日新聞が社説で「水陸機動団は有効か」と題する批判記事を載せていました。水陸機動団は離島防衛を任務とし、オスプレイやAAV-7水陸両用車を装備するなど米軍の海兵隊をお手本としています。

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海から上陸するAAV-7。 (出典:防衛省)

この記事についてはWeb版には載っていないので、直接の紹介ができないのですが、東京新聞論説兼編集委員の半田滋氏が同内容の記事を現代ビジネスに寄稿していましたので、こちらの双方のURLを紹介します。社説についてはこの記事をベースにしたのではないかと思われるほど骨子が似ています。

http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2018030402000109.html

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54688

社説を要約すると以下の通りです。

①一旦占領された離島奪還には航空優勢・海上優勢が必要になるが、そもそも事前に必要な部隊を配置しておけばオスプレイやAAV-7は不要ではないか。

②想定されるシナリオとして尖閣諸島を中国が占拠する際、近隣の島嶼についても占領するとしているが、中国は尖閣以外の領有を主張していない。

③オスプレイやAAV-7を揚陸するための輸送艦が不足しており、保有する全装備を一度に揚陸できない。

④部隊の一部を沖縄に配置する構想があるが、住民感情を考慮して妥当なのか。

まず②の中国の領土主張云々は全く当てになりません。尖閣諸島についても以前は全く関心を寄せていませんでしたが、1970年代に周辺の海底に油田があると解った途端、突如として領有権を主張し出しており、今後他の島々についても同様の主張をしない可能性はありません。昨今の南シナ海のサンゴ礁の軍事占拠の手法を見れば、いつ主張し出しても不思議はありません。

①については、事前に狭い島内に大量の部隊を配置すれば、そこを狙い撃ちされるリスクがありますので、奪還するシナリオが妥当です。

③については相手があることなので一概に言えませんが、相手の戦力によって複数回に分けたり、一度に投入する必要があるかが違ってきますので、これをもって意味がないとは言えません。増強を含め他の手段を講じる必要がありますが、これから発足する部隊なので、陣容を整えるのに時間がかかることは仕方ありません。

④これについては何とも言えませんが、海兵隊と置き換わる形で配置するなど工夫が必要かも知れません。また、今後中国の軍事的圧力が強まれば、自分達の土地や安全をを守ってもらう部隊なので、大きな反対は起こらないことも考えられます。

問題を指摘し、批判することはジャーナリズムとして当然ですが、希望的観測だけで安全保障を語っても、国民の同意は得られないのではないでしょうか。

※3月5日追記 

中日新聞の社説が紙面のみと書きましたがWeb版に掲載されておりましたので、この部分を抹消し内容を訂正しました。

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2018年3月 3日 (土)

残念な九代目林家正蔵の増長

三遊亭好楽の3番弟子で5月に真打ちに昇進する三遊亭好の助の「林家九蔵」襲名が取り止めになるそうです。。「林家九蔵」は好楽が、8代目林家正蔵に入門し17年間名乗った名前でしたが、8代目の没後に5代目三遊亭円楽門下に移り、好楽と改名したいきさつがあります。

今回、弟子の好の助の真打ち昇進を機に、愛着のある前名の九蔵を贈ることを決め、8代目正蔵の遺族や一門の兄弟子の林家木久扇に相談し了解を取り付け、好の助を3代目九蔵とすることで、昨年末に所属する「5代目円楽一門会」で発表し、襲名に向けて準備していました。ところが、9代目の林家正蔵と正蔵の母である海老名香葉子氏から九蔵襲名にクレームが付き、襲名を断念することとなりました。

その理由と言うのが何とも理不尽なもので、正蔵曰く「三遊亭に行かれたんだし、その一門で林家はおかしいでしょうというお話はしました。(落語)協会を出て行った方ですし、落語界であしき前例を作るのは良くないとは申し伝えました。名前を取り上げるとかそういうことは言っていません」とのことですが、正直呆れ果てました。

そもそも噺家の亭号(三遊亭や林家などの名字に相当するもの)は自由で、他人にどうこう言われる筋合いは一切ありません。また、九蔵の名前は師匠の8代目が好楽に名付けたもので、海老名家とは一切のかかわりがないものです。しかも好楽が林家門下から三遊亭門下に移ったのは師匠の8代目正蔵が死去したことによるもので、好楽個人の責任ではありません。

9代目は自分一人で大きくなったようなつもりでいるようですが、正蔵の名跡が今日までつながったのは8代目の功績が大変大きかったことによるものです。形の上で7代目の遺族であった蛯名家から借りた形になりましたが、8代目が大いに精進して大切に守り、遺児である9代目に継がせるために生前に返却して自身は彦六を名乗って身を引いた訳で、蛯名家は8代目関係者に感謝こそすれ、文句を言える立場ではありません。

しかも円楽一門が落語協会を離脱していることを揶揄していますが、これも6代目三遊亭圓生が、真打の粗製乱造に業を煮やして反旗を翻したもので、師匠の方針に弟子である好楽が逆らえないのは当たり前のことなのに、この期に及んでそのことを取り上げるのは人間性が欠落しているとしか思えません。こんな人間が人情噺を演じるなど、それこそ笑い話です。

また海老名香葉子氏は林家三平の未亡人ですが、7代目にとっては息子の嫁の立場でしかなく、噺家でもないのに他人の襲名に横槍を入れるとは恐れ入谷の鬼子母神です。正蔵が奇しくも言った「落語界に悪しき前例を作るのは良くない」はそっくりそのまま海老名家に返してやりたい心持です。 angry angry angry

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目がかゆ~い

3月に入り今日はひな祭りです。娘が結婚して家を出てから段飾りのひな人形を飾ることもなくなりましたが、勝手なもので3月3日になるとなんとくなくもう一度段飾り見たくなるのは困りものです。

さて2、3日前から目に違和感を感じていましたが、昨日になってはっきりとかゆみを感じるようにました。今年ももう一つの春の使者、花粉症の到来です。洗眼薬で洗浄すれば、症状が緩和するので、早速昨夜ドラッグストアーで購入しました。

私の場合、症状は年毎にアレルギーの程度が違うので、今年はどうなるのか戦々恐々としていますが、それでも一時期の目玉を取り出して洗いたくなるほどの目のかゆみはなくなったので、ありがたくない風物詩として受け入れています。

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2018年3月 2日 (金)

長距離空対空ミサイル保有論

先月の20日、ロシアの戦略爆撃機Tu-95 2機が北海道から沖縄までの太平洋沿岸域を往復飛行し、小野寺防衛相が記者会見で懸念を表明しましたが、これについてはあまり心配する必要はないのではないかと考えます。これはロシアが我が国の太平洋側までノコノコ攻撃に出て来ることは考えにくいからで、この飛行は情報収集、もしくは長距離飛行訓練目的と考えるのが妥当ではないかと思われます。

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2月20日のTu-95の飛行ルート (出典:防衛省)

それよりも懸念されるのは中国軍機で、最近は盛んに我が国周辺を情報収集機が飛行して電波情報を収集しています。これに対しても空自機がスクランブルをかけて対処していますが、空自機の装備は中射程のAAM-4と短射程のAAM-5で、AAM-4の射程は100Kmほどと言われています。

中国軍の装備で注意が必要なのがH-6爆撃機で、航続距離が6000Kmで空中発射式の巡航ミサイル4発を搭載可能です。こちらは長い航続距離を生かして、太平洋側から我が国の基地を遠方から攻撃する能力を持っているからです。

これに対して100Kmまで接近して攻撃しても、それ以前に巡航ミサイルを発射されては何にもなりません。従って、より遠方からより発射できる射程の長い対空ミサイルが必要になるのではないかと考えます。

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上の地図は中国本土から空自の那覇基地、築城基地までの距離ですが、中国の沿岸域からでも十分巡航ミサイル攻撃が可能なことが判ります。現在のF-35B導入論議もこうした中国の巡航ミサイル攻撃を考えた場合の対応策の一つですが、長射程対空ミサイルの保有も巡航ミサイル攻撃に対して有効ではないかと考えます。我が国は超音速対艦ミサイルのASM-3を開発しましたが、手っ取り早いのが、これを対空ミサイルに転用する方法です。対空ミサイルを対艦攻撃に用いる戦術がありますが、こちらはその逆バージョンです。対艦ミサイルは対空ミサイルのような機動性はありませんが、相手が爆撃機なので超音速で飛行すれば十分命中可能なのではないかと思われます。

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マッハ3で飛行すると言われるASM-3の概念図です。

ASM-3の射程は公表されていませんが、一説には200km前後ではないかと言われています。これは相手の探知を避けるため、空気密度の濃い海面すれすれを飛行するためで、空気抵抗の少ない高空を飛ぶことで射程は倍以上に伸びると考えられます。ロシアの超音速対艦ミサイルP-800は低空飛行では射程120Kmですが、高空を飛行した場合は300Kmと倍以上になっており、ASM-3も当然400Kmは超える筈です。しかも対空ミサイルの場合は対艦ミサイルよりも弾頭重量を軽くできるので、更に射程を長くできると思われます。

長射程の空対空ミサイルを保有することで、相手の攻撃パターンを制限できますし、侵攻時に随伴するであろう早期警戒管制機にも対処できますので、防衛力強化に資するのではないかと考えます。

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2018年3月 1日 (木)

言わずもがなは「F-35B」だった

昨日の衆議院財務金融委員会で、安倍首相はヘリ搭載護衛艦「いずも」の戦闘機搭載に向けた空母に改修する計画について、従来よりも踏み込んだ発言をしたようです。以下本日の中日新聞朝刊からの引用です。

「保有している装備について、今後の拡張性に関する客観的なデータを把握するなど、基礎的な調査を行うことは当然だ」と話した。

首相は政府が、いずも艦載機として検討する米軍のステルス戦闘機F-35Bが対地攻撃力を備えた機種だと認めた上で「われわれは憲法の範囲内で、そうした実力を行使する」と話した。

小野寺防衛相は8日の衆院予算委員会で、海上自衛隊のヘリ搭載型護衛艦「いずも」に艦載するのに適している最新の航空機の研究を、いずもの建造業者であるジャパンマリンユナイテッドに委託していたことを明らかにしていますが、機種について具体的な名前は挙げていませんでした。

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F-35B (出典:米軍海兵隊HPより)

昨年末以来、これまで報道された内容を総合すれば搭載を研究する航空機はF-35Bであることは言わずもがなのことでしたが、正式に首相が口にしたことで、政府の強い意向であることがはっきりしました。これからの動きとしては、岩国に駐留する海兵隊のF-35Bを訓練目的で「いずも」に着艦させてみるのではないかと思われますが、今後の推移が注目されます。

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ヘリ搭載護衛艦「いずも」 (出典:防衛省)

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