« 明日は関東でも雪の予報 | トップページ | 中国海警局が軍事組織化 »

2018年3月21日 (水)

自民安全保障調査会が「多用途防衛型空母」の導入を提言

自民党の安全保障調査会は20日の会合で、次期「防衛計画の大綱」に向けた提言の骨子案をまとめましたが、その中で「多用途防衛型空母」や揚陸艦などで短距離での離発着が可能なF-35B戦闘機の取得を織り込んでいます。

「多用途防衛型空母」と言うのはこれまでになかった呼称ですが、これはこれまでの政府答弁で、「攻撃型空母」の保有は憲法が禁止していると言う見解に沿った表現にしたことや、空母や強襲揚陸艦と言う表現を避けるために使った「多用途揚陸艦」の名称を意識したものではないかと考えます。

この提言では「空母」を新造するのか、それとも既存の「いずも」などのヘリ搭載護衛艦の改修を目指しているのかが不明ですが、「多用途防衛型空母」と言う新たな艦種まで打ち出したことからみて、アメリカ級強襲揚陸艦(基準排水量25278トン)並みのサイズの新型艦を建造する意図なのではないかと思われます。「いずも」などの改修があるとすれば、この新造艦が就役するまでの空白を避けるために、ショートリリーフでの投入を考えているのかも知れません。また、仮に新造した場合でも、定期整備などを考えれば1隻だけでは運用に穴があきますので、その場合は「いずも」などが任務を引き継ぐことが可能となります。

いずれにしても、中国が空母「遼寧」を実践配備し、新たに複数の国産空母を建造中との情報がありますので、我が国としても手をこまねいてはいられない状況となっています。

P8040078

「いずも」よりも一回り小振りな護衛艦「ひゅうが」です。「ひゅうが」からもF-35Bの運用は可能とされていますので、F-35Bが導入されれば、海上自衛隊の防空能力が飛躍的に高まることが想像されます。実際の導入までは紆余曲折が予想されますが、中国軍の軍拡が進行中となっていますので、一日も早い自衛隊の艦上航空部隊の発足を期待したいと思います。

|

« 明日は関東でも雪の予報 | トップページ | 中国海警局が軍事組織化 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/171584/66519064

この記事へのトラックバック一覧です: 自民安全保障調査会が「多用途防衛型空母」の導入を提言:

« 明日は関東でも雪の予報 | トップページ | 中国海警局が軍事組織化 »