今年もカタクリ山へ
今年はいつになく桜の開花が早いようで、東京では例年より10日も早く満開を迎えたそうです。あまりに開花が早かったので、お花見の予定が狂ってしまった人が続出しているそうですが、これも自然相手のことなので仕方ありません。ところで、桜の季節になると、私にはもう一つ気になる花があります。
それはカタクリです。何年か前、たまたま登った山でカタクリの花に出会って以来、手術で入院していた年を除いて毎年花を見に登っています。ところが昨年は開花が遅れ、いつも通りの時期に行ったところ、花が開いておらず、後日改めて登り直す羽目になりました。そんなことがあったので、今年は大丈夫だろうかと、一抹の不安を抱えながら、昨日カタクリ山に行ってきました。
登山口にあるマンサクの花。例年、満開か満開を過ぎているのに、今年は咲始めだったので、不安が募ってしまいました。
山道を辿って行くと陽だまりにアカタテハの姿が。これは案外いけるかもしれないと、気持ちが軽くなりました。
今年もササを刈ってくれてあったので、こんな写真も撮り易くなりました。
一般的にカタクリは広葉樹の林に咲くことが多いようですが、それは腐葉土が豊富にあるからではないかと思います。ここは広葉樹が少ないので、土地がやせているせいか全体に花が小振りです。あまり切り開きが進むと、落ち葉そのものがなくなってしまいかねないので、今後どうなるのか少し気がかりです。
花弁の内側の模様もしっかりとのぞいています。日差しがないのが残念です。
カタクリの花は、正式には花弁ではなく花被と言うことらしいのですが、ここでは花弁と言うことにしておきます。通常は花弁は6枚なのですが、7枚8枚のものもあるそうです。左側の花もよく見ると花弁が8枚ありました。
他所では盗掘の話も聞いたりしますが、幸いここは荒らされることもなく、今に至っています。山上のお花畑がこの先も続くように祈りながら、今年も元気をもらって山を下りました。
| 固定リンク
コメント